ジャカルタ州政府 Jakarta Smart Cityと、交通カーボンクレジット認証のSpatial Pleasureが交通渋滞解決に係る共同分析について覚書締結。
TOD(Transit Oriented Development)における環境便益評価
株式会社Spatial Pleasureは、2023年5月24日、Jakarta Smart CItyと交通渋滞に係る共同分析について覚書を締結致しました。覚書の署名には、Jakarta Smart City、HeadのYudhistira Nugraha氏が立ち会いました。Jakarta Smart Cityは、ジャカルタ州政府通信・情報・統計課のもと、複数の行政部局間におけるデータの統括を行うことで都市の問題を解決することを目的に、2015年に立ち上げられた政府主導組織です。
左からSpatial Pleasure 代表 (鈴木 綜真)、Jakarta Smart City Head(Yudhistira Nugraha氏)
■本取り組みの背景
ジャカルタは世界で最も交通渋滞が酷い都市の1つです。ジャカルタ市民は1人あたり、年間33,240回ストップ・アンド・ゴーを行っており、平均して人生の10年間を交通渋滞に費やしている状態にあります。また、ジャカルタの大気汚染の70%が自動車によるものと推定されており、交通渋滞の解決は国家レベルで重要な課題です*。
交通渋滞を解決するため、近年ジャカルタではBRTやLRTの開発などを主軸とするTOD(Transit Oriented Development)が精力的に取り組まれています。Spatial Pelasureでは、バスやシェアサイクルなど、交通手段の環境便益を評価することにより、カーボンクレジットを発行するためのDMRVソフトウェアを開発を進めております。この度のJakarta Smart Cityとの連携を通して、TOD文脈の大型の都市開発におけるシミュレーション、環境便益評価への参入を行なって参ります。
*TIME | These Cities Have The Worst Traffic in the World, Says a New Index (https://time.com/3695068/worst-cities-traffic-jams/)
■株式会社DGインキュベーション 取締役CIO 前川 雅彦⽒からのコメント
弊社は、この度のJakarta Smart CityとSpatial Pleasure社との連携を心よりお慶び申し上げます。デジタルガレージ(DG) は、デジタルマーケティング、決済ソリューションサービスといったDGの事業との連携も含め、グローバルでのスタートアップ投資に力を入れ、投資先の海外進出支援にも力を注いできました。今後もそのネットワークを生かし、Spatial Pleasure社が国境を越えて成功するために、既存投資先との連携も含め、グローバル展開をサポートして参ります。
■Spatial Pleasure 概要
事業内容 : 交通領域に特化したDMRVソフトウェア開発
運営会社 : 株式会社Spatial Pleasure
代表者:代表取締役 鈴木 綜真
所在地:〒155-0032 東京都世田谷区代沢4丁目10−4 Orbit302
設立:2019年 5月
公式HP:https://spatial-pleasure.xyz
問い合わせ先 : contact@spatial-pleasure.xyz
■Jakarta Smart CIty 概要
部署 : ジャカルタ州政府通信・情報・統計課
ヘッドディレクター:Yudhistira Nugraha
所在地:Gedung Balai Kota DKI Jakarta, Jl. Medan Merdeka Sel. No.8-9, RT.11/RW.2, Gambir, Kecamatan Gambir, Kota Jakarta Pusat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 10110 Indonesia
設立:31st dec 2014
公式HP:https://smartcity.jakarta.go.id/
問い合わせ先 : smartcity@jakarta.go.id
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