早期健常時からのセルフ認知機能検査の研究成果が、国際的な医学誌(Dementia and Geriatric Cognitive Disorders)に掲載

株式会社脳活性総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役:太田 芳徳 以下「脳活総研」)の検査監修を行う東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授 佐藤 正之 先生を中心とした共同研究チームは、オンラインテストにより早期からの認知機能の変化を測定する手法を開発し、その研究成果が2021年6月16日付で国際的な医学誌「Dementia and Geriatric Cognitive Disorders」に掲載されましたのでお知らせいたします。
概要
当社は、認知機能をオンラインで簡単にセルフチェックすることが可能な、脳活性度定期検査「脳検」を開発しました。近年急速に高齢化が進む日本では、認知症や認知機能低下は大きな社会課題となっています。

既存の認知機能検査においては、「認知症かどうかを判定する」に留まり、加齢に伴う認知機能の変化を早期に察知することは難しいとされていました。そこで、本研究チームは、オンラインで検査が完結し、5つの検査項目からなる新しい認知テスト「脳検」を開発、加齢と共に直線的に低下する認知機能をスコア化しました。これにより、被験者の認知機能を、平均的な老化のスピードと比較することが可能となり、認知機能の低下をより早く検出できます。上記の研究成果についてこの度、認知症と高齢者の認知機能障害についての医学専門誌である「Dementia and Geriatric Cognitive Disorders」に掲載されました。
「脳検」を毎年の健診で施行することにより、認知機能の低下を早期に把握し、非薬物療法の導入や生活習慣の改善によって認知症への進展のリスクを軽減できると期待されます。さらに先週、米食品医薬品局(FDA)がアルツハイマー病の治療薬として、米Biogen社の「Aduhelm」(アデュカヌマブ)を迅速承認しました。同薬は病初期に投与するほど有効性が高いと言われていますが、投与対象者をどのように選定するかが大きな課題です。同薬が治療効果を発揮するには、脳にアミロイドが沈着していることが必須ですが、そのための画像検査であるアミロイドPETは非常に高価で、かつアミロイドの沈着があっても必ずしも認知症を発症するわけではありません。「脳検」により認知機能の低下のスピードが正常よりも速い人を対象にアミロイドPETを行うことにより、アデュカヌマブの適用者をより適切に検出できるだけでなく、医療費の有効活用にも役立つと期待しております。

研究概要
5000人の被験者に、5つの分野(数の記憶、言葉の記憶、空間把握、記憶と計算、変化推理)で構成されたオンライン検査を行いました。この結果について、平均と標準偏差を使用して標準化しました。次に性別と年齢ごとの平均認知スコアを計算し、通常の加齢による認知機能の変化を検証したところ、全ての結果は加齢と共に直線的に減少しており、それぞれ一次方程式で表すことができました。

このテストを繰り返し実行することにより、認知機能の低下の度合いを評価することが可能になります。認知機能の低下率が、通常の老化で見られる予測値よりも大きい場合、被験者は生活習慣の改善、早期の治療開始の契機となり得ます。なお、本研究は東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座との共同研究で行われました。

原論文情報
「Online Tool (Brain Assessment) for the Detection of Cognitive Function Changes during Aging」
(加齢中の認知機能の変化を検出するためのオンラインツール[脳検])
https://www.karger.com/Article/Abstract/516564

発表者
佐藤正之(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授)
田部井賢一(東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 産業技術専攻 助教)
太田芳徳(脳活総研 代表取締役)
藤田彩子(脳活総研)

■脳活性度定期検査「脳検」について
URL  https://www.nouken.jp/
検査名称 脳活性度定期検査(脳検)
検査方法 パソコン、タブレット、スマートフォンで受検
検査監修 東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座    特任教授 佐藤 正之 先生

※問題について
●数字の記憶:並んだ数字を覚え、覚えた数字を次のページで、左から順に、または右から順に答える問題です。短期的な記憶力を測ります。
●言葉の記憶:6つの単語を覚え、覚えた後に別の問題を2、3解きます。その後提示される単語が、先に覚えた6つの単語かどうかを答える問題です。
●空間把握:積み木で作った立体を、複数回転させたものがあり、その中から、違うものを選ぶ問題です。
立体や空間を把握する力を測ります。
●記憶と計算:画面に出てくる数字を覚え、次の画面に出てくる​数字と足します。前後の2つの数字の​足し算を繰り返していきます。記憶と計算する力、ルールを理解する力を測ります。
●変化推理:図形がルールに従って変化しています。その変化を推測します。規則を読み取る力を検査します。

■脳活総合研究所(脳活総研)について
昨今、認知症に関する様々な報道がある中、健常時から予兆に気づくことで、病気を未然に防いだり、認知機能を改善したりできる研究が進められています。
脳の状態を早期から把握し、個々の状態にあった対処をすることで、認知症を防ぎ、豊かで健康な生活を送ることが可能になるといわれています。
脳活総研は、ひとりでも多くの方の脳を健康な状態に保ち、活性化することで、社会全体の活性化を実現したいと考えています。

<会社概要>
会社名  株式会社脳活性総合研究所
代表者  代表取締役 太田 芳徳
所在地  東京都千代田区有楽町 2-10-1 東京交通会館 6F
設立  2019 年 2 月 15 日
事業内容  脳の活性度・認知機能を検査するテストの開発・販売
会社HP  http://nokatsusoken.co.jp/
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. 株式会社脳活性総合研究所 >
  3. 早期健常時からのセルフ認知機能検査の研究成果が、国際的な医学誌(Dementia and Geriatric Cognitive Disorders)に掲載