Enterprise Singapore主催の「SWITCH2023」・独立行政法人日本貿易振興機構JETRO主催の「Rock Thailand#5」に参加。
〜経口ワクチン事業のASEAN展開に向けたネットワーク構築へ〜
Rock Thailand#5での西村経済産業大臣(中央)との写真
イベント概要
・SWITCH2023(シンガポール:10月31日〜11月2日)
SWITCH (Singapore Week of Innovation & Technology)は、世界とアジアのイノベーション・エコシステムのリーダー、起業家、クリエイター、アクセラレーター、投資家が一堂に会するスタートアップイベントです。KAICOは、自社開発を行っている養殖魚・愛玩動物用経口ワクチンの海外市場参入を目指しており、アジアのハブ機能を持つシンガポールにおいて海外展開のためのネットワーク構築を目的として、福岡市のブース内に出展いたしました。ブースにはヘン・スイキャットシンガポール副首相が来訪され、現在事業化を行うブタ用経口ワクチンの次には、養殖魚・愛玩動物を対象とした経口ワクチンを開発している事を説明いたしました。ヘン副首相からはシンガポールの「A*STAR」と一緒に実証研究することをアドバイスいただき、今後はA*STARとの共同実証試験を目指していきます。
KAICOブースを訪れたシンガポール ヘン副首相(右)に説明する様子
・Rock Thailand#5(タイ:11月4日)
Rock Thailand#5は在タイ日本国大使館とJETROバンコク事務所が、農業分野や食料品の分野を中核事業とするタイ最大のコングロマリオットであるCP Groupとともに、日本の革新的なスタートアップとタイ財閥企業等の戦略的パートナーシップを生み出すことを目的としたピッチイベントです。第5回目となるこの度のイベントには、西村経済産業大臣も参加され、DXやバイオの分野を中心とした日本のスタートアップ10社からの新技術やイノベーションの提案が行われました。
その1社としてKAICO代表取締役大和が登壇し、海外展開を目指す動物用ワクチン事業についてのピッチを行いました。ピッチや交流会を経てCP Groupとのコネクションを構築し、今後の協業に向けて協議する機会を得ました。
KAICO代表取締役 大和建太 ピッチの様子
KAICO 代表取締役 大和建太のコメント
本イベント及び現地調査を経て、ASEAN市場での動物用経口ワクチンの需要が大いにあると感じました。シンガポールでは今後、養殖魚・愛玩動物にも対象を向けてヘン・シンガポール副首相からもアドバイスいただいた通り、A*STARとの共同実証試験へアプローチしていきたいと考えております。タイでは大手企業とのコラボレーションを図り、事業展開促進を図ってまいります。
KAICO代表取締役 大和建太
KAICOとは
KAICOは、『蚕で世界を変えていく。』というミッションのもと、難発現タンパク質の医薬品・診断薬・試薬を開発することを目的に、2018年4月に設立した九州大学発のベンチャーです。現在、蚕で作ったタンパク質抗原を用いて経口ワクチンとする特許を出願し、人用・動物用の経口ワクチン開発を行なっております。まずは、ブタ用経口ワクチン原料を飼料添加物として最終製品化し、初期市場であるベトナムでの販売開始を予定しており、今後さらにアジアを中心とした多国展開と、養殖魚・愛玩動物を対象とした経口ワクチン開発を目指していきます。
〈会社概要〉
会社名 KAICO株式会社
代表者 代表取締役 大和建太
設立日 2018年4月2日
本社所在地 福岡県福岡市西区九大新町4-1
事業内容
(1) タンパク質の受託発現
(2) 試薬・診断薬・医薬品原料の製造・販売
HP http://www.kaicoltd.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像