トンコハウス9周年記念!初の周年企画、第一弾を7月14日(金)よりスタート!
ピクサーのアートディレクターだった堤大介とロバート・コンドウが設立したアニメーションスタジオ、トンコハウス。2023年7月14日(金)に迎える9周年を記念し、周年企画を開催決定。
9周年を記念して、トンコハウスの共同代表である堤大介とCGWORLD編集長を務め、アニメーターとしてウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオでも活躍する若杉遼氏によるトークイベント開催を皮切りに、数々の企画を展開する予定。
今年25周年を迎えたCGWORLDと共に9周年のトンコハウス特集を実施するなど、トンコハウスの技術を一挙に学べる1年となる。第一弾では、過去のトンコハウスにフィーチャーした企画を展開する。
トンコハウス・堤大介とCGWORLD編集長 若杉遼氏によるトークイベントを無料開催。
「ピクサーを旅立ちONIでアニー賞を受賞するまで」と題し、アニメーション業界の第一線で活躍する堤大介のキャリアに迫る。CGWORLDのYouTubeチャンネルでライブ配信をするほか、トンコハウスのYouTubeチャンネルでアーカイブを配信する予定。
7月14日(金)より、2019年「トンコハウス映画祭」や2023年「トンコハウス・堤大介の『ONI展』」で開催したワークショップなどが再度購入が可能に。
アメリカ在住の堤大介とロバート・コンドウが来日して開催した貴重なワークショップなどをCGWORLDにて再度購入可能とする。9周年を記念して堤大介からのメッセージ動画も購入者限定で配信する予定。
短編映画『ダム・キーパー』、Huluで配信していた『ピッグ - 丘の上のダム・キーパー』のデジタル販売を開始!限定動画も。
短編映画『ダム・キーパー』、Huluで配信していた『ピッグ - 丘の上のダム・キーパー』のデジタル販売をトンコハウスオンラインショップにて期間限定で開始する。購入者には、公式ならではの限定動画も配信予定。9周年と共にトンコハウスの作品を楽しめる1年となる。
TONKO HOUSE OFFICIAL TICKET SHOP:https://dirtypals.stores.jp/
トンコハウスの礎を築いてきたメンバーによるトークも予定。
短編映画『ダム・キーパー』制作に携わり、ゴキンジョで活躍中の長砂ヒロ氏や『ONI』でアニメーションスーパーバイザーとして活躍し、アニー賞ベストキャラクターアニメーション・シリーズ部門にノミネートされた中村俊博氏を招いたトークも企画中。堤大介と共にトンコハウスの歩みを振り返る予定だ。
7月11日(火)からは「トンコハウスの世界~ダム・キーパーからONIまで~」を川口市にある「SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム」にて開催。
韓国で開催して以来、約4年ぶりとなるトンコハウス展の開催。現在、制作中の短編映画『ボトルジョージ』の展示も予定しており、トンコハウスのすべてが見られる展示となる。
「トンコハウスの世界」公式サイト:https://www.skipcity.jp/event/vm/tonkohouse/
9周年を記念してトンコハウス・オフィシャルショップで特典も。
対象期間にトンコハウス・オフィシャルショップで購入してくださった方に先着でポストカードをプレゼント。他にも9周年ならではの企画も実施予定。
トンコハウス・オフィシャルショップ:https://shop.tonkohouse.jp/
※ポストカードはなくなり次第、終了となります。
※対象期間など詳細はトンコハウス・オフィシャルショップをご覧ください。
9周年を迎えてのコメントが届きました。
■堤大介 コメント(トンコハウス)
トンコハウスもお陰さまで9周年を迎えました。2023年には、アメリカと日本に拠点をもつ特徴を活かして制作した『ONI』が、第50回アニー賞において作品賞を含めた2冠を達成することができました。これは、たくさんの発見やインスピレーションを多くの方に届けるきっかけにもなったと思っています。
振り返ると、「なぜ、今この作品を作るのか」の「なぜ」にこだわり続けた9年間でした。そして、この旅はまだまだ続きます。
こうして僕たちが旅を続けられるのも、皆さんのおかげです。一緒に楽しんだり、ときには苦労を分かち合ったり、応援していただいたりと、旅の途中で出会った皆さんに改めて「ありがとう」をお伝えさせてください。
これからも皆さんと一緒にトンコハウスの旅を続けていければと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。
■若杉遼 氏 コメント(CGWORLD編集長)
トンコハウスができる前の時、私はピクサーでインターンをしていたときに堤さんと初めて出会いました。
その後、トンコハウスが誕生し、今回9周年を迎えることとなり、おめでとうございます!
過去の9年間で、トンコハウスのアーティストの皆さんは本当に素晴らしい作品を数多く作ってこられたと思います。トンコハウスの人を魅了する力は観客にとどまりません。
トンコハウスの作品は単に素晴らしいだけではなく、そのクオリティの高さや独自の世界観のユニークさから、観客以上にアーティストたちに常に「参加したい!」と思わせる魅力があります。
また、今回CGWORLDで特集させて頂きましたONIの作品などでは、作品制作における「意味」まで考えられており、作品を作る事自体で海外や日本という枠組みを超えてこの業界に新しい扉を開かれてきたと思います。
これからも、トンコハウスがどんな新たな扉を開いていくのか楽しみです!
トンコハウスとは?
ピクサーでアートディレクターを務めていた堤大介とロバート・コンドウが、2014年に短編映画『ダム・キーパー』を共同監督したことをきっかけに、2014年7月にカリフォルニア州バークレーに共同設立したアニメーションスタジオ。『ダム・キーパー』は2015年に第87回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたほか、世界各地で25の賞を受賞、75の映画祭で上映された。2016年制作の短編映画『ムーム』は世界8ヵ国の映画祭で24の賞を受賞。2017年、日本のHuluで配信されたエリック・オー監督の『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー』は、配信後にNHKでも放送された人気作品。2023年には“アニメーション界のアカデミー賞”と称される映画賞・アニー賞にて、Netflixシリーズ『ONI ~ 神々山のおなり』が、作品賞、プロダクションデザイン賞をダブル受賞。2019年からは石川県金沢市にもスタジオを構え、日米の2拠点で作品を制作している。
Tonko House 公式サイト:https://www.tonkohouse.com/
プロフィール
■堤大介
東京都出身。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒業。ルーカス・ラーニング、ブルー・スカイ・スタジオなどで 『アイスエイジ』や『ロボッツ』などのコンセプトアートを担当。2007年ピクサーに招聘されアートディレクターとして 『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』などを手がける。2014年7月ピクサーを去りトンコハウスを設立。初監督作品『ダム・キーパー』は2015年米アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネート。2021年には日本人として初めて米アニー賞のジューン・フォレイ賞を受賞。一冊のスケッチブックに71人の著名なアーティストが一枚ずつ絵を描き、手渡しで世界中を巡るというプロジェクト『スケッチトラベル』の発案者でもある。
■若杉遼 氏
2012年にサンフランシスコの美術大学Academy of Art Universityを卒業後、Pixar Animation StudiosにてCGアニメーターとしてキャリアを始める。2015年にサンフランシスコからカナダのバンクーバーでCGアニメーターとレイアウトアーティストとして活動中。また、CGアニメーターとしての仕事の傍ら、CGアニメーションに特化したオンラインスクール「AnimationAid」を創設、現在も運営のほか講師としてクラスも教えている。
これまでに参加した作品は『アングリーバード』(2016)、『コウノトリ大作戦!』(2016)、『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』(2017)、『絵文字の国のジーン』(2018)、『スモールフット』(2018)、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)、『ミッチェル家とマシンの反乱』(2021)、『モンスター・ホテル4』(2022)など。
■長砂ヒロ 氏
イラストレーター、作家。アカデミー賞ノミネート作品『ダムキーパー』に、リードペインターとして参加。NETFLIX配信『Go!Go!コリー・カーソン』ではリードカラーアーティストとして参加。現在は独立しプロジェクト「ゴキンジョ」の立ち上げや、ポケモンなどのアニメ作品に参加したり、作品制作、アーティストの育成プロデュースなど精力的に活動中。
■中村俊博 氏
ゼネラリストとして日本で『NHKスペシャルドラマ 坂の上の雲』などのCG映像制作に携わった後、2010年に渡米し、サンフランシスコのAcademy of Art UniversityでCGアニメーションを学ぶ。在学中の2013年に、短編アニメーション映画『ダム・キーパー』にAfter Effectsアーティストとして参加。卒業後、Sony Computer Entertainment America(現・Sony Interactive Entertainment America)でのアニメーション・インターンを経て、現在はトンコハウスに所属。『ONI』ではアニメーションスーパーバイザーを務めた。
CGWORLD 2023年8月号 vol.300 について
CGWORLDの節目となるvol.300では、連載「編集長が聞く 〜作り手たちの物語〜」を拡張し、Netflix シリーズ『ONI 〜 神々山のおなり』を全50ページにわたって特集する。トンコハウスと堤 大介監督が描いた闇と光の物語は、様々な「扉」を開いていった。その作り手たちの物語を通して、これから開くべき「扉」を探る。
CGWORLD 2023年8月号 vol.300
特集:編集長が聞く 〜作り手たちの物語〜 『ONI 〜 神々山のおなり』
判型:A4ワイド
総ページ数:112
発売日:2023年7月10日
価格:1,540 円(税込)
取材依頼 / お問い合わせ
取材依頼は、以下メールアドレスへご連絡ください。
Tonko House Japan
長砂、後藤
Mail:thjp@tonkohouse.com
Twitter:@TonkoHouseJapan
Instagram:@tonkohouse_japan
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