【RCIJリスクリサーチ】飲食店の異物混入に関する意識調査

異物混入で「SNSに投稿する」30〜40代が最多、子どもの有無で“外食行動”に10ポイントの差

​日本で唯一のコミュニケーション戦略におけるリスク管理に特化したカリキュラムを展開する一般社団法人 日本リスクコミュニケーション協会(略称:RCIJ、代表理事:大杉春子)は、この度、「飲食店の異物混入に関する意識調査」を行いました。
今回の調査では、飲食店での異物混入ニュースに接した人のうち、47%が「外食にネガティブな変化があった」と回答。
また、自分に提供された料理に異物があった場合「SNSに投稿する」と答えた人は30〜40代で高く、さらに子どもの有無によって“店選びの慎重さ”に明確な差が出ることも明らかになりました。

調査結果サマリー

1|ニュースの影響は実生活に直結

 ・74%が「異物混入ニュースが増えた」と実感
 ・47%が「外食・テイクアウトの利用行動が変化した」
 ・子どもがいる家庭では“店選びに慎重”な人が+10pt(39.4%)

2|異物混入→“SNS投稿”するのは誰?
 ・自身に提供された料理に異物があったら「SNSに投稿する」人は5.6%
 ・特に30代(7.1%)・40代(8.7%)で高め
 ・20代は「LINE等で知人に伝える」傾向(28.3%)

3|“見たときの反応”も明確に差

 ・異物混入のSNS投稿を見た人の37%が「拡散したい」と回答

 ・「注意喚起で拡散」9.2%、「信頼性次第で拡散」25.2%

 ・20代の“拡散意欲”が特に高い傾向

【調査結果】

●4人に3人が「飲食店での異物混入に関するニュースを見聞きする機会が増えた」と感じている。

「最近、飲食店での異物混入に関するニュース(報道、SNS)を見聞きする機会は増えたと感じますか?」という質問に対して、「増えたと感じる」と答えた人が全体の74%となり、4人に3人はそういったニュースが増えたと感じていることがわかりました。

異物混入のニュースを見聞きした際、全体の47%で外食に対してネガティブな行動変容が見られた。

異物混入のニュースを見聞きした際、「利用する店選びに慎重になった」人は、子どもがいる場合39.4%、子どもがいない場合29.5%と、子どもの有無で約10ポイントの差があった。

「異物混入のニュースを見聞きした際、あなたの外食(テイクアウト・デリバリー含む)の頻度に変化はありましたか?」という質問に対して、13%が「頻度が減った」、34%が「利用する店選びに慎重になった」と回答。両回答を合わせた47%の人が”ネガティブな行動変容”を起こしたと言えます。

また、同質問に対して「利用する店選びに慎重になった」人は、子どもがいる場合39.4%、子どもがいない場合29.5%と、子どもの有無で約10ポイントの差が出る結果となりました。(「子どもがいない」には未婚者も含む)

Q. 異物混入のニュースを見聞きした際、あなたの外食(テイクアウト・デリバリー含む)の頻度に変化はありましたか? (n=305)

もしご自身が注文した飲食物に異物が入っていた場合、「SNS(X、Instagram、Facebook、TikTokなど)に投稿する」のは全体で5.6%だったが、年代別で見ると40代が8.7%、30代が7.1%と高い傾向にあった。

「もしご自身が注文した飲食物に異物が入っていた場合、どのような行動をとると思いますか?」という質問に対して、5.6%の人が「SNS(X、Instagram、Facebook、TikTokなど)に投稿」し、12.1%の人が「友人・知人にLINE等で伝える」と回答しました。

また年代別で見ると、20代では「LINE等で伝える」と回答した人が28.3%と他の年代よりも多く出ており、「SNSに投稿する」と回答した人は、30代が7.1%、40代が8.7%と高い傾向にありました。一方、50代以上ではそれらを選ぶ人は少なく、「店員を呼んで伝える」が20〜40代よりも多く回答されており、拡散行動よりも直接的な対応を選ぶ傾向が見られました。

Q.もしご自身が注文した飲食物に異物が入っていた場合、どのような行動をとると思いますか?(複数選択) (n=305)

●SNSで飲食店の異物混入に関する投稿を見た場合、約4割の人が拡散すると回答。

「SNSで飲食店の異物混入に関する投稿(写真や動画付き)を見かけた場合、あなたはその情報を拡散(リポスト、シェアなどSNS上での拡散)したいと思いますか?」という質問に対して、「注意喚起のためにすぐに拡散したい」が9.2%、「信頼できる情報源であれば拡散したい」が25.2%、「画像、映像としてインパクトのあるもの、面白いものは拡散したい」が2.6%となり、それらの”拡散行動”をとる人は合計で37%になることが分かりました。特に年代別では20代の半数が何らかの理由で「拡散したい」と答えており、拡散志向が高いことが読み取れます。

Q.SNSで飲食店の異物混入に関する投稿(写真や動画付き)を見かけた場合、あなたはその情報を拡散(リポスト、シェアなどSNS上での拡散)したいと思いますか?近いものをお選びください。 (n=305)

【調査概要】

調査期間:2025年4月15日~4月17日

調査主体:一般社団法人 日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)

調査対象:全国の男女

有効回答数:305名

調査方法:インターネット調査

【データ引用時のお願い】

本調査データを引用される際は、以下の出典を明記してください。

出典:一般社団法人 日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)「飲食店の異物混入に関する意識調査」

https://www.rcij.org/


■ 日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)について

RCIJは日本において唯一、コミュニケーション戦略(戦略広報)におけるリスク管理に特化したカリキュラムを展開している専門機関です。各業界の第一線で活躍する専門家が結集し、リスク管理から危機管理広報まで包括的に網羅したプログラムを提供しています。

団体名:一般社団法人 日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)

協会URL:https://www.rcij.org/about

資格講座URL:https://www.rcij.org/qualify

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一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会 事務局

E-mail:contact@rcij.org

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会社概要

URL
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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ14F
電話番号
03-6825-3020
代表者名
大杉春子
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年07月