食用コオロギを通じた“サーキュラーフード”に関する取り組みをキッザニアで学べる!株式会社グリラスがキッザニア初となるSDGsイベントに協力
イベント開始日:2021年12月15日(水)
キッザニアSDGsセンターは「来たる2030年が訪れた時に、こども達が持続可能な世界の実現に向けて自発的な行動を起こせるようになること」を目標とし、その第一歩としてこども達がSDGsに触れ、気づき、考える場を提供するパビリオンです。グリラスはその中で、日本国内における食品ロス問題の実情と、その解決策となり得る“サーキュラーフード”としての食用コオロギに関する会社の取り組みや、自社ブランド「C. TRIA(シートリア)」の商品を展示します。
サーキュラーフードについて
サーキュラーフードとは、持続可能な社会の実現にあたり、環境負荷の低減を目指し、かつ食品ロスを主要原料として活用すべく開発された新技術を用いて生産された循環型の食材及び食品のことを指します。中でもグリラスでは食品ロスを餌とした食用コオロギの養殖を行っており、2021年夏には100%食品ロス由来の餌で飼育したコオロギの開発に成功しました。
サーキュラーフードの普及は、SDGsのターゲット12.3「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる。」への寄与が見込めます。
またグリラスは、サーキュラーフードの推進を通じて、2040年までに国内における年間253万トンの食品ロスの活用・循環を目指す「サーキュラーフード推進ワーキングチーム」の幹事企業です。
※サーキュラーフード推進ワーキングチームの詳細はこちらhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000070046.html
キッザニアについて
キッザニアは、KCJ GROUP 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:圓谷 道成)の運営する、3歳から15歳までのこども達の職業・社会体験施設です。施設内では現実社会の約 2/3サイズの街並みに、実在する企業が出展する約60のパビリオンが建ち並び、約100種類の仕事やサービスを体験できます。コンセプトは「エデュケーション」と「エンターテインメント」を合わせた『エデュテインメント』で、こども達が好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。
公式サイト:https://www.kidzania.jp/
・キッザニア東京 :東京都江東区豊洲2-4-9アーバンドックららぽーと豊洲1ノースポート3F
・キッザニア甲子園:兵庫県西宮市甲子園八番町1-100 ららぽーと甲子園
食用コオロギ関連事業の背景について
2019年6月に国連より発表された報告書によると、今後30年で世界人口は77億人から97億人への増加が見込まれ、急激な人口増加に伴う飢餓や栄養不良といった食料問題への対応が喫緊の課題です。特に動物性タンパク質の不足は顕著であり、その解決策としてFAO(国際連合食糧農業機関)は昆虫食を推奨しています。昆虫は既存の畜産と比べて、1kgのタンパク質の生成に必要な餌や水の量が圧倒的に少ないため、限りある資源の有効活用が可能です。加えて温室効果ガスの排出量も少なく、環境負荷の低いタンパク源といえます。
また日本を含めた多くの国々では年間13億トンにも上る食品ロスが発生しており、その量は全世界で生産されている食品の約3分の1に相当します。コオロギは雑食の昆虫であるため餌の制限が少なく、世界中で発生している食品ロスを餌として飼育することが可能です。これらの特徴からグリラスは、捨てられるはずの食品ロスを新たなタンパク質へと循環させることのできる食用コオロギを、循環型の食品“サーキュラーフード”と位置付け、食用コオロギ関連事業を行っています。
グリラスオリジナルブランド「C. TRIA」について
グリラスではサーキュラーフードをコンセプトとしたオリジナルブランド「C. TRIA(シートリア)」を自社ECサイト「グリラスオンライン」(https://gryllus-online.jp/pages/ctria )を中心に展開しています。現在は、初めての方も試しやすい2種のお菓子「C. TRIA クッキー ココア/ハーブ&ガーリック」と「C. TRIA クランチ」に加え、主食主菜の「C. TRIA カレー」「C. TRIA ブレッド」を取り扱っています。
株式会社グリラスについて
グリラスは、徳島大学における30年近くに及ぶコオロギ研究を基礎とした、世界でもトップレベルの知見やノウハウを持つフードテックベンチャーです。2020年5月より株式会社ジェイテクトと業務提携を行い、食用コオロギの自動生産システムを開発しています。また徳島県美馬市の2つの廃校をそれぞれ生産拠点・研究拠点として整備し、品種改良をはじめとした研究開発から、食用コオロギの生産、食品原料や商品の開発・販売までを一貫して国内で行っています。
・社名 :株式会社グリラス(https://gryllus.jp/ )
・事業内容 :⾷⽤コオロギの⽣産、⾷⽤コオロギを⽤いた⾷品原材料および加⼯⾷品の製造、販売、⾷⽤コオロギの飼育管理サービスの開発、販売等
・代表取締役 :渡邉 崇人
・所在地 :徳島県鳴門市撫養町黒崎字松島45-56
・生産拠点 :徳島県美馬市美馬町字南原22-1
・研究拠点 :徳島県美馬市美馬町入倉657
・資本金 :2億8,200万円(資本準備金等を含む)
・設立 :2019年5月
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