子どもたちが奏でる“未来の音”を止めないためにー小学生ビッグバンド「夢色音楽隊」が楽器一斉修理のため挑む寄付型クラウドファンディング
地域と社会が支える子どもたちの音楽活動──社会問題に挑みながら、子供達の音楽に対する熱意をクラウドファンディング
全国的に小学校の吹奏楽におけるクラブ活動が縮小・消滅しつつある中、「子どもたちが音楽を続けられる環境」を守り育てるクラウドファンディングが、仙台市から立ち上がりました。
本プロジェクトの名称は『未来へつなぐ音のバトン ~夢色音楽隊 楽器メンテナンス支援プロジェクト~』。7月22日より、寄付型クラウドファンディングプラットフォーム「コングラント」にて挑戦を開始し、多くの皆様より応援が集まっています。
【プロジェクトページ】
https://congrant.com/project/yumeiroyagiyama/17285

■背景にあるのは、音楽教育の危機
少子化と教職員の働き方改革に伴うクラブ活動の地域・外部移行が進む中、全国的に吹奏楽人口は年々減少しています。とくに小学校の吹奏楽クラブにおいては、「部として存続できない」「指導者不在」などの理由より10年で約30%の団体が消滅している現状です。楽器演奏の機会が失われつつあります。
加えて、学校備品である楽器の多くは老朽化が進み、本来必要なメンテナンスや修理すら行き届かない現状があります。部費の不足や学校予算の制約により、修理やメンテナンスが後回しとなり楽器自体が使用不能となり演奏活動そのものが困難になる例も珍しくありません。

■“地域移行”の先進モデル「夢色音楽隊」
こうした状況の中で、仙台市立八木山小学校を拠点に活動する八木山バンドサークル「夢色音楽隊」は、全国的にも稀有な“地域移行・外部指導モデル”の成功事例として注目されています。
毎日朝練と月2回の土曜練習に励み、音楽を通じて仲間とともに成長しながら、地域に音楽の楽しさと元気を届けています。
夢色音楽隊は、37名の小学3~6年生で構成されたジャズ・ポップスを中心に演奏する小学生限定ビッグバンド※です。数年前より教職員の働き方改革の一環で学校運営によるクラブ活動としてではなく、保護者主体の運営へとなりました。現在は地域在住のプロ演奏家(サックス奏者・熊谷駿氏※2)の指導のもと、子どもたちは日々音楽に打ち込んでいます。
このような形で公教育の枠を超えて「地域で子どもたちの文化活動を支える仕組み」は、今後の全国的なクラブ活動の地域移行政策においても一つのモデルケースとして期待されています。
※1ビッグバンドとは、ジャズ特有のサックス・トランペット・トロンボーン、リズム隊(ピアノ・ベース・ドラム)によって構成された大型編成によるバンド形態です。
※2 熊谷駿 氏のプロフィールはこちらより
https://www.shunkumagai.com/pro-file/

■「居場所のない朝」への解決策としての“朝練”
近年、共働き家庭の増加により、保護者が出勤する時間帯に小学生が自宅で一人きりになる、いわゆる「朝の孤立」が社会課題として浮き彫りになっています。
NHKの報道(2024年4月11日付)でも「小学校の開門時間よりも早く出勤しなければならない家庭では、子どもが安心して過ごせる“居場所”がない」との声が多く取り上げられています。
夢色音楽隊では、平日毎日朝7時台から朝練を実施しており、音楽に打ち込む時間が子どもたちの生活リズムの中に組み込まれています。
この“朝練”の存在は、ただ音楽的なスキルを高めるだけでなく、共働き家庭の子どもたちにとっては「安心して過ごせる居場所」としても大きな意味を持っています。
子どもたちは朝から仲間たちとともに楽器を持ち、目標に向かって努力する時間を過ごすことで、心身ともに健やかに1日をスタートできる仕組みとなっています。
夢色音楽隊の活動は、こうした教育・福祉両面の社会課題の解決にも寄与する地域活動として注目されています。

■寄付型クラウドファンディングの目的
夢色音楽隊で使用している42本の楽器全ての一斉メンテナンス(修理・調整)を目的としています。
現在保有している楽器全てを修理する見積総額は約65万円。さらに、老朽化が進んだ譜面台の更新費用などを含め、合計で約70万円が必要となります。
学校の予算や部費でまかなうことが難しい費用を、地域や社会の支えによって補うことは、今後のクラブ活動の地域移行・外部移行による政策では、子どもたちの音楽活動を持続可能なものとするために極めて重要です。
また今回の寄付型クラウドファンディングは、リターンのない形での出資を募る形にて実施いたします。子供達が奏でる音を心から支援していただき、子供達が音楽に直向きに頑張る意欲を支えていただきたく存じます。




管の割れ目や管内のサビ、サックスの全タンポ交換が必要な楽器も。バランス調整は、数十年かけていないのも多数存在します。
■「未来へ音をつなぐ」意義ある支援
夢色音楽隊の子どもたちは、地域のイベントやボランティア演奏などにも積極的に参加しており、「音楽で地域に元気を届ける」という役割も担っています。
本プロジェクトは、単なる楽器修理支援ではなく、「地域で音楽文化を育む仕組み」を未来へつなぐ、持続可能なアクションです。
社会全体で支える新たな教育文化モデルに、多くの方々からの関心とご支援を賜れましたら幸いです。ぜひメディア関係各所の皆様には、本プロジェクトを起点に文化クラブ活動の外部移行・地域移行のあり方という点をぜひ取材いただき世間へ広く拡散いただけることをねがtぅております。
何卒皆様の温かいご支援とご協力の程よろしくお願い申し上げます。



【プロジェクト概要】

タイトル:未来へつなぐ音のバトン ~夢色音楽隊 楽器メンテナンス支援プロジェクト~
小学生ビッグバンド「夢色音楽隊」子どもたちが奏でる音楽を未来へ──音楽環境を整え、笑顔あふれる演奏を各地へ届けたい!
実施期間:2025年7月22日~12月31日(予定)
目標金額:1,000,000円
寄付金の使用目的:
1.楽器の一斉メンテナンス及び修理・調整費。老朽化した譜面台の購入費(70万円)
2.来年度以降の楽器の定期バランス調整費及び活動運営費(30万円)
支援方法:寄付型クラウドファンディング(Congrant)
URL:https://congrant.com/project/yumeiroyagiyama/17285
【本件に関する取材・お問い合わせ】
八木山バンドサークル 夢色音楽隊 音楽監督(担当:熊谷駿)
メール:yumeiro.yagiyama@gmail.com
Webサイト:https://sites.google.com/view/yumeiro/home
Instagram:https://www.instagram.com/yumeiro_yagiyama/
(お願い)夢色音楽隊は、仙台市立八木山小学校に通う小学生で構成されておりますが、夢色音楽隊 保護者会が運営母体となり運営しております。八木山小学校が運営母体ではございませんので小学校へのお問い合わせは、ご遠慮ください。
*本プレスリリースの発信先の株式会社バップウィンドは、夢色音楽隊の音楽監督の熊谷駿が運営する企業であり、プレスリリースの発信代行しております。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像