月面探査車「YAOKI」、Intuitive Machinesの月着陸船に搭載され、打ち上げへ

日本の民間月面探査の新たな挑戦、いよいよ始動

株式会社ダイモン

ロケットに格納されたIntuitive MachinesのNova-C 月着陸船

2025年2月25日 株式会社ダイモン(本社:東京都中央区新富1-6-16 DCCビル、代表取締役:中島 紳一郎)は、同社が開発する月面探査車「YAOKI」が、Intuitive Machinesの月着陸船 Nova-C 通称「Athena」に搭載され、打上げの準備が整ったことをご報告いたします。本ミッションは、2025年初頭に予定されており、Intuitive Machinesにとって2回目の月面着陸となります。

YAOKIは、NASAの「商業月貨物輸送サービス(CLPS)」プログラムのもと、月の南極地域に重要な商業・民間インフラサービスを提供するペイロードのうちの1つです。

IM-2のミッションは、将来の月探査を可能にするために、水資源探索のインフラを検証し、利用可能な資源の組成や濃度を特定し、月面通信技術を実証することを目的としています。このミッションは、科学者の宇宙に対する理解を深めるだけでなく、持続可能な未来を築くための礎となるものです。月面にインフラを構築することで、より深い宇宙への経済圏の拡大に向けた第一歩となります。

Intuitive MachinesのNova-C月着陸船 右下の足付け根部分にYAOKIを格納した輸送ケース(デプロイヤー)を設置

ミッションの概要

YAOKIは、軽量かつ耐久性に優れた設計を持つ小型月面探査車であり、月面において走行・撮影・データ送信を行うことを目的としています。本ミッションでは、月面での探査活動を通じて、将来の月面開発やビジネスの可能性を探ることが期待されています。

今後のスケジュール

  • 2025年2月27日以降(日本時間) ロケット打ち上げ予定

  • 打上げから約8日後 月面着陸

  • 着陸から約5日後 YAOKIの月面走行・データ取得・送信

  • 着陸から約10日後 IM-2ミッション完了



意義と展望

本ミッションは、日本の民間宇宙開発の歴史に新たな一歩を刻むものであり、民間主導の宇宙探査が実現可能であることを示す重要な機会となります。YAOKIが成功を収めることで、今後の月面開発に向けた技術革新や新たなビジネス機会が創出されることが期待されます。

とりわけ従業員10名足らずの小規模なスタートアップ企業である株式会社ダイモンが月面探査に挑戦する姿勢は、宇宙産業の未来を切り拓く大きな転機となると確信しております。

なお、同社は今後も定期的な月面探査ミッションを継続し、数年以内に100機のYAOKIを月面へ送り込む計画です。


Project YAOKIパートナーとして、株式会社UCHIDA、株式会社緑舞、株式会社桂川精螺製作所、国光施設工業株式会社、株式会社中央エンジニアリング、東京海上日動火災保険株式会社、パンチ工業株式会社、株式会社ピクシーズ、4th.ai(スマートインプリメント株式会社)、三菱ケミカル株式会社、株式会社ユニスト・ホールディングス、株式会社JAOPSが参画しています。


株式会社ダイモン

株式会社ダイモンは、2012年に創業したロボット・宇宙技術開発ベンチャーです。月面探査車YAOKIを中核として、月面探査事業、地上ロボット事業、教育エンタメ事業に取り組んでいます。

会社名  : 株式会社ダイモン(Dymon Co., Ltd.)
代表取締役: 中島紳一郎
設立   : 2012年2月
資本金  : 80,000,000円
本社   : 〒104-0031 東京都中央区新富1-6-16 DCCビル
Webサイト: https://dymon.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

株式会社ダイモン 広報担当

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会社概要

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業種
製造業
本社所在地
東京都中央区新富1-6-16 DCCビル
電話番号
090-4223-4202
代表者名
中島 紳一郎
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
2012年02月