インフォアのAIプラットフォーム導入により、蘭製パン材料メーカーのZeelandia社が商品提案の準備にかける時間を83%削減
世界的な大手製パン材料メーカーが、AIにもとづく商品や価格に関するレコメンデーションを活用し、収益増加とカスタマーエクスペリエンス向上を実現
業務特化型クラウドカンパニーである米Infor(以下インフォア)は、世界的な大手製パン材料メーカーであるZeelandia Groupが、AI(人工知能)ソリューションである「Infor Coleman」を導入したことを発表しました。この新しいAI機能は、商品選択と価格戦略の精度とスピードを向上させ、市場の課題に対処しながらのサステナブルな事業成長を支援しています。
Infor ColemanのAI機能は、チェコ共和国にあるZeelandia社の施設ですでに導入されており、まもなくオランダ全土に展開され、その後はグループの全世界の事業へと展開されます。Zeelandia社は、2017年からインフォアとともにデジタルトランスフォーメーションに取り組んでおり、ERPを食品・飲料業界向けクラウドERP「Infor CloudSuite Food & Beverage」に移行して、現在チェコ共和国とスロバキアで稼働しています。このクラウドERPソリューションが備えている最新のテクノロジープラットフォームInfor OSでは、Infor ColemanのAI機能の適用を含むイノベーションを通して、より大きな価値を企業にもたらします。
インフォアのテクノロジープラットフォームについて詳しくはhttps://www.infor.com/ja-jp/technologyをご覧ください。
インフォアのInfor CloudSuite Food & Beverageについて詳しくはhttps://www.infor.com/ja-jp/industries/food-beverageをご覧ください。
世界的な大手製パン材料メーカーであるZeelandia Groupは、30か国以上で事業を展開し、100か国で商品を販売する中で、未だかつてないほどの市場課題に直面していました。製パン材料の高騰や入手難の影響により、利益目標を達成しつつ長年の顧客との信頼関係も維持するには、新たな販売戦略と価格戦略が求められていました。グループが有する幅広い製品ポートフォリオと大規模な顧客基盤を考慮すると、目標を達成するためには組織のデジタルトランスフォーメーションが必要なのは明らかでした。
Zeelandia社はインフォアとともに、Infor ColemanのAI機能を活用し、人工知能にもとづく製品や価格に関するレコメンデーション生成の可能性を模索しました。
Zeelandia社の営業チームでは、従来、どの商品を提案するか分析するために顧客と面談していましたが、販売報告が手作業で行われるため、時間がかかる上にミスが起こりやすいということが分かっていました。また、顧客のニーズに応じた適切な商品を判断することは時として困難なプロセスであり、営業担当者と顧客の双方にとって時間の無駄になっていました。
Zeelandia社はInfor Coleman AIチームと連携して、顧客に提案すべき上位5つの商品を、成功確率の高い順に生成するソリューションであるInfor Product Recommenderを導入しました。Infor Birstのアナリティクスを使ったウェブ版とモバイル版ダッシュボードを通して閲覧でき、営業担当者が顧客を選択するだけで、おすすめの商品が表示されます。営業担当者は一日最大5件の顧客とのミーティングがあるため、Product Recommenderを使うことで事前準備作業の約3分の1を削減することが可能です。
AIによる商品レコメンデーションを導入したことで、Zeelandia社は次のメリットが得られました。
次に、Zeelandia社とインフォアは価格設定の課題を解決しました。原価が常に変動し、品物が入手困難だったため、より頻繁に商品価格を調整する必要に迫られていましたが、同社は、数千の顧客に対する数千点もの商品の価格設定をスプレッドシートで管理しており、時間がかかる上にミスが起こりやすく、状況に応じた機敏な価格調整ができないという課題を抱えていました。
Zeelandia社のトランスフォーメーションリーダー兼AI部門グループICTディレクター、ミハウ・ラダ(Michal Rada)氏は次のように述べています。
「以前は、非常に複雑な仕組みで1万件もの価格設定を行っていました。市場が変動する不安定な情勢では、維持することが極めて困難になり、インフォアと解決方法を探るべき次の課題が価格設定であることは明白でした。人工知能とデータサイエンスを活用し、インテリジェントな価格レコメンデーションを実現することで、お客様の満足度と会社利益の両立を目指したのです。」
インフォアの協力で価格設定にもAIレコメンデーションを導入したことにより、Zeelandia社は次のメリットが得られました。
ラダ氏は次のように続けます。
「Zeelandia社の目標は、ベーカリーの信頼できるパートナーとして、適切な商品を適正価格で提供し、ベーカリーがお客様からの満足と信頼を得られるように協力することです。インフォアのAIによる商品や価格に関するレコメンデーションの活用により、営業担当者がお客様との面談準備にかける時間を削減できるだけでなく、私たちが最も大切にしているお客様との親密な関係を保つことができます。」
Zeelandia社でのイノベーションに関する取り組みは続いており、Infor ColemanのAI機能をCRMデータに適用することで、「顧客」または「機会」のレコメンデーションの提供に活用することを計画しています。今後は、さらなる効率化を図るため、インフォアが提供するハイパーオートメーションのアーリーアダプターになる予定です。
Inforの食品・飲料業界およびソリューション戦略シニアディレクターを務めるマルセル・コークス(Marcel Koks)は次のように述べています。
「インフォアはお客様に寄り添いながら、お客様が日々直面している課題を解決するための業界に特化したソリューションを提供し、イノベーションに継続的に取り組んでいます。Zeelandia社との関係においても、そうしたコミットメントを果たすことができました。Zeelandia社のデジタルトランスフォーメーションがさらに発展していくことを期待し、野心的な事業目標を実現するために必要なソリューションを提供できるよう、これからもチームと協力していきます。」
※当リリースは、2022年8月9日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています。
https://www.infor.com/news/zeelandia-reduction-customer-recommendation-time-infor
●Zeelandia社について
Zeelandia社は、1900年にオランダ人のドールマン一家によって創立され、世界的な大手製パン材料メーカーへと成長しました。今でもオランダのジーリックジーに本社を置いています。現在、世界中で3,200人の従業員が、各地域の味やニーズに応じた商品開発に取り組んでおり、30か国以上で事業を展開し、約100か国で販売を行っています。1950年には、オランダ王室から「ロイヤル」の称号を授与されました。詳しくはhttps://www.zeelandia.com/をご覧ください。
●インフォア、インフォアジャパンについて
インフォアは、業界特化型のビジネスクラウドソフトウェアにおけるグローバルリーダーです。産業用製造業や流通・卸業、ヘルスケア、食品・飲料、自動車、航空宇宙・防衛、ハイテク・電子・電機などの各注力業界向けに、業界特化の機能が網羅されたソリューションを展開しています。ミッションクリティカルなエンタープライズアプリケーションとサービスは、セキュリティおよびタイムトゥバリュー(Time-to-Value)の短縮により、持続可能な運営にメリットをもたらすよう設計されています。お客様がビジネスで成功することにこだわり、新たなビジネスや業界の課題を迅速に解決するために、イノベーションを続けています。世界175か所以上の地域で6万社以上の組織が、インフォアの17,000人の従業員が持つ深い業界の専門知識により、市場の混乱を克服し、ビジネスの目標を達成するよう取り組んでいます。また、Koch社の一員としての財務的な強みやオーナーシップ、長期的な視点は、お客様や従業員、パートナーとの永続的で有益な関係性の構築のための力となっています。さらに詳しくは< www.infor.com >(英語)をご覧ください。
インフォアジャパンは、米国インフォアの日本法人として、各種エンタープライズソリューションの販売、導入、コンサルティングを行っています。詳しくは< https://www.infor.com/ja-jp/ >をご覧ください。
※本文に記載の文字商標および図形商標は、インフォアおよびその関連会社、子会社の商標および登録商標です。その他のすべての商標は各所有者に帰属します。
Infor ColemanのAI機能は、チェコ共和国にあるZeelandia社の施設ですでに導入されており、まもなくオランダ全土に展開され、その後はグループの全世界の事業へと展開されます。Zeelandia社は、2017年からインフォアとともにデジタルトランスフォーメーションに取り組んでおり、ERPを食品・飲料業界向けクラウドERP「Infor CloudSuite Food & Beverage」に移行して、現在チェコ共和国とスロバキアで稼働しています。このクラウドERPソリューションが備えている最新のテクノロジープラットフォームInfor OSでは、Infor ColemanのAI機能の適用を含むイノベーションを通して、より大きな価値を企業にもたらします。
インフォアのテクノロジープラットフォームについて詳しくはhttps://www.infor.com/ja-jp/technologyをご覧ください。
インフォアのInfor CloudSuite Food & Beverageについて詳しくはhttps://www.infor.com/ja-jp/industries/food-beverageをご覧ください。
世界的な大手製パン材料メーカーであるZeelandia Groupは、30か国以上で事業を展開し、100か国で商品を販売する中で、未だかつてないほどの市場課題に直面していました。製パン材料の高騰や入手難の影響により、利益目標を達成しつつ長年の顧客との信頼関係も維持するには、新たな販売戦略と価格戦略が求められていました。グループが有する幅広い製品ポートフォリオと大規模な顧客基盤を考慮すると、目標を達成するためには組織のデジタルトランスフォーメーションが必要なのは明らかでした。
Zeelandia社はインフォアとともに、Infor ColemanのAI機能を活用し、人工知能にもとづく製品や価格に関するレコメンデーション生成の可能性を模索しました。
Zeelandia社の営業チームでは、従来、どの商品を提案するか分析するために顧客と面談していましたが、販売報告が手作業で行われるため、時間がかかる上にミスが起こりやすいということが分かっていました。また、顧客のニーズに応じた適切な商品を判断することは時として困難なプロセスであり、営業担当者と顧客の双方にとって時間の無駄になっていました。
Zeelandia社はInfor Coleman AIチームと連携して、顧客に提案すべき上位5つの商品を、成功確率の高い順に生成するソリューションであるInfor Product Recommenderを導入しました。Infor Birstのアナリティクスを使ったウェブ版とモバイル版ダッシュボードを通して閲覧でき、営業担当者が顧客を選択するだけで、おすすめの商品が表示されます。営業担当者は一日最大5件の顧客とのミーティングがあるため、Product Recommenderを使うことで事前準備作業の約3分の1を削減することが可能です。
AIによる商品レコメンデーションを導入したことで、Zeelandia社は次のメリットが得られました。
- 顧客への商品提案の準備にかかる時間が、30分から5分へと83%削減
- インテリジェントで顧客のニーズを捉えた商品提案により、カスタマーエクスペリエンスが向上
- 取引あたりの収益および顧客あたりのウォレット内のシェアが増加
- 新商品や使用期限が迫っている商品に関するコンバージョンが改善
次に、Zeelandia社とインフォアは価格設定の課題を解決しました。原価が常に変動し、品物が入手困難だったため、より頻繁に商品価格を調整する必要に迫られていましたが、同社は、数千の顧客に対する数千点もの商品の価格設定をスプレッドシートで管理しており、時間がかかる上にミスが起こりやすく、状況に応じた機敏な価格調整ができないという課題を抱えていました。
Zeelandia社のトランスフォーメーションリーダー兼AI部門グループICTディレクター、ミハウ・ラダ(Michal Rada)氏は次のように述べています。
「以前は、非常に複雑な仕組みで1万件もの価格設定を行っていました。市場が変動する不安定な情勢では、維持することが極めて困難になり、インフォアと解決方法を探るべき次の課題が価格設定であることは明白でした。人工知能とデータサイエンスを活用し、インテリジェントな価格レコメンデーションを実現することで、お客様の満足度と会社利益の両立を目指したのです。」
インフォアの協力で価格設定にもAIレコメンデーションを導入したことにより、Zeelandia社は次のメリットが得られました。
- 適正価格の提示とその経緯の把握により、顧客ロイヤリティが向上
- 最適な価格設定で収益目標を達成
- 人工知能にもとづく価格設定を活用して、時間とコストを削減
ラダ氏は次のように続けます。
「Zeelandia社の目標は、ベーカリーの信頼できるパートナーとして、適切な商品を適正価格で提供し、ベーカリーがお客様からの満足と信頼を得られるように協力することです。インフォアのAIによる商品や価格に関するレコメンデーションの活用により、営業担当者がお客様との面談準備にかける時間を削減できるだけでなく、私たちが最も大切にしているお客様との親密な関係を保つことができます。」
Zeelandia社でのイノベーションに関する取り組みは続いており、Infor ColemanのAI機能をCRMデータに適用することで、「顧客」または「機会」のレコメンデーションの提供に活用することを計画しています。今後は、さらなる効率化を図るため、インフォアが提供するハイパーオートメーションのアーリーアダプターになる予定です。
Inforの食品・飲料業界およびソリューション戦略シニアディレクターを務めるマルセル・コークス(Marcel Koks)は次のように述べています。
「インフォアはお客様に寄り添いながら、お客様が日々直面している課題を解決するための業界に特化したソリューションを提供し、イノベーションに継続的に取り組んでいます。Zeelandia社との関係においても、そうしたコミットメントを果たすことができました。Zeelandia社のデジタルトランスフォーメーションがさらに発展していくことを期待し、野心的な事業目標を実現するために必要なソリューションを提供できるよう、これからもチームと協力していきます。」
※当リリースは、2022年8月9日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています。
https://www.infor.com/news/zeelandia-reduction-customer-recommendation-time-infor
●Zeelandia社について
Zeelandia社は、1900年にオランダ人のドールマン一家によって創立され、世界的な大手製パン材料メーカーへと成長しました。今でもオランダのジーリックジーに本社を置いています。現在、世界中で3,200人の従業員が、各地域の味やニーズに応じた商品開発に取り組んでおり、30か国以上で事業を展開し、約100か国で販売を行っています。1950年には、オランダ王室から「ロイヤル」の称号を授与されました。詳しくはhttps://www.zeelandia.com/をご覧ください。
●インフォア、インフォアジャパンについて
インフォアは、業界特化型のビジネスクラウドソフトウェアにおけるグローバルリーダーです。産業用製造業や流通・卸業、ヘルスケア、食品・飲料、自動車、航空宇宙・防衛、ハイテク・電子・電機などの各注力業界向けに、業界特化の機能が網羅されたソリューションを展開しています。ミッションクリティカルなエンタープライズアプリケーションとサービスは、セキュリティおよびタイムトゥバリュー(Time-to-Value)の短縮により、持続可能な運営にメリットをもたらすよう設計されています。お客様がビジネスで成功することにこだわり、新たなビジネスや業界の課題を迅速に解決するために、イノベーションを続けています。世界175か所以上の地域で6万社以上の組織が、インフォアの17,000人の従業員が持つ深い業界の専門知識により、市場の混乱を克服し、ビジネスの目標を達成するよう取り組んでいます。また、Koch社の一員としての財務的な強みやオーナーシップ、長期的な視点は、お客様や従業員、パートナーとの永続的で有益な関係性の構築のための力となっています。さらに詳しくは< www.infor.com >(英語)をご覧ください。
インフォアジャパンは、米国インフォアの日本法人として、各種エンタープライズソリューションの販売、導入、コンサルティングを行っています。詳しくは< https://www.infor.com/ja-jp/ >をご覧ください。
※本文に記載の文字商標および図形商標は、インフォアおよびその関連会社、子会社の商標および登録商標です。その他のすべての商標は各所有者に帰属します。
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