10/16盛岡発 一人でも安全にネコの皮下点滴ができる「ねこずきのおくるみ」がグッドデザイン賞を受賞
高齢化で増えるネコの自宅療養 ネコも飼い主も快適に介護サポート
背景
室内飼いが基本になった今、飼い猫の平均寿命は1990年の平均寿命は5.1歳から2023年には15.79歳(一般社団法人ペットフード協会)と約3倍に伸びました。
現在、猫の死因トップにあげられる腎不全、7歳時点で2頭に1頭が腎不全の可能性があると言われています。治療には定期的な皮下点滴が必要で、飼い主が自宅で皮下点滴をするケースが増えています。
1人でネコを保定するのは難しい
自宅での皮下点滴においてネコが動かないように保定する必要があります。
(※保定とはネコが動かないよう安全を確保しながら固定すること。)
しかし、一人暮らしの飼い主にとって、ネコをおさえる人がいない中での点滴は難しく、決まった頻度で点滴ができなくなっています。
ネコの習性を活用「入れる」保定袋から「着せる」保定服へ
従来の「入れる保定袋」ではなく、「着せる保定服」にすることで、一人での保定を可能にする「ねこずきのおくるみ」を開発。前足が床についている、いつもどおりの体勢だと落ち着くネコの習性を活用、シャツのように包みこんで着せられるから一人でも楽に保定できます。今年8月8日(世界ネコの日)に販売したところ既に47個を販売、海外からもご注文をいただいております。
[お客さまの感想]
おくるみのおかげで、ひとりで皮下点滴成功です! いろいろ試しても保定がうまくいかず、いったい自宅で皮下点滴なんて、わたしにできる日がくるのだろうかと、途方にくれていたことを思い出すと、夢のようです。 このような製品を作ってくださったことにたいへん感謝しております。 ほんとうにありがとうございました。(香港のお客さま)
グッドデザイン賞 審査員の評価コメント
「ペットの医療用品において、互いの負担をなくすことは非常に重要である。本製品の設計や形態は実体験に基づき、人間と猫の双方の課題を的確に認識し、猫を保定する既存の方法や商品を適切に分析した上で、負担を軽減する手法を徹底的に考慮している。素材は洗いやすく、手入れも簡単である。猫にとっても負担が少なく、それぞれのニーズに寄り添ったバランスの取れたデザインとなっている。」との評価を得て、グッドデザイン賞を受賞しました。弊社の猫グッズがグッドデザイン賞を受賞するのは7回目です。
開発のきっかけ
わたし(太野)自身、慢性腎不全の愛猫ぽんちゃんを看取った経験があります。異変に気づき病院に連れて行った時には重度の腎機能低下に陥っており、手遅れに近い状態で入院中に亡くなってしまいました。もし自宅で介護できていたら、ぽんちゃんの通院のストレスを減らせ、もっと生きられたかもしれません。自宅で看取ってあげることもできたかもしれません。同じような思いをするネコと飼い主を減らしたいという気持ちから、飼い猫でもあるネコ社員と一緒に6年かけて開発した商品が、この「ねこずきのおくるみ」です。
商品開発の様子
ネコ社員と100回以上の試作を製作し、失敗作から偶然「前足が出ていると落ち着くネコの習性」を発見。従来の保定袋のネコが暴れて1人で保定できないという課題をネコの習性を活用することで解決しました。
ねこずきのおくるみ商品概要
ネコの自宅での皮下点滴サポートアイテム
ネコの習性を活用し、ストレス軽減の特許技術
シャツのように包み込むデザインで保定がスムーズ
耐久性に優れ、丸洗い可能な撥水生地使用
3サイズ展開(S・M・L)
岩手県久慈市の縫製職人による手作り
販売価格(税込み)20,000円
商品ページ
nekozuki(ねこずき)ECサイトねこずきのおくるみ 皮下点滴補助具(保定服/保定袋)
https://kurokuro.jp/c/list/nursingcare/nursingcare07/set157103
-2024年度グッドデザイン賞受賞展-
11月1日(金)~11月5日(火)
会場:東京ミッドタウン各所
2024年度全受賞デザイン展示
-2024年度受賞祝賀会-
11月5日(火)14:00~17:00(開場:13:30)会場:東京ガーデンシアター
弊社の猫グッズが受賞したグッドデザイン賞の一覧
2012年 がりがりボード(爪とぎ)
https://kurokuro.jp/c/list/scratch/scratch01/4571397541248
2015年 まんまボウル(ネコ食器)
https://kurokuro.jp/c/list/dinnerware/dinnerware01/food/223
2017年 ねこずきなトート(猫用キャリー)
https://kurokuro.jp/c/list/carry/carry01/nekotote
2019年 まんま台セパレート(ネコ食器台)
https://kurokuro.jp/c/list/dinnerware/dinnerware02/mammadai01/913
2020年 もふもふマスク(爪切り補助具)
https://kurokuro.jp/c/list/trimming/trimming03/mask
2023年 うちのねこといっしょ(ネコ用検査キット)
https://kurokuro.jp/c/list/together-with-my-cat
会社概要:
株式会社クロス・クローバー・ジャパン
(ブランド名:nekozukiねこずき)
代表取締役 兼 プロダクトデザイナー 太野 由佳子 (ふとの ゆかこ)
岩手県盛岡市出身
大好きな猫の役に立てる仕事をするため、2005年に起業。
愛猫の病気をきっかけに「本当にネコにとって使いやすいエリザベスカラーをつくろう」と決意したことから商品開発がはじまりました。
たとえば、猫砂は人間の都合で、ネコの健康に害を与えかねない仕様となっています。
現在、市場で人気の猫砂の多くは、固める、消臭、香料、抗菌など、人の利便性を考慮し、化学物質が添加されています。これでは猫は排泄後に足裏を舐める習性があるので、化学物質を体に溜めてしまいます。トイレ掃除をする飼い主にとっても、危険があります。
私たちは「木だけの無添加猫砂」で健康猫砂市場を創出しています。
また現在、飼い主が使用している合成洗剤や柔軟剤などに含まれる合成香料による香害がネコの健康を脅かすおそれがあります。
ネコの理解のため飼い主に知ってほしい情報を専門家とともに発信する「ねこずきの学校」を2024年8月から開始。
ネコの本能を抑えつけるのではなく、自由に発揮できる商品開発やサービスを通じて、ネコがネコらしく生きられる幸せな未来を築くサポートをしています。
将来の夢は「ネコがネコらしく生きるのが当たり前に」なることです。
地域未来牽引企業(経済産業省)、東北アントレプレナー大賞(東北ニュービジネス協議会)
農林水産省より令和5年12月12日、第3種動物用医療機器製造販売業の登録および動物用医療機器製造販売業の許可をいただきました。
いっそうネコたちのための商品開発につとめます。
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