Tensor Energy株式会社、FIP制度下の発電事業最適化に向けた共同実証事業を開始

リミックスポイント、シールエンジニアリング、エナジー・ソリューションズとの業務提携を通じて、AI駆動のエネルギーマネジメント技術を実証、FIP制度下の再エネ発電事業の収益最大化を目指す

Tensor Energy

Tensor Energy株式会社（本社：福岡市中央区、代表取締役：堀 菜々、フィルター カルロス ヴィンセント／以下、Tensor Energy）は、株式会社リミックスポイント（本社：東京都港区、代表取締役社長CEO：田代 卓／以下、リミックスポイント）、株式会社シールエンジニアリング、エナジー・ソリューションズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：森上 寿生／以下、エナジー・ソリューションズ）との業務提携を締結し、FIP制度下での発電事業最適化に向けた共同実証事業を開始することをお知らせいたします。

■実証事業の背景と目的

 近年、FIT（固定価格買取制度）からFIP（フィードインプレミアム）制度への移行が進み、再生可能エネルギー事業者には市場価格の変動に対応した効率的かつ最適な運用が求められています。

本実証事業では、熊本県宇城市にあるリミックスポイントが所有するFIT太陽光発電所（発電出力968.5kW、年間想定発電量900,000kWh）に併設された約2,500kWhの蓄電池システムを対象に、FIP制度移行後の収益最大化を目指し、発電予測、市場予測、需要予測を活用した運用の最適化を行います。また、JEPX（日本卸電力取引所）およびOCCTO（電力広域的運営推進機関）に対する各種申請業務の自動化も検証します。

■Tensor Energyの役割と提供技術 

Tensor Energyは、FIP制度下での太陽光併設蓄電池の、AI最適化技術をSaaSで提供するフロントランナーとして、すでに13ヶ月の運用実績を持ち、信頼性の高いサービスを提供しています。太陽光発電システムおよび併設蓄電システムの収益最大化を支援するAI駆動のソフトウェアプラットフォーム「Tensor Cloud」を提供し、エナジー・ソリューションズが提供するローカルエネルギーマネジメントシステム（EMS）との連携を通じて、以下の取り組みを実施します。

①発電・市場予測モデルの構築 蓄電池の運転データや市場データを活用し、精度の高い発電予測・市場価格予測を提供します。

②申請・計画策定プロセスの自動化 予測結果を基に蓄電池の最適充放電計画を策定し、JEPXやOCCTOへの申請業務を自動化し、業務効率化を実現します。

③蓄電池のリアルタイム制御・運転最適化 リアルタイムデータを活用し、発電量や蓄電池の充電量の変動に応じた迅速な充放電制御により、蓄電池の最適な運転を自動で実施します。

■今後の展望 

Tensor Energyは、本共同実証を通じてFIP制度下の再生可能エネルギー発電事業の収益性向上と運用効率化に貢献するとともに、需給調整市場への参入に向けた更なるノウハウ蓄積を図り、持続可能なエネルギーを必要なときに必要なところへ届ける社会の実現に貢献してまいります。

◼️株式会社リミックスポイントについて

所在地：東京都港区虎ノ門４丁目３番９号　住友新虎ノ門ビル

代表取締役社長CEO：田代 卓

設立：2004年3月

事業内容：電力小売事業を中心としたエネルギー事業、蓄電池事業や補助金・省エネコンサルティング事業を中心としたレジリエンス事業、及び金融投資事業

◼️エナジー・ソリューションズ株式会社について

所在地：東京都千代田区神田駿河台２－３－１１ 

代表取締役社長：森上 寿生 

設立：2010年２月

事業内容：再生可能エネルギーの導入、運用、管理に関するソリューションシステムの開発およびサービスの提供、IT人材の育成および派遣、太陽光発電事業 

◼️当社について

会社名：Tensor Energy株式会社 

所在地：福岡県福岡市中央区天神１－１１－１ 

設立：2021年11月

代表者：堀 菜々、フィルター カルロス ヴィンセント 

事業内容：発電システム、蓄電システム、及びその他の分散型エネルギーシステムの資産運用、制御、並びに電力取引に関するソフトウェアの開発、販売、サービス提供

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