NOXGALLERY主催、東京建物共催のアートイベント『アートゴールデン街』が2025年度グッドデザイン賞を受賞

解体予定の10階建老朽ビルをアート空間に。約70組のアーティストと共創、20日間で延べ7,000人が来場し地域に活気を創出。

NOX Gallery

東京建物株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 野村 均、以下「東京建物」)、デジタルアートギャラリー「NOXGALLERY」を運営する株式会社エフ広芸(本社:埼玉県越谷市、代表取締役社長 布川 勝己、以下「NOXGALLERY」)、およびニューヨークを拠点とするSuperchief Gallery(以下「Superchief Gallery」)が共催した没入型アートイベント「アートゴールデン街 by NoxGallery x Superchief x Brillia」(以下「アートゴールデン街」)が、この度2025年度グッドデザイン賞(GOOD DESIGN AWARD 2025)を受賞しましたのでお知らせいたします。『アートゴールデン街』は2025年1月に東京都渋谷区恵比寿西のセゾン代官山ビル一棟全体を活用して開催され、延べ20日間で約7,000人の来場者を記録した大規模アートプロジェクトです。老朽化し解体を控えた空間に国内外約70組のアーティストが集結し、建物内の全50室と共用部までもクリエイティブに彩ることで、従来閑散としていた地域に新たな色どりと活気をもたらしまし。今回の受賞は、同プロジェクトが「コミュニティづくりの取り組み・活動(カテゴリ19-02)」において優れたデザインと評価されたことを意味します。

審査員コメント(GOOD DESIGN AWARD 2025 評価より)

グッドデザイン賞公式ページに掲載された審査委員からの評価コメントは以下の通りです。

「高度成長期ストックの更新期の解体案件が増加し、解体待ちの空白の増す空洞化や治安不安などの地域課題に対して、ディベロッパーという立場を活かした暫定利用の魅力的な取り組み。解体町のビル一棟まるごと地域に開き、空白の“期間”を地域に還元し、大きなスケールとインパクトをもって“期間の空白”を価値化している。近隣合意や安全管理まで担い、仮囲い活用や他物件への横展開を見据えた運用の型を示している。これを一過性のイベントで終わらせず、継続・展開する一連の取り組みとして期待したい。」

■イベント開催の背景と『アートゴールデン街』誕生の経緯

渋谷・恵比寿・代官山の中間に位置する地上10階建ての賃貸マンション「セゾン代官山」(1986年竣工)は、老朽化のため2025年2月に解体が予定されていました。大規模建築物では建て替え計画決定から実際の解体着手までに時間を要し、その間に建物が空洞化して周辺のにぎわいが失われることや治安悪化などが地域課題となりがちです。そこでNOXGALLERYと東京建物は、解体までの空白期間を地域に還元する暫定利用策として、この建物を活用したアートイベントを企画しました。いわば建物の「終活」として最後の期間を有意義に活用する取り組みが、アートイベント『アートゴールデン街』につながったのです。

イベント名の「アートゴールデン街」は、芸術家や作家、映画監督などクリエイティブな個人が集う文化的な街として知られる新宿ゴールデン街に由来しています。50もの小さな部屋それぞれが独自の表現空間となり、多様なサブカルチャーやアートがひしめく様子は、新宿ゴールデン街のようにディープで刺激的な文化の集合体を彷彿とさせます。解体前で現状回復義務が無いことを逆手にとり、壁面への大胆なペイントや部屋全体を使ったインスタレーションも可能となり、ビル一棟が丸ごと実験的なアート空間へと生まれ変わりました。こうした「期間の空白」を価値化する挑戦的な試みが、地域の活性化策としても大きな注目を集めています。

■『アートゴールデン街』プロジェクトの詳細

  • 開催期間・場所: 2025年1月9日(木)~1月28日(火)の20日間、セゾン代官山ビル(東京都渋谷区恵比寿西二丁目)にて開催

  • 参加アーティスト: 国内外の約70組のアーティストが参加し、各居住区画(3階~10階の全50室)およびエントランス・廊下等の共用部をそれぞれ異なるテーマで演出しました。デジタルアートや映像、音楽、インスタレーション、ペインティングなど多彩な表現形態の作品が一堂に会し、フロアごとに「サイバーパンク」「ジャパニーズヴィレッジ」「デコトラ」など異なるコンセプトで空間を構築しました。

  • 来場者数: 会期中の来場者数は延べ約7,000名にのぼり、一般来場者に加えて国内外のアート関係者やWeb3関係者、メディアにも広く注目されました。

  • 主催・共催: 主催: NOXGALLERY(株式会社エフ広芸)、共催:東京建物株式会社・Superchief Gallery

  • 企画監修・運営他: 企画監修: NOXGALLERY、Superchief Gallery、ビジュアルボイス/運営: 株式会社エフ広芸(NOX GALLERY)/特別協力: ブリリアショートショーツシアターオンライン/オフィシャル・ペイントパートナー:B.M.ジャパン株式会社

公式ページ: https://www.artgoldengai.com

■参加アーティスト

AMANDA HAGY 5HUN / ALLIGATOR JESUS / ANCORA / ANDREA BORES / ARMYANYAN / imaginary friend - asami / ATSUSHI / CARINA MASK / CLAIRE SILVER / CLOWN VAMP / COLORCOLOR / DANO / DIRK KOY / DOOOO / ELENA KNOX / EMA GASPAR / EMI KUSANO / ESPO / EVENTYR VERDEN / FDSTASKI / FUSE-QĀSIM / HARTO / HAYASHIRENA / HIBICURE / HSP99 / IDERECH / ITTI+MISOLA / TAKAKURAKAZUKI / KAORU TANAKA / KOTA NOKAZONO / KENICHI YONEDA( KYND ) / KEITA KOJIMA / KENJI YANOBE / KENTA COBAYASHI / MANAMI SAKAMOTO / MARIMOSPHERE / MASAKO HIRANO / MIKE IRAK / MIQ / NAKA RENYA / OMEGA / OTO / OUI25 / PARKER DAY / PEPELANGELO / POL KURUCZ / QINGYI / RAX / ROBERT MALLARY / SAEKO EHARA / SCRYBZ / SHINTARO KAGO / SHOJONO TOMO / SNIPE1 / SOTA SOSA / SPENCER STERLING / TOD SEELE / TOMORO KINOSHIT / TOVGO / VANDALO / VMO / YU MAEDA /

■グッドデザイン賞公式ページ

https://www.g-mark.org/gallery/winners/30972

● NOXGALLERYについて

NOXGALLERYは、日本初のIRL(現実空間)NFTアートギャラリーとして2022年に渋谷区富ヶ谷にオープンしました。デジタルアートを駆使した映像演出による音楽イベントや展示会などを通じ、これまでに国内外1,000以上のアーティストやプロジェクトを支援しています。2023年には東京建物の協力のもと恵比寿に「NOXGALLERY EBISU」を開設。同年より、日本のポップカルチャーやデジタルアートをテーマとしたオリジナルアートイベント「TOKYO SOLID」の海外展開を開始し、これまで世界7か国9都市で約10万人にデジタルアート体験を提供してきました。こうしたダイナミックかつグローバルな活動により、NOXGALLERYは世界中のデジタルアーティストやコレクターから大きな注目を集める存在となっています。※NOXGALLERYは当初、株式会社エフ広芸のアート事業ブランドとして設立されましたが、現在は分社化され、株式会社NOXGALLERYとして独立運営されています。
NOXGALLERY公式サイト:https://noxgallery.art/
NOXGALLERY公式X: https://x.com/NoxGallery/

● Superchief Galleryについて

2012年にニューヨーク・ブルックリンで設立。多様なジャンルのアーティストのグローバル展開をサポートしてきました。2021年には世界初のIRL(現実世界の)NFTギャラリー「Superchief Gallery NFT」をニューヨークにオープンし、以来、Christie’s初のCryptoPunkオークションやOpensea、UNICEF、NFT/LAなどのIRL NFTイベントを手がけるなど、業界をリードしてきました。また、ヴェネツィアのNFT Art Biennialや韓国のNFT KOREA FESTIVALを設立するなど、NFTアートとカルチャーの最前線で新たな可能性を切り拓いています。Superchief Galleryは、多様な分野を横断するプラットフォームとして、カルチャーの最前線に立ちながら、唯一無二のオリジナルなスタイルを発信し続けています。

Superchief Gallery NFT公式サイト:https://www.superchiefgallerynft.com/

●Brilliaのアート 活動 について

Brillia Art Award Cube/ Brillia Art Award Wall

Brillia Art Awardは、 東京建物が次代を切り開く先進性をもったアーティストとの出会い・応援を目指し、2018年より開催している公募展です。 入選者 への 制作補助金 の 支給 や 作品の展示スペース提供 などにより、2024年までの 7年間で 22人のアーティストを支援してきました。 2024年 からは平面作品を対象としたBrillia Art Award Wallの新設に伴い、 従来の Brillia Art Awardを立体作品のみを対象とする Brillia Art Award Cubeに名称変更し 、 2つの公募展を開催しています。

公式サイト: https://www.brillia-art.com/award

● 株式会社エフ広芸について

株式会社エフ広芸は、創業45年。商業施設サイン、デジタルサイネージ、LEDビジョン等の設計から施工までを行うサインの総合メーカーです。1977年8月に創業し、全国チェーン店や大型モール、ホテル、公共施設、有名ブランドなど、品質に厳しい案件を多数手掛けています。

エフ広芸公式サイト: https://fcraft.com/

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会社概要

株式会社エフ広芸

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URL
https://fcraft.com/
業種
製造業
本社所在地
埼玉県越谷市平方485
電話番号
048-978-1000
代表者名
布川勝己
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1982年01月