日立コンサルティングと筑波大学が新たに「多様性への理解を促進するゲーミングツールの共同開発」を開始
~医療・看護分野の働き方改革・DEI発展に特化したゲーミングツールを共同開発~
株式会社日立コンサルティング(代表取締役 取締役社長:伊藤 洋三/以下、日立コンサルティング)と国立大学法人筑波大学(学長:永田 恭介/以下、筑波大学)は、2026年4月から「講義等に用いて多様性への理解を促進するゲーミングツールの共同開発」を題目とする共同研究を開始しました。日立コンサルティングが自社開発しサービスとして提供しているゲーム型DEI (Diversity, Equity & Inclusion)教育コンテンツ(以下、DEIゲーム「かりものめがね®」) の開発ノウハウに、筑波大学が有する医学医療領域の専門的知見を取り入れ、医学群看護学類の落合 亮太教授らと共同で講義・研修会等での活用を想定したゲーミングツールを開発します。
本共同研究は、同教授らと実施した「ゲーミングツールを用いた講義が学生の学習効果に与える影響」の共同研究に続く、第二弾の取り組みです。第一弾の共同研究では、筑波大学の学生200名を対象に「かりものめがね®」を活用した演習を実施。演習の前後で行ったアンケートを分析した結果、学生の多様性と困難への寛容度に有意な上昇がみられ、ゲーミングツールを用いた教育が大学生の多様性への理解度向上に寄与しました。演習に参加した学生からは、「他人の意見を聞くことで、自分の意見の偏りや問題点を浮き彫りにすることができた。」「多様な価値観にどう向き合うかを自分の中で考え直すきっかけにしたい。」といった感想が寄せられており、ゲーミングツールを通して当事者の立場で事例を検討し、さらにグループでの議論を通して自分とは異なる意見に触れたことで、価値観の多様性への気づきが促され、寛容度の向上につながった可能性が伺えました。第一弾の共同研究の成果については、2025年12月の日本看護科学学会学術集会で発表されています。
今回新たに開始した共同研究では、まず、医学医療領域の講義・研修会等での活用を想定したゲーミングツールを開発。開発したゲーミングツールを看護学類の学生などへ向けた講義で活用し、効果検証を行います。また、本研究を通じて開発・評価されるゲーミングツールは、他大学等でも活用可能にしていくことをめざします。
・共同研究内容
1.日立コンサルティングが提供する「かりものめがね®」の開発ノウハウに、筑波大学が提供する医学医療領域の専門的知見を取り入れ、講義・研修会等での活用を想定したゲーミングツール(カードゲーム)を共同で開発する
2.開発したゲーミングツール(カードゲーム)を筑波大学の講義等で用い、学習効果を検証する
3.開発したゲーミングツール(カードゲーム)の他大学等での活用へ向けた展開プランを検討する
DEIゲーム「かりものめがね®」とは
アンコンシャス・バイアスへの「気付き」に着目したカードゲーム型の教育コンテンツです。
カードを引き、DEIの意識が問われるさまざまな場面・状況を、当事者とその周囲の人の立場に分かれて対処するロールプレイと、関連するテーマでのディスカッションを繰り返すカードゲーム形式の教育コンテンツです。参加者はゲームを通して、周りにもいるかもしれない多様な当事者の存在を知り、実際に起こったトラブルに直面したときの当事者の事情や困難を思い描きます。さらに、ファシリテーターの下、自身の経験などを棚卸し・共有しながら参加者同士で議論を行い、学びを深めていきます。ゲーム中に配慮を感じる受け答えをした人や、新たな着眼点や考え方を示して気付きを与えてくれた人がいたら、ツールの一つであるコインを渡してお互いに褒め合います。
DEIゲーム「かりものめがね®」では、何気ない日常の場面でも実は難しい選択を迫られている当事者のリアルな事情や困難を疑似体験することができます。この体験と参加者同士の対話を通して、現実での意識・行動の変化につながる気付きが促されます。

※「かりものめがね®」および「Someone's Glasses®」は、株式会社日立コンサルティングの登録商標です。
日立コンサルティングについて
令和2年度経済産業省 産業経済研究委託事業でフェムテックに関する調査受注やお茶の水女子大学とのジェンダード・イノベーションに関する共同研究など、誰もが自分らしく生き生きと活躍する社会をめざし、ウェルビーイング領域の啓発に取り組んでいます。社会イノベーション事業を推進する日立グループのコンサルティングファームとして、今後もサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
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