地域と世界を繋ぐ:「Aomori Global Advance Project」に見る地方創生とグローバル教育
シンガポール国立大学の学生ら12人が3週間に渡る青森留学を終え、国際交流が地方創生と 地域共生に与える影響を実感
青森県下北半島に位置するむつ市と、アジアトップクラスの学力を誇るシンガポール国立大学(National University of Singapore、以下NUS)語学研修センターの連携により、青森県とむつ市、シンガポール国立大学(NUS)の協力により、今年で4年目を迎えた「Aomori Global Advance Project(以下AGAP)」は、今年度から青森県も事業に参画し、インバウンド、輸出、ブランディングを軸に、シンガポールと青森を繋ぎ、地域活性化に重要な役割を果たしています。Japan Naviはこの取り組みをプロデュースすることで、地方の学生たちに国際的な経験を提供し、学生のみならず地域住民のグローバルな視野を広げる貴重な機会を創出しています。
昨年の成果と社会への影響
昨年、本プロジェクトに参加したシンガポール国立大学の学生が青森県むつ市での短期留学を経験し、その成果としてシンガポールの日本語スピーチコンテストでグランプリを獲得しました。また、むつ下北の地域おこしに貢献したいと志願する学生も現れるなど、地方創生にも直接貢献する動きが加速しています。
※プレスリリース:青森県むつ市に短期留学したアジアNo.1のシンガポール国立大学学生が、青森の食や文化の魅力をシンガポールの日本語スピーチコンテストで発表し、グランプリを獲得
教育専門誌「先端教育」「事業構想」による取材と掲載
Japan Naviの取り組みは、教育界からも高く評価されており、教育専門誌「先端教育」で青森を特集する際のインタビューにも応じ、誌面に掲載されました。この記事では、Japan Naviの革新的な教育アプローチと、AGAPを通じて実現されている国際交流の成功が詳細に語られました。
先端教育掲載URL:「教育の国際化」を目指し、地域の魅力をグローバルに発信
事業構想掲載URL:Japan Navi Group 地域×グローバルを青森から発信
短期留学の詳細と留学後の展望
2024年5月13日に始まり、3週間に渡る留学体験が青森県で行われました。このプログラムは、シンガポール国立大学の学生たちにとって、多くの文化的及び教育的な洞察を提供する貴重な機会となりました。
-
留学開始を祝うレセプションパーティーには、宮下青森県知事、山本むつ市長、Japan Navi代表の飯田が出席し、留学生一人一人が自己紹介と留学での目標を語りました。レセプションの様子は様々なメディアで放送され、地域の方々の関心の高さが伺えました。
青森県の魅力をシンガポールで発信 訪問の短期留学生を歓迎 (NHK青森放送局)
-
5月14日〜19日: 参加学生たちは、青森県内各所を観光し、地域の自然や食文化を体験 しました。また、県内の高校生とのディスカッションを通じて、学生同士の交流を深めました。さらに、海外プロモーションについてむつ市と包括連携協定を結ぶ(有)リンゴミュージックが共同で実施した地方創生とアイドルのグローバルプロジェクトの一環として、シンガポールで青森のPR活動に携わったアイドルグループ「ライスボール」の特別ライブも開催されました。
八戸体験をプランの参考に シンガポール国立大生、種差など視察(デーリー東北)
シンガポールの大学生が握りずしに挑戦!「先生のお寿司を食べたときご飯は柔らかかった」(ATV青森テレビ)
-
20日〜6月4日:学生らはむつ下北地域の観光や歴史文化、産業について体験。むつ市内の事業者を訪問しての職場体験によって、地元産業についての理解促進に努めたほか、7日間のホームステイをはじめとする地域住民との各種交流セッションを通じ、むつ下北地域の生活・文化・価値観についても学びを深めました。
シンガポールの短期留学生 むつ市の“特産品” 仕事を体験(NHK青森放送局)
-
今後の予定:シンガポールに帰国後、学生たちは弊社のインターンシップ生として「輸出・インバウンド・ブランディング」チームに分かれ、今回の経験を活かして青森のPRをシンガポールで継続していきます。展示会への参加や商品企画、インスタグラムでの情報発信を予定しています。
参加学生(Tanさん、Zhiyingさん)へのインタビュー
「3週間の留学は毎日が充実していてあっという間でした。素晴らしい文化や食を楽しむことができ、また別の季節にも青森を訪れたいと思っています。最も印象深かったのは人との繋がり。今後はJapan Navi Groupのインターン生としてむつ下北地域に関わり、輸出やインバウンドのPRサポートを行う予定です。将来的にはより経験を積み、力をつけて、青森の発展に貢献するためにこの地域に戻ってきたいです。」と話してくれました。
Instagram:https://www.instagram.com/mutsu_japan
青森県むつ市・山本 知也 市長のコメント
日本の地方で深刻化する少子高齢化や産業の衰退といった課題。本事業は、これらの課題に立ち向かうアプローチの1つとして、2020年からスタートしました。
事業効果として、シンガポールにおける当市の観光や文化に関する発信強化、特産品の販路拡大が図られ、事業者が海外向けの商品バッケージ改良に着手するなど、地域が変わる一歩を踏み出しました。
ただ、これはまだ一歩を踏み出したに過ぎません。ホストファミリーや市内の大学生をはじめとする地域住民との心を通わせた交流は、シンガポールの学生が、プライベートで当市を再訪してくれるまでの深い絆をも紡ぎました。
地域は、「ヒト」によって変化をもたらします。むつ市は、まだ変われる。地方はまだ変われる。むつ市から地方を変える希望を発信していく事業=AGAP。きっとむつ市はAGAPによって、世界とつながり、地方を変える。
本事業に関わる関係各位、Japan Navi Groupのサポートに感謝しつつ、これからもシンガポールとの架け橋となり、地域に眠る新たな魅力を開拓していきます。
プロジェクトの長期的な社会への影響
このプロジェクトは、地域の学生だけでなく、地域住民全体に国際交流の場を提供し、より広い視野を持って地域活性化に貢献しています。自然環境の乏しいシンガポールの学生にとっては、青森での体験が新たな学びとなり、日本の概念を変え、将来的に青森をはじめとした日本との持続的な交友関係を築く契機となっています。
今後の展望
Japan Naviは、地方創生と国際交流の取り組みを強化し、地域の活性化を推進していきます。地域の未来を担う若者たちがグローバルな視野を持ち、地方と世界を繋ぎながら、持続可能な発展に貢献できるよう、教育を通じた支援を続けます。
Japan Navi Groupについて
Japan Navi Groupは、シンガポールと日本に拠点を構え、「グローバル×地方創生×教育の国際化」 をミッションとしてグローバルプラットフォーム事業、地方創生事業、教育事業を展開している企業す。
【会社概要】
Japan Navi Group
所在地:Twenty Anson #11-01 20 Anson Rd Singapore 079912
日本本社:東京都渋谷区
青森拠点:青森県青森市
代表取締役:飯田 広助
設立:2016年
事業内容: 海外マーケティング支援事業・地方創生事業、教育事業
HP:https://japan-navi-group.co.jp/
Singalife:https://singalife.com/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像