NTTアノードエナジーとパナソニック大阪・関西万博で水素サプライチェーンを実装
・これは未来社会ショーケース事業※1の「グリーン万博」における協賛※2に基づき実施するもので、具体的には、NTTアノードエナジーは、NTTパビリオン内で生成したグリーン水素を、地中通信用管路を活用したパイプライン輸送によりパナソニックグループパビリオンへ供給し、パナソニックはこのグリーン水素を基に純水素型燃料電池で発電した電力を同パビリオンで利用します。
NTTアノードエナジーとパナソニックグループは、「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げる大阪・関西万博における未来社会ショーケース事業の「グリーン万博」へ協賛します。日本における2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、NTTアノードエナジーは、NTTグループ環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」、パナソニックは長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」の取り組みを進めており、大阪・関西万博のNTTパビリオン、パナソニックグループパビリオンで「水素サプライチェーン」の実装を通じて、再生可能エネルギーのさらなる利用を拡大し、カーボンニュートラルの実現に貢献します。
「大阪・関西万博」会場での水素サプライチェーンの実装について(詳細:※3)
水素は、二酸化炭素を排出しない次世代のクリーンなエネルギー源であり、今後、需要が高まっていくと考えられています。今後、水素は誰もが利用できるように、各地域や利用するフィールドにおいて、大量の水素を安定輸送し、発電するための「つくる」「ためる」「はこぶ」「つかう」水素サプライチェーンの構築が重要となります。
具体的には、NTTアノードエナジーは、エネルギー流通のトータルプロデュースの強みをいかし、NTTパビリオンにおいて、水素サプライチェーンの「つくる」から「はこぶ」までを実装します。この実装では、太陽光発電等からグリーン水素を生成し、地中通信用管路を活用したパイプラインを通じて、グリーン水素を約200メートル離れたパナソニックグループパビリオンへ供給します。パナソニックは、水素を活用するノウハウを長年蓄積してきた強みを発揮し、両パビリオンにおいて、純水素型燃料電池(パナソニック製)で発電し、水素を「つかう」を実装します。
NTTアノードエナジーとパナソニックの主な役割
NTTアノードエナジー | ・水素の生成、供給 ・NTTパビリオン-パナソニックグループパビリオン間の 水素パイプライン整備(※3) |
パナソニック | ・純水素型燃料電池による水素から電気への高効率変換 |
今後の展望について
今後、水素の利用拡大に向けて、水素のサプライチェーンの構築を進めていきます。NTTアノードエナジーでは、NTTグループが国内に有する通信局舎・管路、更には保守体制といったアセットを活用して地域の水素拠点から需要家様への水素供給を展開し、将来の地域分散型エネルギー社会の実現に向けて取り組んでいきます。また、NTTアノードエナジーとパナソニックの両社が培ったテクノロジーや知見を結集することで、大阪・関西万博では、未来社会を形成する子どもたちを育む学習の場にするだけでなく、来場者および世界中の方々に、エネルギー分野での先進的な技術やシステムをご紹介することで、カーボンニュートラルを実現する魅力ある未来社会の形成に貢献していきます。
[注]
※1 未来社会ショーケース事業とは、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を支える技術・サービスを、2025年以降の未来を感じさせる「実証」と2025年の万博にふさわしい「実装」の形で、「未来社会の実験場」となる万博会場の整備、運営、展示、催事などに活用し、国内外の幅広い参加者や来場者に、体験として提供する事業群の総称です。
【2025年日本国際博覧会協会プレスリリース(2022.9.7)より引用https://www.expo2025.or.jp/news/news-20220907-01/】
※2 協賛契約は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、NTTアノードエナジー株式会社、
パナソニック ホールディングス株式会社の3社で締結しています。
・文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
※3
NTTパビリオン-パナソニックグループパビリオン間の水素パイプライン敷設ルート
大阪・関西万博での水素サプライチェーンのイメージ
◆NTTパビリオンのエネルギー関連展示
NTTパビリオンに、グリーン水素生成・パイプライン輸送・水素発電を実装し、
生成した水素はパイプラインを通じてパナソニックグループパビリオンにも供給します。
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