遅刻の許容ライン「待てる遅刻は15分まで」が6割超 スマホが“時計代わり”の現代、「スマートウォッチ派」は幸福度が高い意外な結果も

全国の男女800人に聞いた、「【時間】と【時計】に関する調査」を発表

株式会社one

 マーケティング支援事業を手掛ける株式会社one(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:清水佑介)は、全国の20代~50代の男女800人を対象に「【時間】と【時計】に関する調査」を実施しましたので発表いたします。調査の結果、スマホで時間を確認し、スキマ時間をデジタルで埋め、効率性(タイパ)を重視する現代人の時間感覚の傾向が浮き彫りになりました。また、時計の使い方や所有スタイルから、幸福度との関係性も見えてきました。6月10日は「時の記念日」ですが、生活の変化が加速する今だからこそ、「時間」を見つめ直すヒントとしていただけると幸いです。

<調査背景>

 6月10日は「時の記念日」です。近年、テレワークやフレックスタイムの普及により、働き方だけでなく「時間の使い方」そのものに対する価値観が大きく変化しています。「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が注目を集めるように、私たちの時間に対する感覚は大きく変化しつつあります。また、スマートフォンやスマートウォッチの普及で「時間を知る手段」が多様化する一方で、アナログ時計や腕時計をあえて選ぶ人も少なくありません。本調査では、「時間の確認方法」から「待ち合わせに遅刻をどこまで許せるか」などの日常的な感覚まで、現代人の“時間との付き合い方”を広く探りました。生活の変化が加速する今だからこそ、「時間」を見つめ直すヒントとして、本調査データをぜひご活用ください。

【今回の調査結果のポイント】

●スマホが“時計代わり”の主流に 64.9%が「時間はスマホで確認」

●遅刻の“許容ライン” 「待てる遅刻は15分まで」が6割超

●スキマ時間は“デジタル消費”が多数派 動画・SNS・ゲームが上位に

●腕時計「持たない派」が44.9% 「スマートウォッチ派」は幸福度が高い意外な関係

●自分のために使える時間・平日は「2~3時間」 「タイパ意識」は全世代へ

 スマホが“時計代わり”の主流に 64.9%が「時間はスマホで確認」

 はじめに、自宅で普段使っている「時計」について聞いたところ、自宅では複数の「時計」を活用している状況の中、最も多かったのは「スマートフォン(携帯電話)の時計」73.0%で、以降、「壁掛け時計」42.1%、「腕時計(スマートウォッチではない)」31.6%、「スマートウォッチ」19.4%とつづきます。性年代別で見てみると、20代女性では「スマートウォッチ」が32.0%、50代女性では「壁掛け時計」58.0%、50代男女では「めざまし時計などの置き時計」44.0%が特徴的な結果となりました。

 また、時間の確認方法として最も多いものについてもトップは「スマートフォン(携帯電話)」で64.9%。スマホが“時計代わり”の主流となり定着していることがわかります。「スマートフォン(携帯電話)」での時間確認は、最も少ない50代男性でも54.0%と過半数、最も多い20代女性では76.0%でした。スマートウォッチなどデバイスの多様化や時計表示付き家電など、時間を確認する方法は数多くある中でも、手元にあるスマホは圧倒的多数で、若者から年配者までみんなが時間の確認手段として利用されています。

Q.自宅で普段使っている「時計」について教えてください。(n=800、複数回答)

自宅で普段使っている「時計」(性年代別集計)

Q.時間の確認方法として最も多いものについて教えてください。(n=800、単数回答)

時間の確認方法として最も多いものについて教えてください。(n=800、単数回答)

遅刻の“許容ライン 「待てる遅刻は15分まで」が6割超

 では、「時間」に対する意識はどうなっているのでしょうか。待ち合わせなどの時間への意識を聞いてみたところ、過半数以上の57.1%が「ややうるさい」と回答。「かなりうるさい」とした11.6%を合わせると、およそ7割近くが「時間に厳しい」傾向があることがわかります。一方で、「やや時間にルーズ」とした人も26.9%と一定数おり、4人に1人は時間に対してある程度寛容であることも見えてきました。性年代で大きな差は見られなかったものの、50代女性に限ってみると「ややうるさい」が71.0%と、全体より13.9ポイントも高く、より時間意識が強い世代であることがうかがえます。

 さらに、遅刻をどの程度まで許容できるかを尋ねた設問では、「15分未満」が61.9%と6割超を占めました。「30分まで待てる」と答えた人を含めると89.3%にのぼり、30分以内が“許容範囲”とする人が大半を占めています。「時間通りに来てほしい」「待たされるのは一定の範囲までにしてほしい」と考える人が多い結果とも言えるでしょう。なお、「時間ちょうどまでしか待てない」とした厳格な人も11.5%存在しました。

Q.あなたは待ち合わせなどの「時間」にうるさいですか?(n=800、単数回答)

あなたは待ち合わせなどの「時間」にうるさいですか?(n=800、単数回答)

Q. 待ち合わせなどの「待てる遅刻」は何分までですか?(n=800、単数回答)

あなたは待ち合わせなどの「時間」にうるさいですか?(n=800、単数回答)

スキマ時間は“デジタル消費”が多数派 動画・SNS・ゲームが上位に

 つづいて、「スキマ時間」の使い方について聞いてみました。スキマ時間にやることの1位は「動画を視聴する」50.4%、2位「SNSを見る」44.6%、3位「ニュースサイトやネット記事を読む」39.1%という結果に。上位はいずれもスマートフォンなどを使った“デジタルコンテンツ”の消費が中心で、現代人のスキマ時間がいかにオンラインに依存しているかが明らかになりました。かつては「スキマ時間」といえば読書や家事の合間のちょっとした作業など、比較的オフラインな行動が多かったものですが、今や動画・SNS・ネット記事といった情報や娯楽をデジタルで“つまみ食い”する時代へとシフトしているのかもしれません。

 性年代別で見ると、20〜30代女性では「SNSを見る」割合が高く、SNSを通じて、最新トレンドや友人・インフルエンサーの投稿をチェックする行動が日常的になっているようです。一方で、50代は男女ともに「ニュースサイトやネット記事を読む」傾向が高く、スキマ時間を“情報収集の時間”として活用。40代男性では「ゲームをする」人が多いという結果も見られ、年代や性別によって“スキマ時間の使い方”に違いがあることがわかりました。

Q.あなたが「スキマ時間」にやることが多いことを教えてください。(n=800、複数回答)

Q.あなたが「スキマ時間」にやることが多いことを教えてください。(n=800、複数回答)
「スキマ時間」にやることが多いこと(性年代別集計)

 

腕時計「持たない派」が44.9% 「スマートウォッチ派」は幸福度が高い意外な関係

 身に付ける腕時計のスタイルについて聞いてみたところ、最も多かったのは「時計持たない派」で44.9%。「腕時計派」は32.6%で、「スマートウォッチ派」22.5%をまだ上回る状況となりました。スマートフォン(携帯電話)の普及により、「時間を知るために時計を身に着ける」という行為そのものが変化している現代らしい傾向と言えるでしょう。

 注目すべきは、この“腕時計のスタイル”と“幸福度”の意外な関係です。スマートウォッチ派のうち、「とても幸福」と答えた人は22.8%で、全体平均の12.3%を大きく上回りました。さらに、「まあまあ幸せ」も47.2%と高く、スマートウォッチ利用者の幸福度が全体と比べて相対的に高いという結果になりました。スマートウォッチが単なる「時計」ではなく、健康管理やライフログ、通知管理など、日常のQOL(生活の質)を高めるツールとして使われていることが影響しているのかもしれません。

Q.腕時計について自分のスタイルは?(n=800、単数回答)

腕時計について自分のスタイルは?(n=800、単数回答)

Q. 腕時計スタイルと幸せ度のクロス集計(n=800、単数回答)

腕時計スタイルと幸せ度のクロス集計(n=800、単数回答)

 

自分のために使える時間・平日は「2~3時間」 「タイパ意識」は全世代へ

 最後に、「自分のために使える時間」と、時間に関する価値観として「タイパ意識」について聞いてみました。まず、自分のために使える時間について見てみると、平日は「2~3時間」が最も多く23.8%。全体の6割が「1~4時間」と回答しており、平日は就労時間も長いことから限られた中でなんとか“自分の時間”を捻出している実態が浮かび上がりました。一方で、休日には「5時間以上自分のために使える」と回答した人が43.1%にのぼり、週末にようやく自分を取り戻す時間が持てている人が多いこともわかります。

 また、最近では「コスパ(コストパフォーマンス)」に加え、「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が広く使われるようになっていますが、「タイパを意識している」と答えた人は52.7%。この「タイパ意識」はもともとZ世代や若年層を中心に広まった言葉ですが、今回の調査では性年代による大きな差は見られませんでした。今やタイパは若者だけでなく、幅広い世代に共通する価値観となりつつあることがうかがえます。

Q. 自分のためだけに使える時間(一日平均)を平日休日それぞれお答えください。(n=800、単数回答)

自分のためだけに使える時間(一日平均)を平日休日それぞれお答えください。(n=800、単数回答)

Q. 普段の生活での「タイパ」への意識として近いものをお答えください。(n=800、単数回答)

普段の生活での「タイパ」への意識として近いものをお答えください。(n=800、単数回答)

<調査概要>

1.調査方法:インターネット調査

2.調査対象:全国の20代~50代の男女800人(性年代別均等割付)

3.調査実施日:2025年6月2日(月)

※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

●引用・転載時のクレジット表記のお願い

※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。

<例>マーケティング事業を展開する「株式会社one」が実施した調査結果によると…」


<企業情報> 

株式会社one  https://one-inc.co.jp/

代表者:代表取締役CEO:清水佑介

所在地:東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル3F

資本金:9,990,000円

設立:2010年9月

事業内容:マーケティング事業を中心に飲食事業、美容事業などを展開

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会社概要

株式会社one

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https://one-inc.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル3F
電話番号
03-6826-6641
代表者名
清水佑介
上場
未上場
資本金
999万円
設立
2010年09月