【イベントレポート】「日本の配属ガチャ問題」について学生達がガチ議論!採用や就活に取り巻く課題を話し合う新卒未来フォーラム「ジョブズ」開催レポートを公開

新卒採用に「ポジション確約採用」を提案するgood luck株式会社(本社:東京都新宿区、代表:高村一光)は、これからの新卒採用を人事や採用責任者が議論する新卒未来フォーム「ジョブズ」のイベントを7月25日(金)に開催しました。
ジョブズの詳細はこちら:https://shinsotsu-miraiforum.jp/
〇ジョブズとは
ジョブズはこれからの日本の新卒採用や就職活動のあり方の研究を目的とする人事・採用責任者の新卒未来フォームです。毎月開催されるイベントにて、新卒採用にまつわる現状の課題を、現場のリアルを知る人事や採用責任者の方々が議論を重ね、共に考えていきます。絶対的な解がない領域である新卒採用や就職活動の分野を改善していくための議論や仮説検証の場になっています。
今回のジョブズでは、採用される側の学生と一緒に「配属ガチャ問題」について議論を行いました。
〇今回開催の議論の内容(一部抜粋)
1.なぜ配属ガチャは学生の間で話題になるのか
学生からは、仕事に対する価値観の変化や入社後のキャリアに関する情報不足が原因という次のような意見が出ました。
Q.学生の間で配属ガチャが話題になるのはどうしてか
・「仕事のやりがいを重視するために配属先への関心が高まっている」
・「就職後の職種やプライベートのイメージをするうえで必要な情報を得られず不安を抱えている」
また、会社への全面的な信頼が薄れ、自分のキャリアは自分で描きたいという意識の高まりから配属ガチャへの議論が活発になっているとの分析もありました。
2.配属ガチャの原因は企業か、学生か?
「学生の方に原因がある」、「学生と企業は同じくらいの責任」といった声があが り、学生側の課題と企業側の課題両方が議論されました。
Q.学生は配属ガチャの原因は企業、学生自身どちらにあると考えるか
・「やりたいことの解像度を上げるための自己分析が足りていない」/学生側の課題
・「企業の情報収集や分析をするための企業研究が不足している」/学生側の課題
・「企業からの情報提供不足」/企業側の課題
・「学生と企業のパーソナルな対話機会の不足」/企業側の課題
これらの改善策として、長期インターンなどの実務経験をもとにした相互理解や企業からの適性表示と学生側のスキル開示によるすり合わせが必要だという意見が出ました。
3.配属ガチャについて本音でどう思ってる?
配属ガチャについて参加した学生達から様々な本音が飛び出しました。
Q.学生は配属ガチャについてどう思っているか
・「早期離職やミスマッチの観点で縮小・廃止すべき」
・「学生と企業がフェアな関係でポジション確約できるのが理想」
・「学生側のビジョンが明確でない場合は、信頼できる企業に委ねる方法として残すのもあり」
・「一口に配属ガチャといっても納得感の有無は重要」
今回の議論では、企業と学生間の信頼関係構築や理解深化、学生に配属に対する納得感を持たせることが大事だという意見が見られ、学生にとって配属ガチャは完全否定されるものではないですが、改善は求められています。
永島さんコメント

今回は現役大学生も参加して、近年就職活動において注目される「配属ガチャ問題」を一緒に議論しました。
学生の対話を通じて特に興味深かったのは、「配属ガチャは単純に企業側の制度的な問題だけではなく、学生側に要因があるのではないか」という意見でした。また、自分が何をやりたいかは明確ではないが、なりたくない職種は分かるという消極的な動機から配属ガチャを避けたいと考えている実態も明らかになりました。個人的には企業が「配属ガチャ」を、学生からの人気がないことへの言い訳にしている可能性もあるのではないかと考えております。
議論では、学生が内定を承諾する際の「納得感」の重要性を実感いたしました。企業は学生の内定辞退を防ぐために、学生との双方向の対話を通じて相互理解を深めることが改めて不可欠であると感じました。
今回の議論において最も重要な成果は、「配属ガチャは良くない」という簡単な結論ではなく、学生一人ひとりが自分自身の考えを言えるようになっていることだと考えます。
学生のリアルな声も踏まえながら議論を行うことができたので、ぜひ企業の方に聞いていただきたい内容になりました。今後も学生目線に立った議論を続けてまいります。
〇主催・good luck代表高村コメント

今回のイベントでは、これまでのジョブズとは異なる試みとして、採用される側の学生の皆さんにも議論に参加していただきました。
特に今回取り上げた「配属ガチャ」というテーマは、弊社が運営している「仕事塾」の原点にある重要な課題でもあります。この問題について学生の皆さんと直接対話できたことは、非常に意義深い機会でした。
配属ガチャについて、学生側は制度を実施している企業や人事に対して不安を抱いているものと考えていました。しかし、今回の議論を通じて、学生自身の問題として真摯に捉えている方々がいることに驚かされました。この発見は、私たちにとって大きな気づきとなりました。
今後は仕事塾を通じてポジション確約求人の掲載をより積極的に行うことで、一人でも多くの学生の皆さんに納得感を持って就職活動に取り組んでいただけるよう努めてまいります。
配属ガチャに対する学生の皆さんのリアルな声をお聞きできたことで、今後のサービス品質向上に向けた具体的な方向性が見えてきました。この貴重なご意見を活かし、より良いサービス提供に繋げていきたいと思います。
〇イベント開催概要
<日時> 2025年7月25日(金) 19時~21時
<会場> パーソルキャリア本社
<登壇者>■トイトイ合同会社 永島様
■CCCMKホールディングス 山本様
■大学4年生 3名
<当日の議題>
メインテーマ:「配属ガチャについて、学生たちはどう思っているのか?」
サブテーマ:
①なぜ配属ガチャは学生達の間で話題になるのか?
②配属ガチャの原因は企業か、学生か?
③配属ガチャについて、本音でどう思ってる?
〇次回イベント告知
次回のジョブズについての開催情報をお知らせします。
開催日時:8月26日(火)19:00-21:00
開催場所:パーソルキャリア株式会社 大手町オフィス
メインテーマ:企業版!配属ガチャをなくすために企業ができる工夫とは何があるか?
申込みリンク:ジョブズ参加フォーム
〇会社概要

good luck株式会社
「誰もが望むキャリアを実現できる社会をつくる」をビジョンに掲げ、日本の新卒採用・就活にイノベーションを起こすことを目指すHR企業です。
職歴のある学生とポジション確約求人がマッチングするジョブ型就活プラットフォーム「仕事塾」や、現役の大学生が就活の経験をもとに採用活動の支援をする「学生人事」、学生向けWEBメディア「Work Rise」を展開し、日本の就活スタイルをアップデートしています。
名称:good luck株式会社
住所:東京都新宿区新宿3-5-6 キュープラザ新宿三丁目 5F
設立:2023年4月
URL:https://goodluck-inc.com/
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