小型化・高機能化する電子部品において、発熱から放熱まで一括解析する「熱解析ソリューション」サービスを開始
~構想段階から熱課題を解決し、手戻りのない効率的な開発をサポート~
背景:自動車の電動化に伴う電子部品搭載数の増加による、新たな熱対策が課題に
政府が掲げるカーボンニュートラルに向けたさまざまな取り組みの中で、EVの販売台数が顕著に伸びています。一般社団法人 日本自動車販売協会連合会の調査※1によると、EVの中でも特に乗用車の販売台数は2020年に14,604台と落ち込んだ後、急速に増え2022年1年間の実績では31,592台というデータがあります。また政府が「乗用車は、2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」という目標を掲げていることから、今後さらにEVの販売台数が伸びることが予想できます。
※1 一般社団法人 日本自動車販売協会連合会「燃料別販売台数(乗用車)2018~2022年」より引用し当社が作成 http://www.jada.or.jp/wp-content/uploads/62160d31c016d59c2c9cbbd90299807c.pdf
そのような中、EV開発はもちろんさまざまな産業機器の自動化により、電子部品の高性能化、小型化、高密度化、電磁両立性などへの対応が不可欠で、「ますますシビアになる電子部品の熱対策」という新しい課題が浮上しています。
このような背景から、パーソルクロステクノロジーでは電子部品開発の初期の時点で熱流体解析を取り入れ、効率的な設計をご支援する、「熱解析ソリューション」サービスの提供を開始しました。
概要:開発プロセス上流から下流まで、自動車開発の実績を活かしたトータルでの熱流体解析支援を提供
本サービスは「熱流体解析を導入したいがどこから手をつけて良いか分からない」、「熱流体解析を導入したもののうまく活用できていない」、「熱流体解析を使ってはいるが、成果がうまく出せていない」というような、お客さまのフェーズに合わせて課題を解決します。
またパーソルクロステクノロジーでは、さまざまな自動車開発技術を持つため、電子部品の回路設計、基板設計、筐体設計、そして今回の熱流体解析までの各工程のサポートのみならず、一連の工程をトータルサポートできることが強みです。
熱流体解析ツール導入、立ち上げ支援 | ・各ツールのメリット、デメリットを可視化し、要望に沿った導入ツールの検討、導入計画の作成 ・ツール導入後の解析用PC選定、ライセンス管理、解析を実施する上で必要な情報一覧、帳票類の作成 ・ツールベンダーとの連携によりツール手順書、業務プロセスをより早く作成し、早期の社内展開を支援 |
解析および放熱対策案提案 | ・必要に応じ実測業務の提案と実施 ・熱成立性の評価や熱対策を検討 |
自動化ツール作成による業務効率化 | ・「熱流体解析を設計開発に活用する」ことを目的として、設計の本質とは関係がないメッシュ生成、各種設定(モデル設定、数値解法、境界条件など)をお客さまの解析対象に最適化 ・設計者向けの専用解析システムを可能な限り自動化して提供 |
【保有ソフト・計算設備】※2024年3月現在
また上記以外に、振動強度解析、応答の合わせ込み、熱応力解析、構造最適化解析、非線形・衝撃解析など、熱流体解析以外にもさまざまな解析ソリューションのご提供が可能です。パーソルクロステクノロジーでは、自動車関連の開発で得た知見と技術をクロスしたサービスを提供し、日本の電動車生産・普及に貢献して参ります。
パーソルクロステクノロジー株式会社について< https://persol-xtech.co.jp/ >
パーソルクロステクノロジー株式会社は、自動車・航空宇宙・産業機器・家電・ロボットといったものづくり領域から、システム、通信、WebといったIT領域までにおいて、技術コンサルティング、請負、技術者派遣、準委任にて、企業さまの技術支援をしています。私たちは、「尖った技術」の力で人と組織のはたらき方に変革を起こすことで社会課題を解決してまいります。
「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
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