悩みを抱える子どもに接する機会のある方へ向けた情報サイト「comoba(コモバ)」を公開【自殺予防週間】
ゲートキーパー等の支援者が孤立やバーンアウトすることを防ぐ

NPO法人OVAは、子どもの自殺対策およびゲートキーパー等の支援者が孤立やバーンアウトすることを防ぐための情報サイト「comoba(コモバ)」をリリースいたしました。
comobaでは、「死にたい」と子どもに打ち明けられた場合の対応に関する動画コンテンツや、当法人が過去に作成したガイドラインや調査結果から、ゲートキーパー※)に役立つ情報提供を行います。これにより、ゲートキーパーが悩みを抱えた子どもへ適切なかかわり方ができるようになること、支援者自身が疲弊しないようサポートすることを目指します。
comoba サイトリンク:https://ova-japan.org/comoba/
※)ゲートキーパー:悩んでいる人に気づき、声をかけ、じっくりと話を聴き、必要な支援につなぎ、見守る人のことを指します。専門家だけでなく誰もがなることができ、家族、友人、職場の同僚、学校の先生、地域の人々など、一人ひとりが大切な人の命を守る役割を担っています。
comobaを開発した背景
令和6年度の児童生徒の自殺者数は、過去最多の529人(確定値)と深刻な状況が続いています。そのような中、2025年6月に自殺対策基本法の一部を改正する法律が成立し、子どもに係る自殺対策を社会全体で取り組むことや、情報通信技術・人工知能関連技術等の適切な活用が明記されました。
また、令和4年に閣議決定された自殺総合対策大綱では、「ゲートキーパー等を含めた支援者への支援」と対象が新たに追記されています。
NPO法人OVAでは、創業時から続いている検索連動広告を活用した「インターネットゲートキーパー」事業を始め、近年では支援者の支援に特化した「ゲートキーパー支援プログラム」や、児童生徒の自殺対策を目的とした1人1台端末向けサービス「SOSフィルター」の展開を進めております。
そうした取り組みを続ける中で、「より多くのゲートキーパーをサポートしていきたい」という思いから今回、comobaを制作いたしました。
<comobaの主なコンテンツ>
ゲートキーパーとは:ゲートキーパーの4つの役割、キーワード集や資料集など、ゲートキーパーについて解説したコンテンツ
ゲートキーパー養成研修動画の提供:自殺の現状、悩んでいる人にどう気づき対応するか、ストレスにどう対処するかなど、ゲートキーパーの役割に関して説明した研修動画プURLの提供(要申込)
相談窓口一覧:支援者自身が相談できる相談窓口紹介ページの情報を掲載
ゲートキーパーに関する情報の発信:基礎知識、ゲートキーパー対応のポイントなど、今すぐ実践できる具体的なヒントや知識を記事で定期的に更新

今後は、今すぐ実践できる具体的なヒントや知識に関する記事を定期的に更新してまいります。これにより、ゲートキーパーの方々にどのようなニーズがあるのか、どのような情報を知りたいのか把握し、今後の事業展開に生かしていけたらと思っております。
comoba サイトリンク:https://ova-japan.org/comoba/
NPO法人OVAについて
主に検索エンジンにて自殺関連用語を調べるリスクの高い方々に対し、検索連動広告でアウトリーチとインターネット相談を実施。2025年7月現在、約40の自治体・非営利活動法人で、検索連動広告を活用した自殺対策事業を展開しています。
児童生徒は1人1台端末を活用してさまざまな検索行動をしており、自殺に関連したワードが調べられているという報告もあります。当法人はこれまでの事業展開で培ったノウハウを活用することで、「リスクの高い生徒にアプローチができないか」と考え、1人1台端末向けのブラウザ拡張機能「SOSフィルター」を開発しました。

<団体概要>
設立:2014年7月18日
代表理事:伊藤次郎
本部所在地 : 東京都新宿区西新宿7丁目17番7号 廣田ビル401号室
事業内容 : 自殺リスクが高い人々への直接的・間接的な支援、また自殺予防の啓発、支援ネットワーク構築、社会に対する提言など、自殺予防に関するあらゆる取り組みを行う。
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