フィジー政府観光局、フィジー観光の最新アップデート2025

~注目のリゾート改装情報とサステナブルな取り組み~

フィジー政府観光局

フィジー政府観光局(所在地:フィジー・ナンディ、CEO:ブレント・ヒル)は、南太平洋最大規模の観光業界向けトレードショー「フィジー・ツーリズム・エクスチェンジ2025(Fiji Tourism Exchange 2025、以下FTE)」を、2025年5月12日(月)から2日間にわたり、ビチレブ島・デナラウで開催しました。本イベントには世界各国から観光関連企業、メディアなど多数の観光業界関係者が来場し、活発な商談やネットワーキングが行われました。フィジーは、2024年に航空およびクルーズによる年間訪問者数が初めて100万人を突破。観光需要の増加を受けて、各ホテルやアトラクション施設においても、改装や新サービスの導入、サステナブルな取り組みが加速しています。FTEでは、各施設が、最新情報やサステナブルな取り組みについて発表しました。以下、五十音順に紹介します。

アウトリガー・フィジー・ビーチ・リゾート(ビチレブ島コーラルコースト):

新客室カテゴリーとプレイグラウンドでファミリー層を強化

写真:(C)アウトリガー・フィジー・ビーチ・リゾート

ビチレブ島コーラルコーストに位置する「アウトリガー・フィジー・ビーチ・リゾート」は、新たに「プランテーション・プール・ブレ」と「リゾートビュー・コートヤード」の2つの客室カテゴリーを導入しました。「プール・ブレ」は伝統的なブレ7棟に専用プールを備え、カップルやファミリー向けにVIPチェックインやバトラーサービスなどラグジュアリーな滞在を提供します。「コートヤード」は屋外スペース付きの新設19室で、安全なゲートも完備し小さな子ども連れに最適。まもなく完成予定です。また、メインプールにはフローティング・プレイグラウンドが登場し、家族向けの魅力がさらに充実。「アウトリガー・アドベンチャー・パーク」では、新たにロッククライミング、バイク、斧投げなどのアクティビティも導入予定です。

インターコンチネンタル・フィジー・ゴルフリゾート&スパ:

文化体験型「バヌア・イマージョン・ディナー」を開始

写真:(C)インターコンチネンタル・フィジー・ゴルフリゾート&スパ

2024年のWorld Travel Awardでフィジー最高のMICEホテルに選出した「インターコンチネンタル・フィジー・ゴルフリゾート&スパ」は、団体向けの新文化体験「バヌア・イマージョン・ディナー」を開始。インセンティブツアーやカンファレンスに最適で、参加者がフィジー文化を体感し、心のつながりを深める内容です。また、「ロロマアワー」の「海岸線の保護」に沿って、毎週土曜日にビーチクリーン活動「Litter for a Latte」を実施。参加者には無料のコーヒーが提供され、ごみ袋集めた方には、ローカルビールまたはワインの無料バウチャーが贈られます。世界のトップ50に選ばれたナタドラ・ビーチを守るこの活動では、2024年に1トン以上のごみを回収しました。

キャスタアウェイ・フィジー(ママヌザ諸島カリト島):

創業60周年へ向けた改装とサンゴ保護アート設置

写真:(C)キャスタアウェイ・フィジー

ママヌザ諸島カリト島に位置する「キャスタウェイ・アイランド・フィジー」は、2026年に創業60周年を迎えます。それに伴い、公共エリアの大規模な改装を予定しています。また、Counting Coral と連携し、フィジーで3例目となる「サンゴの彫刻」がリゾート内に設置されます。マリングレード・ステンレスで作られたこの彫刻には、500以上の親サンゴが保存され、今後の再生活動に活用します。設置は5〜6月の予定です。ゲストもこの活動を見学できます。

クルーソーズ・リトリート(ビチレブ島コーラルコースト):持続可能な改装プロジェクトへ

写真:(C)クルーソーズ・リトリート

ビチレブ島コーラルコーストに位置する「クルーソーズ・リトリート」は、2024年に地元オーナー体制となり1周年を迎えました。70年以上の歴史を誇るこのリゾートは、地域雇用を促進しながら企業団体の受け入れも強化。宿泊率は前年比で20%増加しました。全28棟のブレは4カテゴリーに分類され、今後は水上レストラン&バーの新設や全面改装を予定。照明、家具、バスルームを刷新し、屋外シャワーやプライベートデッキも一部導入されます。完成は約3年後を見込み、太陽光発電や地元資源の活用など、環境に配慮した持続可能なリゾートづくりを進めています。

シェラトン・フィジー・ゴルフ&ビーチリゾート(ビチレブ島デナラウ):

フィジー初のスピークイージーバー「Cellar & Barrel」オープン

写真:(C)シェラトン・フィジー・ゴルフ&ビーチリゾート

ビチレブ島デナラウに位置する「シェラトン・フィジー・ゴルフ&ビーチリゾート」に、フィジー初のスピークイージーバー「Cellar & Barrel(セラー&バレル)」がオープンしました。世界各地から厳選した300種類以上のワインや希少なウィスキー、クラフトカクテルを揃え、愛好家はもちろん、カジュアルなゲストも楽しめる大人の隠れ家です。併設のワインセラーではソムリエによるテイスティング体験「Cellar Elite」も提供。バーは、平日は午前11時から午前12時まで、週末は午前11時から午前1時まで営業しています。

トロピカ・アイランド・リゾート(ママヌザ諸島マロロ島):

エコ素材の導入とチョウチョウウオ保護プログラムを推進

写真:(C)トロピカ・アイランド・リゾート

ママヌザ諸島マロロ島に位置する「トロピカ・アイランド・リゾート」は、環境配慮型素材「Palmexサッチング」の屋根を採用し、伝統美と耐久性を両立。大型桟橋の新設により、大型ヨットの接岸も可能となりました。また、来年初めの開始を目指す「チョウチョウウオの繁殖・保護プログラム」や「Corals Conservation」とのサンゴ再生プロジェクトも展開中。リゾートは5つ星ラグジュアリーへの全面改装を計画しており、客室数を24室から最終的に55室へ拡張予定。水上ブレや高級レストラン、日帰り施設も新設され、3〜6億円規模の投資でサステナブルとラグジュアリーが融合した唯一無二のリゾートを目指しています。

ナヌク・リゾート・フィジー(ビチレブ島パシフィックハーバー):

全面改装完了、ラグジュアリー&サステナブルな滞在を提供

写真:(C)ナヌク・リゾート・フィジー

ビチレブ島パシフィックハーバーに位置する「ナヌク・リゾート・フィジー」は、2025年に開業10周年を迎え、著名デザイナーParisa O’Connell氏による約1,200万ドルの全面改装を完了しました。全37室はプライベートプール付きで、1〜6ベッドルームの多様な構成。家族連れに人気のレジデンスやブレも充実しています。改装により、カナヴァタ・レストランラウンジやヌク・バーも刷新され、ファミリーエリアと大人専用エリアが明確に分かれ、より快適な滞在を実現しました。また、サンゴ礁保護やマングローブ植樹などを行う「バティワイ・プログラム」など、サステナビリティにも注力。ゲストを名前で呼ぶという心のこもったホスピタリティとともに、TripAdvisor世界トップ1%の評価を2年連続で獲得しています。

パラダイス・タベウニ・リゾート(タベウニ島):自然と調和するリゾート

写真:(C)パラダイス・タベウニ・リゾート

タベウニ島にある「パラダイス・タベウニ・リゾート」は、自然共生と持続可能な観光に取り組んでいます。スキューバダイビングやシュノーケリング、カヤック、島内ツアー、養豚場見学など多彩な体験を提供。養豚場ではキッチン廃棄物を餌に再利用し、循環型を実現。ペーパーストローや詰め替え洗剤の導入、ワイン瓶の道路舗装再利用、プラスチックや缶の分別リサイクルも徹底しています。

2025年9月には太陽光発電を導入し、燃料依存からの脱却を目指します。ダイビングやシュノーケリングは「触らない」ルールを守り、定期清掃も実施。90名超の地元スタッフを雇用し、ビレッジツアーの収益は子どもたちの教育支援に充てるなど地域貢献にも力を入れています。訪問者には環境教育も行い、環境に配慮した滞在を促進しています。

フィジー・ゲータウェイ・ホテル(ビチレブ島ナンディ):2025年10月リニューアル完了へ

ビチレブ島ナンディ空港のすぐそばに位置する「フィジー・ゲータウェイ・ホテル」は、現在改装中で、2025年10月に完了予定です。客室数は95室から135室に増え、より多くの宿泊需要に対応できるようになります。

プランテーション・アイランド・リゾート(ママヌザ諸島マロロ・ライライ島):

2026年末まで大規模改装中

写真:(C)プランテーション・アイランド・リゾート

ママヌザ諸島マロロ・ライライ島に位置する「プランテーション・アイランド・リゾート」は、2025年4月から2026年末にかけて大規模な改装を行っています。新たに「Baravi Mediterranean Kitchen」という薪窯を備えた本格的な地中海料理レストランがオープン。また人気の「Brigham Bar」は新しいロケーションで再オープン。「Copra Restaurant」はビュッフェ形式のメインレストランに。さらに、フィジーの自然派スパブランド「Nama Fiji」が監修する「Senibua Spa」が6室のトリートメントルームを備えオープン。客室は、ビーチフロントの新ブレ6棟と2ベッドルームのガーデンブレ3棟が2025年半ばに完成予定です。家族連れに嬉しいウォータースライダー付きの新プールも加わり、リゾート全体がより魅力的に進化します。なお、近年開発された「Tavolaエリア」では、40室の新客室や「Tavola Restaurant」「Bowl」などのレストラン、リテール施設、さらにウォーターパークが導入され、滞在の幅がますます広がっています。

ヤサワ・アイランド・リゾート&スパ(ヤサワ諸島ヤサワ島):2024年に大規模改装完了

写真:(C)ヤサワ・アイランド・リゾート&スパ

ヤサワ諸島最北端のヤサワ島にある「ヤサワ・アイランド・リゾート&スパ」は、2024年に大規模リニューアルを完了しました。全客室に高級家具や最新のアルミ製ルーバー窓を導入し、照明も装飾的なハンギングライトへ刷新。プライベートビーチハットの屋外家具を新調し、屋根は伝統的なパーム風の茅葺きに替えました。レストラン、バーも改装され、フィジーらしい特注シャンデリアが設置されました。新エグゼクティブシェフの就任に伴いメニューも一新。スパスタッフの集中的なトレーニングも完了。エントランスは自然の花崗岩で美しく舗装され、リネン類も一新されました。今後は全客室に新しいカーテンと環境配慮型の耐久性のある屋根の設置を予定。さらに、プライベートプール付きの新ビーチフロント・デラックス客室を2棟新築、既存の3棟も改装予定で、よりラグジュアリーな滞在が可能に。サステナブル認証「アースチェック」の取得にも取り組んでいます。

リクリクリ・ラグーン・リゾート(ママヌザ諸島マロロ島):420万米ドルの改装を経て再オープン

写真:(C)リクリクリ・ラグーン・リゾート

フィジーの家族経営リゾート「アフラ・リゾーツ」が運営する「リクリクリ・ラグーン・リゾート」は、約3ヶ月の休業を経て1,000万フィジードル(420万米ドル)の大規模改修を完了し再オープン。全客室を改装し、11棟のビーチフロント・ブレにプライベートプランジプールを新設。環境配慮型の屋根材や高速Wi-Fiも強化されました。新設のレストラン「Saluwaki」では、地元食材を活かしたアジアンタパスとフィジーの香草・スパイスを融合した創作料理をオープンキッチンで提供。28席限定の特別なダイニング体験が楽しめます。また、新たに開設された保護センター「Na Vanua Conservation Hub」ではイグアナ保護やサンゴ再生、地域教育支援など、自然や文化を守る活動をゲストも体験可能。自然・文化・サステナビリティが融合した大人のラグジュアリーリゾートへと進化しました。2007年開業で、今年で18年目を迎えました。フィジー初の水上ブレ(Overwater Bure)を持つことで知られています。

ロイヤル・ダブイ・アイランド・リゾート(ビチレブ島パシフィックハーバーのベンガ島):

20周年を記念して全面改装で再始動

写真:(C)ロイヤル・ダブイ・アイランド・リゾート

ベンガ・ラグーンにある大人専用の「ロイヤル・ダブイ・アイランド・リゾート」が、約7ヶ月におよぶ数百万ドル規模の全面改装を経てリニューアルオープンしました。2025年に開業20周年を迎える節目に、全16棟のプライベートプランジプール付きブレやレストラン、共用スペースが一新され、自然との共生を重視した「責任あるラグジュアリー」をさらに深化。リゾートの象徴である樹齢400年以上のバニヤンツリーを中心に設計された「バニヤン・バー&レストラン」は、籐製の特注シャンデリアや地元の軍艦鳥をモチーフにしたアートで南国らしい洗練された雰囲気になりました。また、ブレには新しい家具やアートが備わり、屋内外の一体感を強調。また、プールエリアにも新たにカバナやアート彫刻が加わり、島本来の自然美と調和する空間へと生まれ変わっています。

ロマニ・ビーチ・リゾート(ママヌザ諸島マロロ・ライライ島):

自然と伝統が融合する極上スパが誕生

写真:(C)ロマニ・ビーチ・リゾート

ママヌザ諸島マロロ・ライライ島に位置する「ロマニ・ビーチ・リゾート」は大人専用の小規模高級リゾートで、全30室のうち10室にはプライベートプールが付いています。新設されたジャングルスパでは、オーストラリアのスパ専門家と連携し、屋外のリラクゼーションスペースやサウナ、バーも完備。フィジー伝統のマッサージや、地元の「NAMA Fiji(海ぶどうの一種)」を使ったプロダクトを取り入れるなど、文化と自然を生かしたスパ体験を提供しています。

アクティビティ

キャプテン・クック・クルーズ・フィジー:2025年6月からデイクルーズの目的地を変更

写真:(C)キャプテン・クック・クルーズ・フィジー

キャプテン・クック・クルーズ・フィジー」は、2025年6月1日よりデイクルーズの目的地を、現在のティブア島からママヌザ諸島の「カダブライライビーチ」へと変更します。ナンディからの移動時間が短縮されることで、フィジーのエンターテインメントやブリーフィング時間が充実し、より快適な体験が可能になります。また、別料金のオプションとして「トレジャー・サンド・ケイ」への短時間ツアーも追加予定です。最大30名までの少人数制で、サンドバー周辺に広がる豊かなサンゴの海でシュノーケリングやダイビングを楽しめ、手つかずのビーチでゆったりとした時間を過ごしたりすることができます。さらに、海洋科学分野での取り組みも強化。専属の海洋生物学者が同行する体験や、サンゴ礁のマッピング・監視活動など、持続可能な観光を推進しています。

セブンス・ヘブン・フィジー(ママヌザ諸島):

持続可能な自然保護体験と大人限定オーバーナイトステイ

写真:(C)セブンス・ヘブン・フィジー

セブンス・ヘブン・フィジー」は、フィジーの美しい海上に浮かぶラグジュアリーな2階建て施設で、広さは約6000平方フィート。専用のバーやマッサージルーム、シャワー、空気清浄システムを完備し、デナラウ港から船で約45分とアクセスも良好です。子供の利用には時間制限がありますが、大人には極上のリトリート体験を提供。最大200名までの貸切利用も可能で、企業イベントやパーティーにも最適です。また、環境保全活動「ロロマ・イニシアティブ」に参画し、ゲストはサンゴ植樹などの体験に参加できます。人気の「エクスクルーシブ・オーバーナイト・リトリート」は、大人2名限定で、午後3時の送迎から翌朝9時半まで施設を完全貸切。専属シェフによる7品ディナー、フリードリンク、サンセット&サンライズ体験、マッサージやシュノーケリングなどを含み、特別な記念日やハネムーンに最適です。宿泊料金は1泊3,495豪ドル〜。

ベアフット・コレクション:日帰りツアーの専用施設を新設

ベアフット・コレクションがヤサワ諸島のクアタ島に、新たに日帰りツアー利用者の専用施設「Kuata Island Day Cruises」をオープンしました。この施設には、ダイビング対応の5つのプール、レストラン、バー、カルチャーセンターなどを備え、カルチャー体験・海洋保全・サメとのシュノーケリングといった3つのプログラムを提供。2025年中頃には定員330名の新型フェリー「Yasawa Flyer III」が就航予定で、クワタ島へのアクセスがさらに向上します。

ヴォー・ハブ・フィジー:最新作「Mystery of the Missing Hat」を発表

ヴォー・ハブ・フィジー」は、現在、子供向けのショー「Island Adventures」と「Fiji Untold」の2作品を上演していますが、今年後半に最新作「Mystery of the Missing Hat(消えた帽子の謎)」が上演予定であることを発表しました。

メソブ・フィジー:ナンディの工場見学&体験型ワークショップ「Soap & Sip Masterclass」開始

写真:(C)メソブ・フィジー

メソブ・フィジー」は、フィジー初のゴートミルクソープの製造会社で、2018年に設立。創業当初は家庭のリビングでの手作りから始まり、現在では自社工場「シティファクトリー」をナンディに構えています。工場では見学が可能で、その場で製品の購入もできます。2025年6月1日からは、フィジー初のユニークなアクティビティ「Soap &Sip Masterclass」を開始します。最大8名までの少人数制で行う3時間の体験型ワークショップは、年齢を問わず、自分だけの石けん作りを楽しむことができます。

サステナブルな観光が求められる今、フィジーでは自然環境と共生するラグジュアリーな旅がますます充実しています。新施設の開業や既存リゾートの進化は、旅行者をフィジーへと惹きつけています。

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会社概要

URL
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿南3丁目1-1 いちご恵比寿グリーングラス6階
電話番号
-
代表者名
ブレント・ヒル
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年12月