清流の国ぎふ News Letter 2025年1月号 ー岐阜の清流が生み出す日本酒や、伝統の美濃焼を大特集!ー

★「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産登録決定で盛り上がる岐阜の地酒 ★地酒と一緒に楽しみたい!東美濃地域の伝統「美濃焼」を紹介

岐阜県観光資源活用課

日本の中央に位置し、天下分け目の戦いの舞台にもなった岐阜県。豊かな山々や、それを源流とした川を有する「清流の国ぎふ」では、東西交流や自然の恵みがもたらした歴史や文化を今日に至るまで受け継ぎ、訪れる人に癒しと安らぎを与えます。飛騨高山の古い町並みや白川郷といった主要観光地だけにとどまらない、まだ知られていない「岐阜の旬の魅力」を毎月お届けします。

ぎふニュース /岐阜県で42年ぶりとなる新酒米「酔むすび」誕生!

2024年12月5日に、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

「伝統的酒造り」は、日本各地の気候に応じ発展、継承されてきた技術であり、祭事や婚礼といった社会文化的行事に不可欠な「酒」を根底で支える技術とされています。

全国的に酒造りや地酒への注目が高まる中、岐阜県では、中山間農業研究所、食品科学研究所が共同で、42年ぶりに酒米(日本酒の原料に適した米)の新品種「酔むすび」を開発しました。

「酔むすび」は、標高が高くない東濃地域でも栽培がしやすいことから、地元産の原料で醸造する新たな日本酒による東濃地域のブランド創出が期待されています。

■岐阜県の代表品種(従来品種)「ひだほまれ」

岐阜県では従来から、主に標高が高い飛騨地域で「ひだほまれ」という酒米が栽培されています。

「ひだほまれ」は大粒でタンパク質が少なく、酒造りに必要となる「心白」の発現率が高く、かつ大きい品種です。一方で、心白が大きく、酒造りの過程である精米中に米粒が割れやすく高度精米が難しいことから、心白の小さい品種が求められていました。

■新品種「酔むすび」

「酔むすび」は、心白が小さく発現率も低いのが特徴で、精米の際に割れにくいことから、米を多く削る必要がある大吟醸酒の製造にも適しています。

現在、東濃地域で収穫されたこの「酔むすび」を使った日本酒の仕込みが行われており、2月21日に販売が開始される予定です。

地域の風土と伝統の技術が生み出す 東美濃の酒蔵・銘酒

■岩村醸造(恵那市)

1787年創業。岩村城下町で「玲瓏馥郁」を信条とし、地元産の酒米と、米が育った同じ水を使った酒造りを続けている酒蔵です。店内では角打ちや、酒蔵の見学等も楽しめます。※見学費用¥1,500(数種類の試飲可)

【所在】岐阜県恵那市岩村町342番地【詳細】https://www.torokko.co.jp/

■中島醸造(瑞浪市)

1702年創業。原料となる米選びに力を入れており、全国から選りすぐりの様々な品種で酒を造っています。代表銘柄の「小左衛門」は、米の旨味を活かした旨口で、飲む人に鮮烈な印象を残す味わいが特徴です。

【住所】岐阜県 瑞浪市土岐町7181-1【詳細】 https://kozaemon.jp/

■はざま酒造(中津川市)

江戸末期文政年間創業の中山道中津川宿に佇む日本酒蔵。恵那山の伏流水を仕込水に「米」と「水」から純米酒のみを醸しています。世界最大規模のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ 2024 London SAKE」では純米酒部門1位を獲得、出品酒すべてがメダルを獲得する等、世界的に評価されています。

【住所】岐阜県中津川市本町4丁目1番51号【詳細】 https://enasan.jp/

岐阜の地酒をもっと楽しむ!酒蔵めぐりスタンプラリー開催中!

岐阜県は、滋賀県と連携し、地酒を活用した広域周遊及び地域の消費喚起のため、両県内の酒蔵を巡るスタンプラリーを開催中です。対象の酒蔵で1,000円以上お買い物をするとスタンプがもらえ、集めたスタンプ数に応じて高級日本酒セットなどの賞品の抽選に応募できます。また、応募された方全員にオリジナル画像をプレゼントします。

・参加酒蔵:20蔵(岐阜県10蔵、滋賀県10蔵)

・ラリー帳は対象の各酒蔵等で配布しています。

【詳細】https://www.pref.gifu.lg.jp/site/pressrelease/392620.html

ぎふニュース / 岐阜の伝統工芸品「美濃焼」

1400年の歴史を持つ伝統工芸品 東美濃地域の銘酒を“美濃焼”で味わう

\陶磁器の一大産地「東美濃」/

岐阜県の東美濃地域に位置する多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市では古くから陶磁器産業が盛んで和・洋食器類の生産量は国内シェアの50%以上を占めています。これらの地域で生産された陶磁器は「美濃焼」と呼ばれ、盃、徳利、どんぶり、タイルなどエリアごとに異なる製品が作られています。東美濃地域では、地元で育まれた伝統工芸品の「美濃焼」で地酒を味わう極上の時間を過ごすことができます。

\美濃焼の歴史/

美濃焼は安土桃山時代に、茶の湯文化の高まりに重なるように盛んになりました。千利休ら著名な茶人たちによって評価されたことで、全国的な地位を築きます。この時代に生まれた「志野」「瀬戸黒」「織部」「黄瀬戸」は「桃山陶」と呼ばれ、日本を代表する焼き物です。その後、日常生活に使われる食器が大量に生産されるようになり、現在にいたるまで、日々の生活に寄り添う馴染みの良さが愛され続けています。

\「陶芸の現代」を知る!岐阜県現代陶芸美術館/

古くから現在まで、美濃焼は人々の暮らしに寄り添い続けています。そんな美濃焼の産地である多治見市に所在する岐阜県現代陶芸美術館では、「陶芸の現代」をテーマに、国内外の近現代陶芸作品を紹介しています。個人の作品や、産業陶磁器などを対象としてコレクションをしている同館では、美濃焼を含む「陶芸の今」を知ることができます。

特別展:人間国宝 加藤孝造 追悼展を開催中

瑞浪市生まれの陶芸家で、5代加藤幸兵衛、荒川豊蔵に師事した加藤孝造。美濃焼の伝統技法の伝承を追求し、瀬戸黒の技法で重要無形文化財の保持者に認定されました。特別展では、陶芸作品のほか、油彩画や水墨画なども併せて、加藤孝造の多彩な全貌を紹介します。

【住所】岐阜県多治見市東町4-2-5

【特別展の開催期間】2024年11月30日(土)~2025年3月16日(日) 

【詳細】 https://www.cpm-gifu.jp/museum/

美濃焼の魅力を体験! 伝統ある美濃焼を現代のスタイルに合わせて楽しめるスポット

国内の陶磁器生産量の50%以上のシェアを占める東美濃地域。陶芸作家から直接学んだり、歴史のある窯元での作陶体験など、初心者から本格的な器づくりまで幅広く産地ならではの「ものづくり」を体験できるスポットをご紹介します。

\多治見市モザイクタイルミュージアム/

モザイクタイル生産日本一の多治見市笠原町にある「多治見市モザイクタイルミュージアム」では、モザイクタイル産業の歴史や魅力を紹介しています。世界的に知られる建築家・藤森照信氏の設計による、一度見たら忘れられない不思議なデザインの外観です。タイルを自由に貼って小物を作ることができる体験工房も人気です。

©Akitsugu Kojima

企画展:青の誘惑-タイルにみる青の世界-を開催中

タイル本来の魅力を建築物の施工や企業のショールームとは別の方法で伝えることができないかという観点から開催。27社のタイルメーカー・商社等から出展された青色タイルをホワイトキューブの内部全面にあしらい、現代タイルにおける青の世界をつくりあげます。

【住所】岐阜県多治見市笠原町2082−5

【企画展の開催期間】2024年9月14日(土)~2025年5月18日(日) 

【詳細】https://www.mosaictile-museum.jp/#architecture

\多治見市美濃焼ミュージアム/

多治見市美濃焼ミュージアムでは、美濃焼1300年の歴史を紐解きながら、その魅力を発信しています。志野・織部など、桃山陶をはじめとする時代ごとの器や美濃を代表する陶芸家の作品を紹介しています。ミュージアム内では、人間国宝など美濃を代表する陶芸作家の茶碗で抹茶を楽しむ体験ができます。

【住所】岐阜県多治見市東町1-9-27

【詳細】https://www.tajimi-bunka.or.jp/minoyaki_museum/

©黒織部茶碗 多治見市美濃焼ミュージアム蔵

\KOYO BASE/

「うつわの複合体験施設 KOYO BASE」はうつわについて、食べる、買う、楽しむ、学ぶを体験できる新スポットです。コンセプトは「Clay to Table」で土(Clay)から食卓(Table)まで、うつわが持つ魅力を丸ごと味わっていただけます。カフェでは、岐阜の食材を使用したおしゃれなメニューと合わせてオリジナルのうつわで食事を楽しめます。また、ショップでは季節や特集テーマに合わせて食器を購入できたり、うつわの製造を学ぶ工場見学、モノづくりを楽しむワークショップなどお子様から大人まで幅広く楽しめる体験やイベントが開催されています。

【住所】岐阜県土岐市泉町久尻1496-5

【詳細】 https://koyobase.com/

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会社概要

岐阜県観光資源活用課

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
岐阜県岐阜市薮田南2-1-1
電話番号
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代表者名
北村 和弘
上場
未上場
資本金
-
設立
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