就活中の大学院生の75.1%がオンライン採用が企業の志望度に影響すると回答 オンラインのみで内定まで完結した学生は4月時点で15.5%

~アカリク、「21卒大学院生(修士・博士)の就職活動」に関するアンケート調査を実施~

 大学院生・研究者のキャリア支援を行っている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:林信長)は、「21卒大学院生(修士・博士)の就職活動」の実態把握を目的として、アカリクに登録している21卒の大学院生(修士・博士)206名を対象に実施したアンケート調査の結果を発表いたします。
  • 調査概要
調査期間:2020年4月24日〜4月27日
調査方法:21卒アカリク会員へのアンケート調査
調査目的:21卒大学院生(修士・博士)の就職活動の実態把握
有効回答:大学院生 206名
 
  • 「生物・農学系」「化学系」「物理系」を筆頭に幅広い研究分野の大学院生が回答
 「Q1.自身の研究に最も近い分野を教えてください。」(n=206)と質問したところ、「生物・農学系」と回答した修士課程・博士課程の学生が17.0%、「化学系」が14.5%、「物理系」が13.6%となりました。全体としては文理合わせて19以上の研究分野に属する大学院生からの回答が得られました。

Q1.自身の研究に最も近い分野を教えてください。Q1.自身の研究に最も近い分野を教えてください。

・生物・農学系:17.0%

・化学系:14.5%
・物理系:13.6%

・情報・通信系:12.6%
・医学・薬学系:8.3%
・材料・物質系:5.8%
・機械系:4.9%
・社会学・心理系:3.9%
・その他の理系分野:3.4%
・環境・資源系:2.9%
・人文科学系:2.4%
・数学系:2.4%
・電気・電子系:1.9%
・法学・政治学系:1.9%
・経済学・経営学・商学系:1.5%
・教育・教育養成学系:1.0%
・芸術学系:1.0%
・その他の文系分野:0.5%
・建築・土木系:0.5%
 
  • 7割を超える大学院生が現在就職活動を行なっていると回答
 「Q2.就職活動の状況を教えてください。」(n=206 )と質問したところ、「現在、就職活動を行っている」と回答した修士課程・博士課程の大学院生が75.2%となりました。例年4月中に内定が出ている企業でも、対面での面接が実施できないため採用選考が延期されているケースがあることもアカリクでは把握しています。

Q2.就職活動の状況をおしえてください。Q2.就職活動の状況をおしえてください。

・これから就職活動を開始する:3.9%
・現在、就職活動を行っている:75.2%

・就職活動を既に終えている:19.9%
・その他:1.0%
 
  • 新型コロナウイルス影響により、例年とは異なる就職活動に不安抱える大学院生は7割強
 「Q3. 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン化をはじめとした例年とは違った就職活動となっています。現在、就職活動について不安はありますか?」(n=206)と質問したところ、「非常に不安」と回答した大学院生・博士学生が34.5%、「不安」と回答した大学院生・博士学生が38.3%と、新型コロナウイルス感染拡大を受けて就職活動に不安を感じる大学院生・博士学生が7割を超える結果となりました。

Q3. 現在、就職活動について不安はありますか?Q3. 現在、就職活動について不安はありますか?

・非常に不安:34.5%
・不安:38.3%

・あまり不安ではない:20.9%
・全く不安ではない:6.3%
 
  • オンライン採用を行っていることは大学院生に対して「好印象」
 「Q4.社員・リクルーター面談や実際の面接などで「オンラインでの採用を進めている企業」に対するイメージを3つまで教えてください。」(n=206)と質問したところ、「リモートワークなど柔軟な働き方が期待できる」という回答が68.4%、「イノベーティブ(革新的)である」が45.1%、「社員や経営層が優秀である」が34.0%と、オンライン採用が大学院生にとってが様々な面において良いイメージをもたらしていることがわかりました。

Q4.社員・リクルーター面談や実際の面接などで「オンラインでの採用を進めている企業」に対するイメージを3つまで教えてください。Q4.社員・リクルーター面談や実際の面接などで「オンラインでの採用を進めている企業」に対するイメージを3つまで教えてください。

・リモートワークなどの柔軟な働き方が期待できる:68.4%
・イノベーティブである:45.1%
・社員や経営層が優秀である:34.0%

・特別なイメージはもっていない:21.8%
・社員同士や上司・部下などの人間関係が良好である:10.2%
・その他:4.9%
 
  • 75.2%がオンライン採用を行っていることは「志望度に影響する」と回答
 「Q5.オンラインでの採用を行っているかどうかが志望度に影響することはありますか?」(n=206)と質問したところ、「かなりある(行っている企業を積極的に志望する)」が30.1%、「多少ある」が45.1%と、7割超の大学院生がオンライン採用の実施有無は志望度に影響すると回答した結果となりました。

Q5.オンラインでの採用を行っているかどうかが志望度に影響することはありますか?Q5.オンラインでの採用を行っているかどうかが志望度に影響することはありますか?

・かなりある(行っている企業を積極的に志望する):30.1%
・多少ある:45.1%

・ほとんどない:17.3%
・全くない:7.3%
 
  • 6割超の大学院生がオンライン面談・面接に「満足」と回答
 「Q6. 就職活動で経験したオンライン面談や面接についての満足度を教えてください。」(n=206)と質問したところ、「非常に満足」と回答した大学院生が11.6%、「満足」が51.5%と、6割超の大学院生がオンライン面談や面接に満足を感じていることがわかりました。

Q6. 就職活動で経験したオンライン面談や面接についての満足度を教えてください。Q6. 就職活動で経験したオンライン面談や面接についての満足度を教えてください。

・非常に満足:11.6%
・満足:51.5%

・不満:20.4%
・とても不満:2.4%
・オンライン面接を行ったことがない:14.1%
 
  • 大学院生が企業選びで重視するのは、1位「業務内容」2位「自身が成長できそうな環境であること」3位「研究や学んできたことが活かせる環境であること」
 「Q7. 選考を受ける企業選びで現在、重視していることを3つまで教えてください。」(n=206)と質問したところ、「業務内容」と回答した大学院生が67.5%、「自身が成長できそうな環境であること」が54.4%、「研究や学んできたことが活かせる環境であること」が49.5%と、大学院生が企業選ぶ際には「業務内容」に加えて「自身が成長し活躍できる環境」を重視するという結果が得られました。

Q7. 選考を受ける企業選びで現在、重視していることを3つまで教えてください。Q7. 選考を受ける企業選びで現在、重視していることを3つまで教えてください。

・業務内容:67.5%
・自身が成長できそうな環境であること:54.4%
・研究や学んできたことが活かせる環境であること:49.5%

・会社・社員の雰囲気や魅力:35.5%
・給与・賞与:24.8%
・事業や会社の成長性:19.4%
・福利厚生:15.0%
・勤務地や転勤の有無:14.6%
・休日日数や残業時間:6.8%
・その他:1.9%
 
  • オンライン面接・面談のみで内定が完結した方は15.6%
 「Q8. オンラインでの面接・面談のみで一度も対面を行わずに内定まで完結したことはありますか?」(n=206)と質問したところ、「ある」と回答した大学院生が15.6%と、オンライン形式の面談・面接で一度も対面を行わずに内定まで完結した大学院生は約2割いることがわかりました。また、約4割の大学院生は「まだわからない」と回答していることから、内定に至っていないもののオンラインのみで選考が進んできた方は多く、最終的はオンラインで内定まで完結するケースがさらに増加すると考えられます。

Q8. オンラインでの面接・面談のみで一度も対面を行わずに内定まで完結したことはありますか?Q8. オンラインでの面接・面談のみで一度も対面を行わずに内定まで完結したことはありますか?

・ある:15.6%

・ない:46.1%
・まだ分からない:38.3%
 
  • 新型コロナウイルス感染症の発生を受けて就職活動の選社軸が変化した大学院生は約3割  
 「Q9. 新型コロナウイルス感染症が発生する前とあとで、就職活動における選社軸の変化がありましたか?」(n=206)と質問したところ、「かなり変化した」と回答した大学院生が4.8%、「少し変化した」が24.8%と、就職活動の選社軸が変化した大学院生は約3割となりました。

Q9. 新型コロナウイルス感染症が発生する前とあとで、就職活動における選社軸の変化がありましたか?Q9. 新型コロナウイルス感染症が発生する前とあとで、就職活動における選社軸の変化がありましたか?

・かなり変化した:4.8%

・少し変化した:24.8%
・あまり変化してない:35.4%
・全く変化しない:35.0%
 
  • 企業の動向やデータを重視する傾向が強まり、企業の選び方が多様化
 Q9で「かなり変化した」「少し変化した」と回答した方に「Q10. どのように変化しましたか? Before/Afterで教えてください。」(n=50)と質問したところ、「Before:出社して働くことが普通。After:働き方改革の一つとして今後も在宅勤務を取り入れる意向があるか」など、新型コロナウイルスを受けて、面接オンライン化、テレワークの導入、業界を幅広くみるなど企業の選社軸に変化がある大学院生がいることがわかりました。

<自由回答・一部抜粋>

 
  • まとめ
 今回の調査では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大の影響により、多くの大学院生(修士・博士)が就職活動に不安を抱えていることが判明しました。また、オンライン採用を行っている企業が志望度に影響するという回答が7割にものぼり、全体の過半数がオンライン面接や面談について満足していると感じていることも分かりました。オンライン面接のみで内定が完結したケースは現時点で2割ほどですが、現在もオンラインでの選考が継続している大学院生が4割ほどいることも明らかになりました。最終的にはオンラインで内定まで完結する事例がさらに増加するものと考えられます。
 今後はオンライン完結で内定まで完結できる企業とできない企業で大学院生からの認識において二極化が予想されます。そして大学院生にとってはオンラインでの選考に問題なく対応できることが当然のこととして要求され、都市部と地方の格差が少なくなり、さらに経済的打撃により採用枠の縮小も考えられるため、より競争が激化するのではないかと予想されます。
 
  • 会社概要
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役社長 林 信長
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリクWEB」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。
 
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