ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」、埼玉県横瀬町と共同で農業と建設業の運搬労力削減に向けた実証実験開始
〜横瀬町の官民連携プラットフォームに採択され、電動化の可能性を開拓へ〜
株式会社CuboRex(本社:東京都葛飾区、代表取締役社長:寺嶋 瑞仁)は、埼玉県横瀬町(町長:富田 能成)と連携し、一輪車のタイヤを交換するだけで電動化が可能となる、ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」を用いた、農業および建設業の運搬労力の効率化に向けた実証実験を2022年2月より開始いたします。このたびの実証実験では、横瀬町で活動する農業および建設業の従事者に当該製品を無償貸与を行うことで、電動化による運搬作業の効率への実用性を検証します。また、自治体と共に農業および建設業従事者への道具を電動化することによる実証実験は、国内初の試みとなります。また、今回の取り組みの結果により、特に地方部における労働人口の減少の中でも高齢化が進む農業及び建設業において、作業の効率化により生産性の向上を図るとともに作業負担の軽減を図り、誰もが働き続けられる環境を創り出すことで、地方創生への貢献を目指します。
■実証実験開始の背景
ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」は、和歌山県を中心に2020年10月1日より正式販売を開始しており、柑橘や梅などを栽培されている農家様を中心に傾斜地や段畑などの移動条件が悪い場所で肥料や土、収穫物の運搬で利用頂いています。これまで、「E-Cat Kit」による運搬道具の電動化によって、限りある人間の時間と体力を効率的にし、運搬以外の仕事や活動へのリソースを配分できることを実証できる場がないかと検討を進めてまいりました。このたび、横瀬町が主宰する官民連携プラットフォーム「よこらぼ」に採択(採択No.107)されたことで、農業および建設業の運搬労力の削減と効率化に向けたモデルケースの構築を目指します。
■横瀬町における実証実験の概要
<内容>
ねこ車(一輪車)の電動化による農業・建設現場の運搬労力削減に向けた実証実験を展開します。限りある人間の時間と体力を、一輪車のタイヤを交換するだけで、電動化が行える当社製品を活用し、効率化を実施。利用前と後で、時間の使い方や体力の使い方、日常の疲労感等の変化をヒアリングさせていただくことで、農家や建設業従事者の変化を実証実験を通して、検証していきます。また、今回の取り組みの結果により、特に地方部における労働人口の減少の中でも高齢化が進む農業及び建設業において、作業の効率化により生産性の向上を図るとともに作業負担の軽減を図り、誰もが働き続けられる環境を創り出すことで、地方創生への貢献も目指してまいります。
<実証実験期間>
2022年2月〜2022年4月末予定
<対象>
埼玉県横瀬町の農業および建設業従事者
■横瀬町長 富田能成様 コメント
横瀬町は、人口減少が続く町の未来を変えるために、「日本一チャレンジする町」「日本一チャレンジを応援する町」を掲げ、「よこらぼ」などを通じて、民間のアイデアや先進的なプロジェクトを積極的に町政運営にとりいれてきています。本件連携が、高齢化や担い手不足が懸念される農業分野や慢性的な人材不足が続く土木建設業分野の一助となり、誰もが無理なく働き続けられる環境づくりにつながることを期待しています。
■今後の展開
今後も民間での実証実験に加え、地方自治体との連携による実証実験を積極的に展開し、電動化による運搬の作業効率化を追求してまいります。また、「E-Cat Kit」の活用できる領域を農業から他領域に展開することで、電動化の価値を広めてまいります。
参考:ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」とは?
ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」は、農家や土木事業者が利用する手押し一輪車を電動化することができるキットです。「E-Cat Kit」を利用することにより農作業における運搬作業を普段利用しているねこ車を電動化してより迅速かつ労力削減につなげます。和歌山県を中心に2020年10月1日より正式販売を開始しており、2020年10月の販売開始から、和歌山県や広島県のJA様や代理店様を通して、みかん農家様を中心に柑橘や梅などを栽培されている農家様を中心に傾斜地や段畑などの移動条件が悪い場所で肥料や土、収穫物の運搬で500台以上をご購入いただいています。
URL:https://cuborex.com/products/e-cat-kit/
■埼玉県横瀬町について
所在地:埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬4545番地
横瀬町長:富田能成(とみたよしなり)
横瀬町は人口約8,000人、埼玉県の西部、秩父地方の南東部にあって都心から70km圏内、池袋駅から最短72分の距離に位置しております。秩父盆地の大自然に囲まれ、四季折々の味覚や風景が手軽に楽しめる山あいの小さな町です。近年では、都心からの近さ、コンパクトにまとまった地域、町民の活力などを活かし、官民連携プラットフォーム「通称:よこらぼ」の展開により、大企業からスタートアップ企業、大学等との連携が多数行われ、地方創生の取り組みの一つとして、全国から注目されています。
横瀬町(よこぜまち)公式WEB:https://www.town.yokoze.saitama.jp/
■「横瀬町官民連携プラットフォーム(通称:よこらぼ)」とは
横瀬町の活性化・持続的発展を目指した、企業・個人を問わないプロジェクトサポート施策です。町外の企業等から広く事業を募集し、その提案プロジェクトを実証試験する上で支障となる法定課題の解決や実証フィールドの提供などの支援を行います。行政権限を活かした特区の申請や条例の制定、学校などの公的領域への協力要請、町民団結力の活用など、町が関われるすべての支援を活用できます。約5年間で提案185件のうち109件を採択しています。
よこらぼ公式WEB:https://yokolab.jp/
【会社概要】
農地や建築現場等の凸凹な「不整地」と呼ばれる場所での作業負担軽減や効率化に取り組むため、不整地産業において「欲しい者が欲しい物を生み出せる社会」の実現を目指し、動力内蔵型タイヤやクローラの開発・パーツ化・キット販売をするハードウェアスタートアップです。
社名:株式会社CuboRex
事業内容:不整地産業向けハードウェア研究開発・販売
設立年月日:2016年3月31日
代表取締役:寺嶋瑞仁
WEBサイト:https://cuborex.com/
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