地域の祭りを未来につなげる「Mission for 能登 海の祭プロジェクト」終了

〜参加学生と地域の方が能登町で報告会・意見交換会を実施〜

一般社団法人マツリズム

一般社団法人マツリズム(東京都文京区、代表理事 大原学)は、2021年4月から6月までの2か月間実施した大学生を対象にしたプログラムについて、同年10月に現地報告会・意見交換会を実施しました。


 今回2カ月間にわたり実施したプログラムは、コロナ禍で2年連続中止となった石川県能登町で受け継がれてきた海の祭り「とも旗祭り」をテーマに、海の祭りを未来へつないでいくため、地域の方々と協同してできることをチームで考えるものです。海の祭への参加体験を通じ、海に対する学びを深め、地域活性化に貢献することを目的とする本プログラムでは当初、2ヶ月間のプログラムの一部で首都圏の学生が現地・能登町に訪問し現地調査することを企画していました。

 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により、地域を跨いだ移動が制限されていたこともあり、プログラム期間中は完全オンライン・都内でのプログラム実施となりました。現地調査・訪問が叶わなかったことにより、現地側へのインパクトが弱かったため、緊急事態宣言明けの9月下旬に、参加学生による現地・能登町訪問を実現し、プログラム報告会及び現地の方々との意見交換を実施しました。
 このプログラム及びイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で開催したものです。
  •  現地報告会概要
イベント名:Mission for 能登 海の祭りプロジェクト 現地報告会
日時:2021年10月1日〜2日
場所:石川県能登町
参加人数:現地参加17名、リモート参加4名、計21名

 
  • 内容
10月1日(金)16:00-17:00
能登町役場への表敬訪問
出席者:プログラム参加学生3名、町役場職員3名、事務局スタッフ
・プロジェクトの報告、記事やプログラム紹介DVDなどの贈呈
・意見交換(能登町や海に関する課題/取り組みなど)

10月2日(土) 19:00-20:30
地元住民に対するプロジェクト報告会
出席者:プログラム参加学生5名、地元住民10名程度(一部オンライン参加)、事務局スタッフ
・プログラム概要報告、プログラム紹介動画の視聴
・大学生によるプロジェクト報告(プログラムを通じた地域や海に対する気づきの共有)
・住民との意見交換会(感想共有や特に地域の未来に向けた取り組みについてワークショップ形式で実施)
 
  • Mission for 能登 概要                              
1. 目的
 ・プログラムに参加した学生が海の祭りのことを知り、能登の海に関する課題を知る
 ・参加した学生が現地・能登の方々との対話を通じ「能登に行きたい」気持ちが高まり、実際に現地を訪問する
 ・学生が地元の方とリモートで何かを共創する体験をし、それらの体験をリアルイベントで届ける経験をする

2. プログラムの流れ


 ・Session 1(4月23日):チームビルディング
 ・Session 2(5月2日):インプットセッション①:能登と祭りを知る
 ・Session 3(5月16日):インプットセッション②:能登と祭りを知る
 ・ワークショップ(東京・銀座でのイベント開催)(5月30日):
 ・Session 4(6月2日):振り返りセッション

3. 参加者
 大学生10名

4. プログラム内容詳細はこちら
https://matsurism.uminohi.jp/recruit/
 
  • Missin for 能登 参加者のコメント  

                      
「プログラム期間中、ずっとオンラインでしか関わることのできなかった能登町へ実際に足を運ぶことができ、地元の方々や祭りの担い手の方々と交流し、意見交換できたのがよかった。このプログラムを通して得た自分たちの経験や想いを現地の方に届けられた気がした。」
 
  • 現地報告会 参加者の感想と今後について                      
「緊急事態宣言の継続により、延期が続き実施が難しいかもしれないと、不安感を持ったまま進めてきたが、無事実施することができてホッとした。2年間祭りが中止となった喪失感の中で、何ができるか、そもそもこのプログラムを実施する必要があるのか、などと自問自答を繰り返しながら進めてきた。ここからすぐに何かが生まれて成果が出るものではなく、また答えがあるわけではないが、現地報告会は熱量の高い場となったことは間違いない。やはり祭りへの想いは誰もが持っており、それをこの中止の2年間、誰とも話す場が存在しなかった。今回のプログラム及び現地訪問・意見交換会を通し、対話することで何か一歩踏み出すきっかけが生まれるかもしれないということを実感できた。」
 
  • 現地報告会海の祭ismプロジェクト主催者総括                    
海と暮らし、海とともに生きてきた日本人。日常生活で忘れてしまいがちだが、日本に5000以上存在する「海の祭」と触れることで、海に対する感謝の念、そして畏怖・畏敬の念が呼び起こされます。海の祭はその土地や人々と海の結びつきを呼び覚ます「記憶の再生装置」と言えるでしょう。
Mission for 能登のプログラムで生まれたアイデアは現地報告会を通じて未来の変化へと繋がり、またオンラインで生まれた繋がりは、現地を訪問することでより強固なものとなりました。マツリズムでは今後も海の祭の魅力を伝え、未来につないでいく活動に取り組んでいきたいと思っています。
 
  • 団体概要
団体名称    :一般社団法人マツリズム
本社所在地 :東京都文京区本郷3-40-10 
電話番号    :050-5319-9350
代表理事    :大原 学
設立          :2016年11月
URL          : http://www.matsurism.com
活動内容  :「祭りの力で人と町を元気に!」をモットーに、地域の祭りの担い手を応援する団体です。担い手不足に悩み地域の祭りと都市部の若者や外国人をつなげ、祭り文化の次代への軽症と地域活性化に挑戦します。
Mission     :祭りの力で、人と町を元気に
Vision       :多様な人が混ざり合い支え合う感謝と受容の社会をつくる


海の祭ismプロジェクト
地域における「祭」は楽しさだけでなく、土地の育まれてきた伝統・文化を継承し、生活する上で大切な地域コミュニティやつながりの核となる存在です。中でも海にまつわる祭りは大漁祈願や海上安全祈願のため、昔から私たちの生活に密接に関わってきました。次世代を担う若者や子どもたちが地域の人に混じって祭りを体感し、その「ism(本質的価値)」を感じることを通じて、海への関心を高めるムーブメントを起こします。https://matsurism.uminohi.jp/
 






日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。 https://uminohi.jp/

 

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会社概要

一般社団法人マツリズム

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URL
http://matsurism.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区本郷3-40-10 三翔ビル本郷4階 social hive HONGO
電話番号
050-3559-9193
代表者名
大原 学
上場
未上場
資本金
50万円
設立
2016年11月