恐竜博士・河部壮一郎氏、初の著書『デジタル時代の恐竜学』4月5日(金)発売!
新種・新発見が続出中の恐竜研究の最前線。
集英社インターナショナルは、4月5日にインターナショナル新書『デジタル時代の恐竜学』を刊行します。
本書は、世界三大恐竜博物館の一つである福井県立恐竜博物館の研究員・河部壮一郎氏が、デジタル技術を使った最先端の恐竜研究を紹介するものです。
この20年間で恐竜研究は大きく様変わりしました。CT、MRI、フォトグラメトリ、3Dプリント――。デジタル機器の活用によって、新種・新発見も続出しています。
著者の河部氏は、この分野の若きトップランナー。
デジタルクリーニングで新種の原始鳥類(フクイプテリクス)を発見!
CT解析で脳を再現したら、絶滅したペンギンモドキはペンギンの仲間だった?
岩石に埋まって見えない化石を透視する、3Dプリンターで全身骨格標本をつくるなど、その研究内容は国内外から常に注目を集め、学術誌をはじめ、新聞各紙、NHK「ダーウィンが来た!」などでも紹介されています。
4月17日の「恐竜の日」を前に発売となる本書は、デジタルの力で化石に残された謎を読み解いていく、若き研究者の奮闘記でもあります。
北陸新幹線の延伸により、福井県立恐竜博物館はますます人気が高まると予想されます。3月20日より、東京・お台場でも福井県立恐竜博物館が全面協力の【オダイバ恐竜博覧会2024 福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!】も開催中です。また、2025年には福井県立大学に日本初の「恐竜学部」が設置予定など、恐竜ファンには嬉しいニュースが続きます。優しい語り口で大人も子どもも楽しめる本書で、ぜひ最先端の恐竜研究をお楽しみください。
【本書の目次】
第1章 奇妙な新種恐竜「フクイベナートル」との邂逅
第2章 コロナ禍と「フクイベナートル」のその後
第3章 「ネオベナートル」のデジタルデータ作成奮闘記
第4章 生ける恐竜「ニワトリ」の脳の成長を観察する
第5章 原始的な鳥類「フクイプテリクス」
第6章 恐竜の「失われたクチバシ」を作り出す
第7章 「ペンギンモドキ」はペンギンか?
第8章 繊細な暴君「ティラノサウルス」
第9章 絶滅した奇獣「パレオパラドキシア」をデジタル復元
【著者プロフィール】
河部壮一郎(かわべ・そういちろう)
古生物学者。福井県立大学恐竜学研究所准教授。福井県立恐竜博物館研究員。1985年、愛媛県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専門は脊椎動物の比較形態学。特に、鳥類を含む恐竜や哺乳類の脳形態について。
大学の生物学科の研究室が舞台の人気マンガ『アヤメくんののんびり肉食日誌』(町麻衣/祥伝社)に登場する研究者・海部のモデルにもなっている。
★書籍情報★
書名:『デジタル時代の恐竜学』
著者:河部壮一郎
定価:990(税込)
体裁:224ページ
発売日:2024年4月5日(金)
発行元:集英社インターナショナル(発売:集英社)
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