【「受験生の主体性評価への意識および新型コロナウイルスの影響に関する調査」結果】受験生の約8割が主体性評価に賛成も、約7割が「不安あり」

~主体性評価されたくても新型コロナウイルスの影響で活動できず?~

本年度入試から一般選抜でも主体性評価に関する内容の入力を求める大学多数
受験生の約8割が主体性評価に賛成も、約7割が「不安あり」
「評価基準がわからない」「採点者によって評価が変わってしまいそう」との声
 ODKソリューションズ(本社:大阪府大阪市 代表:勝根秀和、以下ODK)は、半世紀以上にわたり日本の大学入試を支えるサービスを提供しています。「ビジネスを、スマートにつなぐ。人生の、ストーリーをつむぐ。」との経営ビジョンのもと、常に受験生に寄り添い一歩先駆けたサービスを提案してまいりました。当社では現在、主体性評価の採点を行うAIエンジンの開発をすすめていることから、この度2021年度(2021年4月入学者対象)入試を控えた高校3年生200名を対象に、「受験生の主体性評価への意識および新型コロナウイルスの影響に関する調査」を実施しました。

 今回調査する主体性評価とは、「学力の3要素」を多面的・総合的に評価できるよう、学力以外に受験生自身のいままでの取組みや人柄(主体性)も評価の対象にするというもので、文部科学省がすすめている大学入学者選抜改革の取組みの一つです。一般選抜(一般入試)においては、まだ採点対象とはなっていないものの、2021年度入試においては、すでに慶應義塾大学、早稲田大学、青山学院大学といった有名私立大学の多くが出願時に「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験について入力を求めています。この主体性評価の流れに対し、受験生自身はどう感じているのか、また、それにまつわる新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の影響はどのようなものがあるのか、調査しました。

■調査結果ダイジェスト ※本調査を引用する際、『ODKソリューションズ調べ』と記載ください。
✓主体性評価について「理解している」受験生は約7割
 3割以上の受験生がアピール文書を「自分で作成したい」と回答
✓一般選抜で主体性評価がされることに対して、約8割(78.5%)の受験生が賛成
 現状の学業以外の取組みや学習意欲を評価してもらえる点にメリットを感じる受験生が多数
 「学力も主体性も同等に評価してほしい」との回答が半数近くに(44.5%)
✓一方、約7割(69.0%)の受験生が主体性評価に対して不安があると回答
 不安な理由は「評価基準がわからない(64.0%)」、「採点者によって評価が変わってしまいそう(55.0%)」
 大学ごとに主体性評価の基準を明確に定めて公開してほしいと答えた受験生は8割以上(81.5%)に
✓8割以上(82.0%)の受験生が、対面授業や教員とのコミュニケーションが減るコロナ禍では
 主体性評価のように自主的な活動を評価する機会が必要と回答
 その一方で、今年学業以外の取組みが十分に行えなかった受験生は6割以上(64.0%)も
✓学業以外の取組みが十分に行えなかった受験生のうち、約6割(59.4%)が新型コロナの影響と回答
 最も多い回答は「コロナ禍で活動の機会がなくなってしまったため」で65.8%

■調査概要

【調査対象者】2021年度(2021年4月入学者対象)入試を控える高校3年生200名
【調査方法】インターネットリサーチ
【調査期間】2020年10月2日(金)~2020年10月6日(火)
【調査協力会社】株式会社ネオマーケティング

■調査結果
主体性評価について「理解している」受験生は約7割
3割以上の受験生がアピール文書は「自分で作成したい」と回答

 2021年度入試を控える受験生に、本年度から徐々に導入される主体性評価について尋ねたところ、「理解している」「少し理解している」と回答した人の合計は7割強(71.5%)という結果になりました。

 主体性評価の方式について希望の形式を聞くと、3割以上(31.0%)が「自分で作成したい」と回答しました。受験勉強で忙しい中でも、学校生活以外の取組みを自分の言葉で表現し、評価してほしいと考えている受験生が少なくないことがうかがえます。

 
一般選抜で主体性評価がされることに対して、約8割(78.5%)の受験生が賛成
現状の学業以外の取組みや学習意欲を評価してもらえる点にメリットを感じる受験生が多数
「主体性を重視してほしい」という回答が「学力を重視してほしい」を上回る結果に

 主体性評価をされることに対する考えを聞くと、約8割(78.5%)の受験生が「賛成」「どちらかといえば賛成」と回答しました。

 具体的に主体性評価に期待することを尋ねると、最も多い回答は「学業以外に打込んだことを評価してもらえる(48.0%)」で、学業以外の取組みにも目が向けられることに期待する声が多いことがわかりました。次いで、「現状の学力よりも学習意欲・過程を評価してもらえる(45.0%)」「一回の試験の本番で失敗するリスクを避けられる(37.5%)」など、学業の面でも一面的ではない評価をしてもらえる可能性に期待していることがうかがえます。

 また、一般選抜において学力と主体性のどちらを評価してほしいかと考えているかを尋ねると、「どちらも同等に評価してほしい」という回答が最多の44.5%となりました。学力のみによって判断する今までの入試から学力と主体性両軸での評価をされるようになることを、肯定的に受け止める受験生が多いことがうかがえます。また、学力と主体性どちらを重視してほしいかは拮抗しているものの、主体性を重視してほしいという回答がわずかに上回り、学業以外も評価してもらえることへのメリットを多く感じていることが予想されます。 

 
一方、約7割(69.0%)の受験生が主体性評価に対して不安があると回答
不安な理由は「評価基準がわからない(64.0%)」、「採点者によって評価が変わってしまいそう(55.0%)」
大学ごとに主体性評価の基準を明確に定めて公開してほしいと答えた受験生は8割以上(81.5%)に

 このように主体性評価に期待する声も多い一方で、主体性評価の導入に対して「不安がある」「どちらかといえば不安がある」と回答した人は約7割(69.0%)にまで上りました。

 その理由を聞くと、半数以上の受験生が「評価基準がわからない(64.0%)」、「採点者によって評価が変わってしまいそう(55.0%)」と回答しました。学力による試験と違い、何が合否をわけたのか明確な理由がわからず、振り返りが難しいことが最も大きな不安に繋がっていることがうかがえます。また、その評価をする複数の採点者の中でも基準が定まっているのかどうかを不安視する声が大きい様子です。

 続く設問で「大学ごとの特色に合わせた主体性評価の基準等を明確に定め、公開してほしいと思うか」を尋ねると、8割以上(81.5%)の受験生が「思う」「少し思う」と回答しました。数値化できない情報をどう示すかが今後の課題となることが予想されます。

 
8割以上(82.0%)の受験生が、対面授業や教員とのコミュニケーションが減るコロナ禍では
主体性評価のように自主的な活動を評価する機会が必要と回答
その一方で、今年学業以外の取組みが十分に行えなかった受験生は6割以上(64.0%)も
 コロナ禍のように、対面授業が少なくなり教員とのコミュニケーションが少なくなる状況下では、主体性評価のように自主的な活動を評価してもらえるような機会がどの程度必要であると感じるかという質問には、8割以上(82.0%)の受験生が「必要であると思う」「やや必要であると思う」と回答しました。

 しかしその一方、大学から求められる自らの主体性等について記載するペーパーインタビューに書けそうな学業以外の取組みを今年実際に行ったかを尋ねると、「行いたかったが十分にできなかった」「行いたかったが全くできなかった」と回答した受験生は6割以上(64.0%)にものぼりました。

学業以外の取組みが十分に行えなかった受験生のうち、約6割(59.4%)が新型コロナの影響と回答
最も多い回答は「コロナ禍で活動の機会がなくなってしまったため(65.8%)」
次いで「コロナ禍で活動を行うのが不安になったため(46.1%)」

 前の設問でペーパーインタビューに書けそうな学業以外の取組みを「行いたかったが十分にできなかった」「行いたかったが全くできなかった」と答えた受験生に新型コロナの影響があったかどうかを聞くと、約6割(59.4%)が「影響がある」と回答しました。

 新型コロナの影響として最も多かった理由は「コロナ禍で活動の機会がなくなってしまったため(65.8%)」、次いで「コロナ禍で活動を行うのが不安になったため(46.1%)」で、主体性評価の重要性を感じ期待感ももっている一方で、活動を行う場自体が減ってしまったことが明らかになりました。

 
  • 主体性評価の揺れを減らすためにODKが開発している主体性評価AIエンジン
 当社では現在、本調査結果からも不安視されていることがわかる主体性評価の基準を明確化し採点者や採点のタイミングによる評価の揺れを抑えるため、様々な研究所と共同で主体性評価を人間の代わりに行うことのできるAIエンジンの開発をすすめています。これにより、大学側採点者の時間短縮や人員の削減に繋げることを目指しています。

共同開発を行う 静岡大学情報学部 綱川隆司講師 からのコメント
 一般選抜における主体性評価を実施する上で、アピール文書を人の目ですべて確認し公平に採点するのは現実的には難しいです。しかし信用に耐えうるAIエンジンが作れれば、人間が一から全文を読むのに比べ評価に要する時間が短縮できる可能性があります。現状、一部の観点では人同士に近い結果が得られているものの、全体としては精度向上が必要な段階にありますが、今年度中にある程度実用化に耐えうる完成度を持つシステムの開発を目指しています。
 
  • コロナ禍の受験生の面接を支援するODKのサービス『Movie インタビュー for University』

 コロナ禍を受けて学業以外のこれまで取組みを評価してもらえる機会が必要と回答した受験生が多い中、当社はこれまで留学生受験生向けに提供を開始していた入試用動画面接サービス『Movie インタビュー for University』を、2020年9月より日本のユーザ向けに提供開始しました。

 『Movie インタビュー for University』では、受験生・面接官は、パソコンやスマホ、タブレット端末等から、リアルタイム以外でも面接を実施することが可能です。時間や場所を問わず面接を受けたり評価したりすることができるため、試験会場での三密を防ぎ、学生が面接会場に移動することなく、安心して自宅から面接を受けることができます。

 新型コロナの影響により対面での面接の実施が難しくなり、オンライン面接においても一部大学の「システムトラブルによる再試験に対応しない」「面接を打切る場合がある」との発表が問題となる中、安心して自己アピールをすることが可能です。当社は、コロナ禍において適切な入試方法の転換対応に追われる現場や、大学入試方法への不安を募らせる学生をサポートし、公平な受験を支援するとともに、面接試験にかかる業務負荷軽減に貢献します。

【株式会社ODKソリューションズ】
〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町一丁目6番7号
代表者 :勝根 秀和
設立  :1963年(昭和38年)4月1日
資本金 :6億3,720万円(2020年3月31日現在)
Tel    :06-6202-3700(代表)
Fax   :06-6202-0445
URL  :http://www.odk.co.jp/
事業内容:教育・金融・医療分野へITサービスを提供

『ビジネスを、スマートにつなぐ。人生の、ストーリーをつむぐ。』
ITの力で、すべての人の人生に喜びをもたらしたい。私たちのビジネスは、夢に向かって挑戦する人の人生を、より素晴らしい方向へとリードするソリューションでありたいと願っています。
創業から50年以上の歴史の中で積み重ねてきたデータと経験で、お客様のビジネスをスマートにつなぎ、そして、より豊かな人生のストーリーをつむいでいきます。
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