【自立心が強い子になるためにしていることランキング】パパ・ママ303人アンケート調査

子どもの自立心に関する意識調査

株式会社アタム

オンラインイラスト教室を運営する株式会社アタム(本社:東京都港区、代表取締役:宮澤惇、以下 アタムアカデミー)は、小学生のお子さんがいる親御さん303人を対象に「子どもの自立心に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

社会で自分らしい人生を歩んでいくために、お子さんに自立心を身につけてほしいと願っている親御さんも多いでしょう。お子さんが自立心を身につけるためには、親御さんはどう働きかければいいのでしょうか。

今回、オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミー( https://atam-academy.com/ )は、小学生のお子さんがいる親御さん303人に「子どもの自立心」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、株式会社脳レボ( https://nourevo.co.jp/ )代表取締役の川谷潤太氏よりご考察いただいております。

【データの引用・転載についてお願い】

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「アタムアカデミー」のURL( https://atam-academy.com/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:小学生のお子さんがいるパパママ

調査期間:2024年8月24日~9月7日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:303人(女性209人/男94人)

回答者の年代:20代 8.6%/30代 44.5%/40代 39.6%/50代以上 7.3%

 

【調査結果サマリー】

・自立心が強い子になってほしいと思う親は97.0%

・子どもの自立心が強くなるためにしていること1位は「手や口を出さず見守る」

・困難な状況になると子どもは「親に頼る・相談する」

・子どもが失敗・挫折したときのサポート方法は「励ます」

自立心が強い子になってほしいと思う親は97.0%

小学生のお子さんがいる親御さん303人に「お子さんに、自立心が強い子になってほしいと思うか」と聞いたところ、「とても思う」「まあ思う」と答えた方が97.0%にのぼりました。ほとんどの人が「自立心の強い子に育ってほしい」と思っているとわかりました。

「とても思う」という人だけで半数を超えていることから、自立心の重要性を強く感じている親御さんが多いとわかります。

子どもの自立心が強くなるためにしていること1位は「手や口を出さず見守る」

子どもの自立心が強くなるためにしていることの1位は「手や口を出さず見守る(76人)」。僅差の2位は「よく褒める(72人)」、3位は「子どもに考えさせ決めさせる(50人)」でした。

先回りせず、子どもに自分でやらせてみるという人が多くなっています。また「褒める」「意思を尊重する」などお子さんの内面に寄り添い、自立へのモチベーションを高めようと心がけている人も多いとわかりました。

<1位 手や口を出さず見守る>

・何をするにせよ、なるべく答えを教えない。自分で何でもやってみる(30代 男性)

・失敗も必要な経験と考え、忘れ物や宿題などの声かけは最低限にしています。忘れ物をして困ることで、「次は忘れないように気をつけよう」と失敗を生かしてくれることが理想です(30代 女性)

・失敗しそうなときも、あえて口出ししない(40代 女性)

お子さんが失敗しそうなときにはつい先回りしてしまう人も多いですが、「自立心のために」とぐっと堪えている人も多数。危険がなければやらせてみることが大事、と考えている人が多いとわかります。

結果として失敗しても、失敗から学ぶことがあるという考え方です。

<2位 よく褒める>

・やることをやったら褒めて、ご褒美をあげている(20代 男性)

・過去に失敗したことがあっても、次に上手くいったときは大げさなぐらい褒めるようにしている(30代 女性)

・できたときはしっかり褒める(40代 男性)

成長したところや頑張ったことを見つけたら、しっかり褒めるようにしている人も多数。「意欲を伸ばしたいから」といった理由が挙げられています。

「全力で褒める」「大げさなくらい褒める」という人も。「意識しないと褒めるのは難しい」という人もいて、悪いことは反射的に叱れても、褒めることは意識しないと難しいことがわかります。

<3位 子どもに考えさせ決めさせる>

・自分で考えさせる。「何がしたいか」「何になりたいか」など、他人の基準ではなく自分の価値観で選ばせている(30代 男性)

・手助けはするけど、自分で考えるように促す(40代 女性)

・「宿題はいつやる予定?」「明日きちんと起きるにはどうしたらいいと思う?」など、とにかく自分で考えさせる(50代以上 女性)

「○○するためには、どうしたらいいと思う?」などとお子さんに質問して、思考を促すようにしている人が多くなりました。1日のタイムスケジュールや勉強する頻度などをお子さん自身に考えさせているご家庭も。

また「自分で決めたことに対して、責任をもつように」と伝えている人もいました。

<4位 自分のことは自分でさせる>

・自分のことは自分でさせる。上靴やサッカーで汚れた靴下・ユニフォームは自分で洗う(30代 女性)

・部屋の掃除などは自分でやらせている(40代 男性)

・自分のことは自分でやれるようにしています。興味をもち始めた料理もアドバイス程度にして、本人に任せています。盛り付けや台所・道具の片づけるまでやって終わりだと伝えています(40代 女性)

理由としては「親がしてあげると、自分で何もできなくなると感じた」などが挙げられています。具体的な行動は、「自室の掃除・片付け」「食事の配膳」「喉が渇いたときに自分で飲み物を入れる」など。

同じ小学生でも、できることは学年や年齢によって変わってきます。そのため誕生日がくるたびに、やることやルールを変えているご家庭もありました。

<5位 子どもの意思を尊重>

・習い事など本人のやりたいことはなるべくやらせてあげる(30代 女性)

・好奇心をもってやりたいと自発的に言ったことは、できるだけチャレンジできるよう協力する(40代 女性)

・できるだけ本人の意見を聞いて、尊重してあげる(50代以上 男性)

習い事を始めるときや、旅行の行き先を決めるときなどに、お子さんの気持ちを尊重しているというコメントが寄せられています。「やりたいことを否定しない」という人も。

予算や時間の都合上やりたいことをすべて叶えてあげるのは難しい場合でも、お子さんの気持ちを否定しないのは大切でしょう。自由に選ばせてあげるのが難しい場合などに、選択肢を用意しているご家庭もあります。

<6位 失敗しても責めない>

・失敗をなるべく怒らない(30代 男性)

・失敗しても責めないで見守る(40代 女性)

・失敗してもどうのこうのとジャッジしない(50代以上 男性)

結果だけを見て責めたり叱ったりせず、過程や失敗から得たものを大切にしている親御さんもいます。

ただし「ふざけたり怠けたりして失敗したなら、ちゃんと叱る」という声も。過程をしっかり見ていないとできない対応ですね。

<7位 お手伝いをさせる>

・「食事の準備や片付け」「洗濯物畳み」「部屋の掃除」など、年齢に応じた家事を任せています(30代 女性)

・長期休みはお手伝いをしてもらう(40代 女性)

・本人ができるお手伝いを任せる(50代以上 女性)

強制的にお手伝いをさせるのではなく、「一人暮らししたときに役立つように」「家族で助け合いが必要」など、意図をお子さんに説明しているご家庭もありました。

「自分のことは自分でさせる」と同様に、年齢によってできることが変わるので、年齢に応じて任せることを変えている親御さんもいます。

困難な状況になったときの子どもの反応は「親に頼る・相談する」

「困難な状況になったときのお子さんの反応」を聞いたところ、圧倒的に多かったのは「親に頼る・相談する(172人)」でした。以下、2位「自分で考える・調べる(65人)」、3位「諦める(45人)」、4位「泣く(29人)」、5位「怒る・イライラする(20人)」が続きます。

・まだ小さいので、自分の中で消化できず泣き続けてしまうことが多いです(20代 女性)

・しばらく考えてから親に質問する(30代 男性)

・諦めたり、親に判断を委ねたりすることが多くあります(30代 女性)

・YouTubeやインターネットで調べているようです(40代 女性)

・とりあえず泣いて、自分で考えて、もう一度頑張ってみようかなと思う(40代 女性)

まだ小学生のお子さんですから、一番頼りやすい相手として親に相談するのは自然な流れです。ただ親に頼ると言っても、いきなり頼ってしまうのか、自分で考えてわからないところだけ頼るのかという差がありました。

また「泣く」「怒る」など感情的な行動に出るお子さんが多いのも、年齢が低いせいでしょう。ただ、泣いたあとに立ち直って、自分で調べ始めたり考え始めたりするといったお子さんもいました。

子どもが失敗・挫折したときのサポート方法は「励ます」

子どもが失敗・挫折したときのサポート方法として最も多かったのは「励ます(93人)」。2位「失敗の原因や改善策を一緒に考える(79人)」も多くの票を集めました。

「励ます」「一緒に考える」「話を聞く」など、お子さんに寄り添う回答が多くなりました。

また「まずは子どもが落ち着くまで見守り、落ち着いたら一緒に改善策を考える」など、いくつかのサポート方法を挙げた人も。お子さんの状態を見ながら、状況や経過に合わせたサポートをしている親御さんも多いとわかります。

<1位 励ます>

・子どもが前向きな気持ちになれるよう励ます(30代 女性)

・とにかくなだめながら励まします(40代 男性)

・励ます。「何とかなるよ」とか「みんなそうだよ」と言って慰めます(40代 女性)

失敗や挫折をして落ち込んでいるお子さんに対して、前向きになってほしいという気持ちで励ます親御さんが多数。具体的な声掛けとしては「次は大丈夫」「また頑張ろう」「何とかなる」「自分も同じことを経験した」などが挙げられました。

「まずは励まして気持ちを前向きにさせ、しばらくしてから解決策を探すよう促す」など、励ますことをサポートの入り口にしている人も目立ちました。

<2位 失敗の原因や改善策を一緒に考える>

・失敗した際に「どこがよくなかったのか」「今後どうしたらよいか」を一緒に考えるようにしています(30代 女性)

・失敗した理由・挫折した理由を一緒に考える(40代 男性)

・一緒に改善策を考えて行動する。うまくいったとかは、お互いに喜びあう(50代以上 男性)

小学生のお子さんだと、自分だけでは失敗を分析したり改善策を考えたりすることが難しいケースもあります。そのため親御さんが一緒に失敗の要因や改善策を考えているご家庭も多くなりました。

一方的にアドバイスするのではなく、寄り添って一緒に考えることを重視しているご家庭も多いとわかります。

<3位 話を聞く>

・なんで失敗したか、落ち込んでしまったかまず聞きます(20代 男性)

・本人が落ち着くまで話を聞きます(30代 女性)

・子どもが話してきたら、じっくり聞いてあげます。「そっかぁ、そっか」と間をあけながら聞くと、不思議と子どもからたくさん話してきます(40代 女性)

失敗や挫折を経験したお子さんの気持ちを受け止めようとする親御さんも多数。話を聞いたうえで、励ましやアドバイスにつなげる親御さんも多くなっています。

悔しい気持ちを吐き出してもらいやすいように、普段から話しやすい雰囲気づくりを心がけている人もいました。

<4位 失敗してもいいと伝える>

・失敗して学ぶことはたくさんあるので、気にせず挑戦することが大事だと伝えています(30代 女性)

・日頃から「失敗は恥ずかしくない」「失敗しても、何回でも挑戦したらいい」と言っています(40代 男性)

・「失敗することは誰にでもある。大切なのは、何がいけなかったのかを考えて、次回から繰り返さないことだ」と教えています(50代以上 女性)

「失敗から学ぶことがたくさんあるから、失敗してもいいんだよ」と伝えている親御さんも多数。「失敗は成功のもと」という考え方ですね。

失敗や挫折したときに伝えるのではなく、普段からお子さんに「失敗してもいいから挑戦しなさい」「失敗を恐れて挑戦しないのはもったいないよ」と言い聞かせている人もいます。

<5位 アドバイスする>

・失敗した理由をできるだけ教えるようにしている(30代 男性)

・「本やインターネットで調べてみよう」とヒントを出して、自分で調べるように促しています(40代 女性)

・落ち着いてきたころに、「こうしてもよかったかもしれないね」などとアドバイスをする(50代以上 女性)

いきなりアドバイスする人もいましたが、まずは話を聞いたり励ましたりしたうえでアドバイスする人も目立っています。

アドバイスする際は、答えを与えるのではなく、ヒントを与えてお子さんに考えてもらうよう工夫している人もいました。「ヒントを出してもできなければ、親が一緒にやる」など、段階を踏んでいるご家庭もあります。

<6位 そっと見守る>

・放っておいてほしいみたいなので、寄り添ってそっとしておく(30代 女性)

・普段と変わらずに接するよう心がけています。失敗しても切り替えて過ごせるようにしています(30代 女性)

・基本は見守り、相談されれば親身に受ける(40代 男性)

まずは見守るという親御さんも多いとわかります。放置しているわけではなく、「なにか言いたそうにしていたら話を聞く」「落ち着いたころに話しかけてみる」など、しっかりお子さんの様子を観察して、次の行動につなげる人がほとんどです。

見守りに徹するかどうかは、「失敗したときはひとりになりたい」「自分で立ち直れる」など、お子さんの性格にもよるでしょう。

<7位 失敗の原因や改善策を考えさせる>

・何をどう間違えたのかを考えさせる(20代 男性)

・「原因は何か?」と聞いています(40代 女性)

・今自分に足りないことは何か、考えさせるようにしています(40代 男性)

お子さんに「原因は何だと思う?」「次成功するためには、どうしたらいいかな?」などと問いかけ、自分で失敗の原因や改善策を見つけるよう促す人もいます。放置して勝手に考えさせるのではなく、問いかけによって、考えを深めるよう誘導するのですね。

なかには「人と比較するのはよくないが、友達が成功した理由を考えるよう伝える」という人もいました。

<8位 挑戦や過程を褒める>

・まずは挑戦したことを褒めてあげる(30代 女性)

・結果だけにとらわれず、プロセスに間違いがなかったときは褒める(30代 男性)

・ネガティブな言葉をかけるのではなく、経過の中から肯定できる部分を認めてあげる(40代 女性)

「失敗は成功のもと」に通じる回答となっています。失敗や挫折を責めるのではなく、挑戦したことや過程を認めることで、前向きな気持ちになってもらうサポート方法です。

「結果が失敗でも、できるようになったことがあるはず」という気持ちで、お子さんの挑戦を見守っている人もいました。

まとめ

ほとんど親御さんが、お子さんに「自立心をもってほしい」と願っています。

自立心を育てようと、先回りせずお子さんが自力でできることを増やそうと心がけている人も多くなりました。褒めたり失敗を責めないようにしたりといった工夫も寄せられています。

全体として「干渉しすぎず、かといって放置はしない」というスタンスの親御さんが多く見られました。親として子どもを心配する気持ちが強いと、つい口出しや手出しをしたくなりますが、ぐっと我慢して見守ることが大切なようです。

アタムアカデミーの講座でも、自立心を身につけることができます。 

イラスト作成を学びながら、自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになることを目指しています。 

https://atam-academy.com/blog/41331/

▽川谷潤太氏の考察

近年、会社でも学校現場でも共通して「言われたことしかできない(やらない)」「指示待ち」「自己管理ができない」「積極性がない」人が多いと、非常に多くの管理職の方が危惧されています。

「自立心」が強い子になって欲しいと思う親が多いのは、そういった社会課題が関係しているとともに、「目先の解決」や「進路(受験)などの成果」ではなく、将来のための「成長」や「社会に出てからの活躍」に重点を置いているからだと推測します。ですからすぐに成果を求めずに「見守る」など、失敗も許容しながら、長期的な視点による回答が多数になりました。

自立心のベースは積極性。自らの意思でどんどんチャレンジし続ける子どもが、もっともっと増えることを願っております。

■監修者紹介

川谷 潤太

株式会社脳レボ( https://nourevo.co.jp/ )代表取締役 

兵庫県神戸市出身。学習塾の講師時代、当時最年少で校長に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う西日本最大の学習塾へと発展させ、講師としても3年連続で支持率第1位の実績を持つ。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革と3つの部のチームマネジメントを担当。創部1年、全員1年生で甲子園出場の記録をもつ硬式野球部では3季連続甲子園出場し、プロ野球選手も4名誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部でも日本一や世界一の選手を輩出した。

現在はプロ野球選手などのアスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども・保護者・教員向けの教育講演、主には企業の人材育成に携わり、講演や研修、コンサルなどで日本中から依頼が殺到し、講師デビュー7年で、講演回数1,300回、受講者は10万名を突破。専門は心理学、大脳生理学、生物行動学、バイオフィードバック、道徳教育学など。

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■アタムアカデミーについて

アタムアカデミーは、子供の創造性を育てるオンラインイラスト教室です。2020年5月よりオンラインのイラスト教室としてサービス提供開始し、2023年7月現在、小中学生を中心に日本全国から生徒が通う日本最大級のイラスト教室にまで成長しています。

サービスサイト:https://atam-academy.com/online/

■株式会社アタムについて

株式会社アタムは、「イラスト教育により子供の可能性を最大化する」をビジョンにオンラインイラスト教室を運営するスタートアップです。

所在地:東京都港区

代表者:代表取締役 宮澤惇

コーポレートサイト:https://atam-academy.com/

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会社概要

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区南青山2-2-15ウィン青山1214号
電話番号
03-4570-6962
代表者名
宮澤惇
上場
未上場
資本金
990万円
設立
2018年09月