Securitize、Series Bラウンドで4,800万ドルを調達、デジタル証券とプライベート資本市場でのリーダーシップの拡大を目指す
Morgan StanleyとBlockchain Capitalが共同リードインベスターを務め、Borderless Capital、IDC Ventures、三井住友信託銀行等の参加によりオーバーサブスクライブ・ラウンドに
Securitize, Inc. (フロリダ州マイアミ、CEO:カルロス・ドミンゴ、以下、Securitize)は、シリーズB資金調達ラウンドにおいて当初想定の投資枠を超える投資希望を受け、新規および既存の投資家から4,800万ドルを調達したことをお知らせいたします。ベンチャーキャピタルおよび資産運用会社が一体となってSecuritizeに投資したことは、業界の関係者が、デジタル証券(セキュリティトークン)が今後普及・発展を確信していることを示しています。今回の資金調達は、プライベート資本市場の流動性向上に向けたデジタル証券向けのマーケットプレースとなるSecuritize Marketsの立ち上げに先立って行われたものです。
今回の資金調達ではベンチャーキャピタルと資産運用会社それぞれの分野のリーダー企業が共同リード・インベスターとなり実施されました。ベンチャーキャピタルでは、Securitizeの最大の投資家であるBlockchain Capital、資産運用会社ではMorgan Stanley Tactical Value です。新規投資家として、Ava Labs、IDC Ventures、Migration Capital、NTTデータ、三井住友信託銀行なども加わりました。既存の投資家からも強い関心が寄せられ、Blockchain Ventures、Borderless Capital、Global Brain、Mouro Capital、Ripio、Ripple、SPiCE VCが最終的に参加しました。今回、Securitizeは北米、欧州、アジア太平洋地域の大手機関投資家からの投資を受けた初めてのブロックチェーン企業となりました。
なお、今回のシリーズBの参加者および既存のSecuritizeの投資家は、Securitizeのプラットフォーム上で発行されるデジタル証券の形で株式を受け取ることになります。Securitizeのプラットフォームは既に30万人以上の投資家に利用されており、過去4年間で150社以上の企業の資金調達をサポートしました。Securitizeの投資家もそのコミュニティに参加します。
今回の資金調達を受けSecuritizeは、Morgan Stanley Tactical Valueの共同責任者であるペドロ・テイシェイラを取締役に迎えました。同氏に加え、Securitizeの取締役会はSecuritizeの共同創業者兼CEOのカルロス・ドミンゴ、Securitizeの共同創業者兼プレジデントのジェイミー・フィン、SPiCE VCの共同創業者兼マネージング・パートナーのタル・エリヤシブ、ブロックチェーン・キャピタルの共同創業者兼マネージング・パートナーのブラッド・スティーブンスにより構成されます。
Securitizeはデジタル証券のリーダーであり、資金調達を目指す企業とプライベート資本市場への投資を目指す個人や機関を結びつける存在です。投資家と投資機会をつなげるために、デジタル証券の発行から管理、そして流動性につながる取引を促進するための完全にデジタル化された、規制に準拠したプラットフォームを作り上げました。
今回のシリーズB資金調達ラウンドは、直近の資産運用子会社であるSecuritize Capitalと2つの暗号通貨利回りファンドを立ち上げ、デジタルウォレット企業であるExodusによるRegulation A+準拠のシリーズAで記録的な7,500万ドルの資金調達の支援、そして営業、マーケティング、オペレーション、法務/コンプライアンスの各分野で新たな役員を採用に続き実施されました。
■ SecuritizeのCEO兼共同創業者カルロス・ドミンゴのコメント
「Securitizeは昨年のシリーズAで、ベンチャーキャピタルや欧州・日本の大手金融機関など強力なパートナーを得ることができました。今回のシリーズBでは、米国の大手投資銀行や日本最大の信託銀行、さらにはトップベンチャーキャピタルが加わり、デジタル証券の普及に対する確信が広まっていることがわかります。」
■ Securitize 取締役/Blockchain Capital 共同創業者兼マネージングパートナー ブラッド・スティーブンス氏のコメント
「Blockchain Capitalは2017年にセキュリティトークンを発行して以来、デジタル証券を支持してきました。当社が初期から投資しているSecuritizeは、この成長分野における疑う余地のないリーダーとして台頭してきました。Blockchain Capitalは、Securitizeの初期投資家であること、Morgan Stanleyをはじめとする、オルタナティブアセットとデジタル証券の将来においてSecuritizeが中心的な役割を果たすことを理解している業界のリーダーたちと提携できることを誇りに思っています。」
■ Morgan Stanley Tactical Value Investing 共同責任者 Pedro Teixeira氏のコメント
「当社はブロックチェーン業界への最初の投資先として、デジタル証券のリーディングカンパニーであるSecuritizeを選択しました。Securitizeはブロックチェーン上でのデジタル証券のパイオニアとして、規制に準拠し、デジタルで完結するエンドツーエンドのソリューションを提供する存在として知られています。Securitizeのソリューションで非上場企業は資金調達が可能になり、投資家は流動性へアクセスしやすくなります。私たちは最先端のビジネスやアセットクラスに長期的な投資を行っていますが、Securitizeへの投資は、私たちがデジタル証券の成長と普及を確信していることを示しています。」
■ 三井住友信託銀行 執行役員 法人企画部長 若尾一輝氏のコメント
「今回、先般のSTO案件組成に加えて、デジタル証券分野で最先端の技術、業界有数の利用顧客を有し、世界をリードするSecuritize社との一層強化されたパートナーシップは大変意義深いものと考えます。今回の出資を通し、弊社はSecuritize社との連携を通じ、まずは国内外における金融のデジタル化をリードし、お客様にとって価値のある金融サービスの展開を検討してまいります。」
■ Securitizeについて
Securitize, Inc.は2017年に設立された大手デジタル証券会社で、発行から流通市場まで対応したセキュリティトークン・ソリューションを提供することで、企業による法令に準拠した資金調達、個人投資家の参加を可能にし、資本市場を再構築します。Securitizeはこれまでに150以上の企業と30万人の投資家をサポートしています。Securitize, LLC は、米国でSEC登録のトランスファーエージェントで、Securitize Markets, LLCはSECおよびFINRA登録のブローカーディーラー/代替取引システム(ATS)提供業者です。Securitize, LLCおよびSecurities Markets, LLCはいずれもSecuritize, Inc.の子会社です。詳しくはsecuritize.ioをご覧ください。
■Securitize Japan株式会社 概要
会社名 :Securitize Japan株式会社(セキュリタイズジャパン)
所在地 :東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー 6F
代表者 :代表取締役 ジェームス・エイチ・フィン
事業内容 :デジタル証券の発行・管理プラットフォームを提供
設立年月 :2018年9月
ウェブサイト :https://www.securitize.co.jp/
すべての画像