2024年は本格的な“AI旅時代”が到来！ AI×旅行『AVA Travel』が2024年の旅に関する5つの旅行トレンド予測を発表

物価上昇、円安、異常気象などの影響により「近距離旅」がキーワード

AVA Intelligence株式会社

2023年12月5日 08時00分

AIを活用した旅行情報の提案比較サイト『AVA Travel（アバトラベル）』を運営するAVA Intelligence株式会社（東京都千代田区、代表取締役宮崎祐一）は、2019年8月よりユーザーの希望や条件をもとにAIが適した旅行情報を提案するサービスの開発を進めてまいりました。
そして今年3月よりOpenAIの技術であるChatGPTのAPIを活用し、LINEチャットにてAIへ旅行の提案や相談ができるサービスの提供開始し現在多くの方にご利用いただいています。そこで蓄積されたデータを集計・解析した結果を元に未来予測を行った「2024年の旅に関する5つの旅行トレンド予測」を発表いたします。

◾️2024年の旅に関する旅行トレンド予測

旅行の情報収集をAIを使って行うことが当たり前になる“AI旅時代”到来
アフターコロナ、物価高、円安、異常気象。旅行を取り巻く環境はなかなか安定しない中「近距離旅」「日常グルメ旅」「余白宿」がキーワードに

◾️5つのキーワード

AI旅

OpenAI社が2022年11月に公開したChatGPTは、公開2か月で世界のユーザー数が1億人に達するほど急速に拡大し、野村総合研究所が行ったインターネット調査によると2023年4月時点で回答者の約61%がChatGPTを認知し約12%が利用したことがあると回答しています。2023年はテクノロジーの業界や人々の生活の中でも生成AIが圧倒的な存在感を発揮しました。そして2024年、ChatGPTは「観光」「旅行」のシーンでもより浸透していき、タビマエの「目的地検索」タビナカでの「モデルコース」「タビナカグルメ」などをAIで調べることがより当たり前になる本格的な「AI旅」時代が来ると予測しています。2023年がChatGPT元年だったとすると、2024年は「AI旅元年」となっていくのではないでしょうか。

AVA Travelではこの予測を受けAIがユーザーに寄り添って、パーソナライズな情報を提供したり、瞬時にその人だけの旅行プランを立ててくれるサービスの提供・開発をより強化していきます。

日常グルメ旅

2023年3月よりサービス提供を開始した、ChatGPTを活用した旅行相談が可能な『AVA Travel（アバトラベル）』公式LINE（https://lin.ee/Ry3qWuV）のユーザー動向を確認したところAIへの旅行相談を過去5回以上利用したことある人の内、約70％がレストラン検索を行っていることが分かりました。観光を検索している人は約60％、ホテル検索は約50％と続き、レストラン検索の利用率が最も高い結果となりました。これはタビマエや、タビナカの旅行中のレストランを探す目的のみならず、日常生活の中で日々のランチ場所や、夕食場所を検索している方が多くフリクエンシーが高い結果になったと推察しています。円安や物価の上昇で遠出をする旅行だけではなく、日常のグルメを旅のように楽しむという流れは2024年も続いていくのではないかと予測します。

近距離旅

物価の上昇や、円安や異常気象など長距離の移動を検討しにくい環境は2024年も続いていく可能性が高そうです。その中で、費用をかけて遠出するのではなく、自宅から車で1〜２時間圏内でのドライブや日常グルメなど近場で楽しむ「近距離旅」やマイクロツーリズム※1にも注目が集まります。

※1 マイクロツーリズムとは自宅から1～2時間の距離の近場でおこなう旅行や観光のこと

余白宿

AVA Travelが今年の10月に実施した調査※2によると2023年は古民家やリノベ宿など非日常を感じられるようなリトリートなホテルが人気の傾向がありました。またステイケーション※3のようなホテル滞在を楽しむような新たな観光のスタイルも登場しています。アフターコロナ、物価高、円安、異常気象。旅行を取り巻く環境はなかなか安定しない中、2024年も「余白のあるホテル旅」をホテル選びに求める人は増え続けるのではないかと予測します。

※1 2023年のホテル選びのキーワードは"リトリート”！ AI×旅行の『AVA Travel』が今年人気のホテルランキングを公開 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000047676.html

※2 ステイケーションとは、「stay」と「vacation」を合わせた意味の言葉。遠くに旅行に行くのではなく、近場のホテルで休暇を過ごすという旅行のスタイルとして、近年さらに注目が集まっている。

インバウンド

日本政府観光局は2023年9月の訪日外国人旅行者数（推計値）はほぼコロナ前の2019年と同水準まで回復しており年間で2000万人に達成する見通しや、今後のインバウンド向けのプロモーションを強化することも発表しています。日本政策投資銀行と日本交通公社が共同で2020年12月に実施した訪日外国人旅行者の意向調査によると、日本はコロナ収束後に訪れたい国1位となりました。昨今の円安の状況も追い風となり2024年はさらにインバウンドが盛り上がってくるのではないでしょうか。

◾️2023年の旅のキーワードを振り返る

2023年の旅の各カテゴリ別のキーワードを振り返ります。ChatGPTを活用した旅行相談が可能な『AVA Travel（アバトラベル）』公式LINEでは目的地相談のほか、タビナカグルメについての相談が主流に使われている傾向がありました。またコワーキングスペース付のホテル、長期滞在できる施設などデジタルノマドのワーカー向けの相談も多く見られました。

モデルコース部門では意外にも「羽田空港」が常時検索や閲覧数でトップにランクインする結果となりました。実は空港に滞在する時間はフライトやアクセスによっては長かったり、多くの人が利用する場所のためそこでの過ごし方を確認する人は多いいことからこの結果になっていると推察しています。また女子旅やグルメ旅なども人気の傾向でした。ホテル部門では、古民家やリノベ宿などのリトリートなホテルの他、グランピングのキーワードも目立ちました。

■AVA Travel（アバトラベル）について