マーケットレポート「NYダウが急反発、過去最大の上げ幅を記録」
~2月20日以降の下げ幅の約1/3を回復~
◆NYダウは、世界的な協調緩和への期待から急反発
3月2日、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)は前日比+1,294米ドルの2万6,703米ドルと過去最大の上げ幅を記録しました。NYダウは過去7日間で約3,939米ドルの急落となっていましたが、2日は1日で下げ幅の約1/3を回復しました。新型コロナウイルスによる世界経済の減速に対し、世界各国の中央銀行が協調緩和に踏み切るとの観測が高まったことが株価の押し上げ要因となりました。パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長は2月28日の緊急声明で利下げを示唆したほか、日銀も3月2日に市場に対し贅沢な資金供給に乗り出すと表明し、同日から資金供給およびETF(上場投資信託)の買入増額を行いました。また、ECB(欧州中央銀行)やBOE(英中央銀行)も協調する姿勢を示しました。
NYダウは8営業日ぶりに反発しました。アップルやマイクロソフトなどの大型ハイテク株やウォルマートなど小売り株が株価上昇の牽引役となりました。
◆今後の見通し
米国株式市場は、短期的には、新型コロナウイルスによるファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)悪化が引き続き懸念されるものの、世界各国中銀の協調緩和期待が下支えするものと考えられます。また、世界各国の財政政策への期待感も高まっており、株価のサポート材料になりそうです。
一方、中長期的には、ファンダメンタルズがどうなるかがやはり重要と見られます。その方向性を占ううえで、新型コロナウイルスの感染がどこまで拡大し、いつ収束に向かうのかが注目されます。ファンダメンタルズの良好な銘柄を中心に買い戻されると考えられます。
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