Opensignal、日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・レポートを発表
日本国内4社の5Gエクスペリエンスと全体のエクスペリエンスを分析
Opensignal(本社:ロンドン)は、日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・レポートを発表しました。
今回のレポートでは、はじめて5Gエクスペリエンスと全体のエクスペリエンスの両方を1つのレポートで分析しました。また、日本の国内オペレーター4社のエクスペリエンスの一貫性を数値化する2つの新しい賞を追加しました。
日本全国で5Gが展開し続けています。総務省は、2023会計年度末までに5Gの人口カバー率を95%にすることを目指しています。NTTドコモは5Gの展開ペースを早めると述べており、楽天は今年5G基地局を少なくとも1万基増やす予定です。日本の通信オペレーターは日本のユーザーのモバイル・エクスペリエンスをさらに向上させるべく、新技術の導入を続けています。
Opensignalは、日本国外で他の5Gスタンドアロン・ネットワークの導入を見てきましたが、 KDDIは2022年初頭に日本で初めてオープンな無線アクセスネットワーク(O-RAN)技術を使用した商用スタンドアロンの5Gネットワークであると主張しました。楽天は国内での4G・5Gネットワークと国外での技術提供の両方において、ORANの主なグローバル提案者となっています。ORANのサプライヤーは、コスト削減とワイヤレス・ネットワークのイノベーションの加速を目指しています。SoftBankもまた、5Gの新規格導入を推進しています。そして、スタンドアロンの5Gネットワークの展開も開始しています。スタンドアロン5Gは、数百万台ものデバイスをサポートし、より信頼性と応答性に優れた低レイテンシー接続の提供を約束します。これにより、モバイル・ゲーム・エクスペリエンスとリアルタイム通信が向上し、モバイルオペレーター向けの新しいモノのインターネット市場が開かれます。
○ 主なハイライト
NTTドコモが5G到達率および利⽤率アワードを受賞
カバレッジ部門では、NTTドコモがかなりの差をつけて2つの賞を受賞し、5G利⽤率についてはSoftBankと共同受賞でした。得点差は利⽤率で小さくなっていますが(100ポイント満点で4オペレーターすべてがわずか0.9ポイント差)、5Gの到達率および5G利⽤率のスコアでは大差がつきました。5G到達率を受賞したNTTドコモは、SoftBank(10ポイント中2.5)を制して2.8を獲得しましたが、楽天は0.5で届きませんでした。同様に、5G利⽤率では、楽天のスコア1%から3ポイント以上引き離し4.3%と4.1%のスコアを獲得しました。
SoftBankがすべてのゲームおよびビデオ・エクスペリエンス・アワードを受賞
5Gゲーム・エクスペリエンスと5Gビデオ・エクスペリエンスの両カテゴリにおいて、SoftBankは100ポイント中スコア86.6と77.9で勝利しました。すべてのモバイル・ユーザー(ゲーム・エクスペリエンスとビデオ・エクスペリエンス)の全体エクスペリエンスを表す賞では、同じくSoftBankが再び勝利を収めましたが、スコアはそれぞれ82.1と66と低いものでした。全体エクスペリエンスにおけるこのような低スコアは、5G技術の重要性を浮き彫りとなりました。
NTTドコモがダウンロード・スピード・エクスペリエンス・アワードを52.9 Mbpsで受賞
NTTドコモユーザーが体感した平均ダウンロード速度(52.9 Mbps)は、2位のau(47 Mbps)と3位のSoftBank(41.9 Mbps)よりも高速でした。しかし、5Gダウンロード・スピード・エクスペリエンスでは、NTTドコモと楽天が、統計的同点でそれぞれ194 Mbpsと181.8 Mbpsのスコアを獲得しました。
楽天が両アップロード・スピード・アワードを受賞
5Gアップロード・スピード29. 7Mbpsで、楽天は2位のSoftBankのスコア24.2 Mbpsに差をつけて第1位になりました。楽天ユーザーのアップロード平均速度は、国内競合他社3社のSoftBank(10.3 Mbps)、NTTドコモ(10 Mbps)、au(8.8 Mbps)よりも15.8 Mbpsのスコアを抑えてリードしました。
整合性では、SoftBankが「中核となる一貫した品質」アワードを受賞し、「一貫した素晴らしい品質」アワードをNTTドコモと共同受賞
「中核となる一貫した品質」で、SoftBankユーザーは、一般アクティビティの要件を満たすテストの素晴らしいバランスを体感しました。しかし、NTTドコモとソフトバンクは「一貫した素晴らしい品質」アワードを共同受賞しました。つまりこの2社のユーザーは、要求の厳しいアプリケーションやサービスの測定において、最も多くの部分で最低限の要件を満たしていたのです。
楽天とSoftBankが音声アプリ・エクスペリエンス・アワードを共同受賞
これらのメトリックに対する5Gと全体的な賞の両方で、2オペレーターが共同受賞しています。音声アプリ・エクスペリエンスでは、一般的なモバイルアプリを使用してリアルタイムの音声通信を行うことが定量化されています。この種のアプリには、Facebook Messenger、LINE、Skype、WhatsAppなどがあります。
Opensignalが分析した8地域すべてでNTTドコモがダウンロード・スピード・エクスペリエンス・アワードを受賞しました。これにより、NTTドコモのユーザーは、全国受賞に加えて、他のオペレーターのユーザーと比較して、他に類を見ない平均ダウンロード速度を達成できました。
SoftBankは大半の地域でビデオ・エクスペリエンス・アワードを受賞しています。近畿では単独受賞でしたが、6地域(中国、北海道、関東、九州、四国、東北)でau、NTTドコモと共同受賞しました。中部ではNTTドコモとのみの共同受賞でした。
楽天は、地域のアップロード・スピード・エクスペリエンス・アワードで5つの賞を受賞しています。他3社での共同受賞は、中国のソフトバンク、北海道のNTTドコモ、東北のauとSoftBankでした。ゲーム・エクスペリエンスにおいて、SoftBankは、全国アワードに加えて中部、北海道、関東、近畿の4地方でアワードを獲得しました。他の4地域では共同受賞でした。
利用率の地域別アワードは、1地域を除く全地域のオペレーター間での共同受賞でした。全国利用率アワードと同じく関東利用率アワードもNTTドコモが大差をつけて受賞しました。その他の地域では、このアワードは接戦でした。SoftBankはこの賞を近畿でNTTドコモと共同受賞しました。同様に中国ではau、NTTドコモが共同受賞しました。しかし、他5地域では3社(au、NTTドコモ、SoftBank)が共同受賞しています。楽天が受賞または共同受賞した地域はありませんでした。
注:内容は、英語版の翻訳です。日本語との内容に不整合がある場合、英語版が優先されます。
Opensignalについて
Opensignalは、独立系モバイル分析会社であり、実際のユーザーエクスペリエンスの測定に基づいて世界のモバイル・ネットワークの実情について理解する為のグローバル・スタンダードとなっています。世界中で1億台以上のデバイスから毎日収集された数十億の測定値を使用して、ワイヤレス業界で最大の規模と頻度で全世界のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスを分析しています。Opensignalは、ネットワークのパフォーマンスをユーザーの視点から直接測定することが、より良いワイヤレス・ネットワークを構築するための鍵であると信じています。 Opensignalのモバイル分析ソリューションは、携帯電話会社、通信規制当局、機器メーカー、アナリストによって業界全体で使用されています。
OpensignalおよびOpensignalのロゴは、Opensignal、Ltdの商標または登録商標です。言及されているサードパーティーの商標は、それぞれの所有者の財産です。
今回のレポートでは、はじめて5Gエクスペリエンスと全体のエクスペリエンスの両方を1つのレポートで分析しました。また、日本の国内オペレーター4社のエクスペリエンスの一貫性を数値化する2つの新しい賞を追加しました。
日本全国で5Gが展開し続けています。総務省は、2023会計年度末までに5Gの人口カバー率を95%にすることを目指しています。NTTドコモは5Gの展開ペースを早めると述べており、楽天は今年5G基地局を少なくとも1万基増やす予定です。日本の通信オペレーターは日本のユーザーのモバイル・エクスペリエンスをさらに向上させるべく、新技術の導入を続けています。
Opensignalは、日本国外で他の5Gスタンドアロン・ネットワークの導入を見てきましたが、 KDDIは2022年初頭に日本で初めてオープンな無線アクセスネットワーク(O-RAN)技術を使用した商用スタンドアロンの5Gネットワークであると主張しました。楽天は国内での4G・5Gネットワークと国外での技術提供の両方において、ORANの主なグローバル提案者となっています。ORANのサプライヤーは、コスト削減とワイヤレス・ネットワークのイノベーションの加速を目指しています。SoftBankもまた、5Gの新規格導入を推進しています。そして、スタンドアロンの5Gネットワークの展開も開始しています。スタンドアロン5Gは、数百万台ものデバイスをサポートし、より信頼性と応答性に優れた低レイテンシー接続の提供を約束します。これにより、モバイル・ゲーム・エクスペリエンスとリアルタイム通信が向上し、モバイルオペレーター向けの新しいモノのインターネット市場が開かれます。
○ 主なハイライト
NTTドコモが5G到達率および利⽤率アワードを受賞
カバレッジ部門では、NTTドコモがかなりの差をつけて2つの賞を受賞し、5G利⽤率についてはSoftBankと共同受賞でした。得点差は利⽤率で小さくなっていますが(100ポイント満点で4オペレーターすべてがわずか0.9ポイント差)、5Gの到達率および5G利⽤率のスコアでは大差がつきました。5G到達率を受賞したNTTドコモは、SoftBank(10ポイント中2.5)を制して2.8を獲得しましたが、楽天は0.5で届きませんでした。同様に、5G利⽤率では、楽天のスコア1%から3ポイント以上引き離し4.3%と4.1%のスコアを獲得しました。
SoftBankがすべてのゲームおよびビデオ・エクスペリエンス・アワードを受賞
5Gゲーム・エクスペリエンスと5Gビデオ・エクスペリエンスの両カテゴリにおいて、SoftBankは100ポイント中スコア86.6と77.9で勝利しました。すべてのモバイル・ユーザー(ゲーム・エクスペリエンスとビデオ・エクスペリエンス)の全体エクスペリエンスを表す賞では、同じくSoftBankが再び勝利を収めましたが、スコアはそれぞれ82.1と66と低いものでした。全体エクスペリエンスにおけるこのような低スコアは、5G技術の重要性を浮き彫りとなりました。
NTTドコモがダウンロード・スピード・エクスペリエンス・アワードを52.9 Mbpsで受賞
NTTドコモユーザーが体感した平均ダウンロード速度(52.9 Mbps)は、2位のau(47 Mbps)と3位のSoftBank(41.9 Mbps)よりも高速でした。しかし、5Gダウンロード・スピード・エクスペリエンスでは、NTTドコモと楽天が、統計的同点でそれぞれ194 Mbpsと181.8 Mbpsのスコアを獲得しました。
楽天が両アップロード・スピード・アワードを受賞
5Gアップロード・スピード29. 7Mbpsで、楽天は2位のSoftBankのスコア24.2 Mbpsに差をつけて第1位になりました。楽天ユーザーのアップロード平均速度は、国内競合他社3社のSoftBank(10.3 Mbps)、NTTドコモ(10 Mbps)、au(8.8 Mbps)よりも15.8 Mbpsのスコアを抑えてリードしました。
整合性では、SoftBankが「中核となる一貫した品質」アワードを受賞し、「一貫した素晴らしい品質」アワードをNTTドコモと共同受賞
「中核となる一貫した品質」で、SoftBankユーザーは、一般アクティビティの要件を満たすテストの素晴らしいバランスを体感しました。しかし、NTTドコモとソフトバンクは「一貫した素晴らしい品質」アワードを共同受賞しました。つまりこの2社のユーザーは、要求の厳しいアプリケーションやサービスの測定において、最も多くの部分で最低限の要件を満たしていたのです。
楽天とSoftBankが音声アプリ・エクスペリエンス・アワードを共同受賞
これらのメトリックに対する5Gと全体的な賞の両方で、2オペレーターが共同受賞しています。音声アプリ・エクスペリエンスでは、一般的なモバイルアプリを使用してリアルタイムの音声通信を行うことが定量化されています。この種のアプリには、Facebook Messenger、LINE、Skype、WhatsAppなどがあります。
Opensignalが分析した8地域すべてでNTTドコモがダウンロード・スピード・エクスペリエンス・アワードを受賞しました。これにより、NTTドコモのユーザーは、全国受賞に加えて、他のオペレーターのユーザーと比較して、他に類を見ない平均ダウンロード速度を達成できました。
SoftBankは大半の地域でビデオ・エクスペリエンス・アワードを受賞しています。近畿では単独受賞でしたが、6地域(中国、北海道、関東、九州、四国、東北)でau、NTTドコモと共同受賞しました。中部ではNTTドコモとのみの共同受賞でした。
楽天は、地域のアップロード・スピード・エクスペリエンス・アワードで5つの賞を受賞しています。他3社での共同受賞は、中国のソフトバンク、北海道のNTTドコモ、東北のauとSoftBankでした。ゲーム・エクスペリエンスにおいて、SoftBankは、全国アワードに加えて中部、北海道、関東、近畿の4地方でアワードを獲得しました。他の4地域では共同受賞でした。
利用率の地域別アワードは、1地域を除く全地域のオペレーター間での共同受賞でした。全国利用率アワードと同じく関東利用率アワードもNTTドコモが大差をつけて受賞しました。その他の地域では、このアワードは接戦でした。SoftBankはこの賞を近畿でNTTドコモと共同受賞しました。同様に中国ではau、NTTドコモが共同受賞しました。しかし、他5地域では3社(au、NTTドコモ、SoftBank)が共同受賞しています。楽天が受賞または共同受賞した地域はありませんでした。
注:内容は、英語版の翻訳です。日本語との内容に不整合がある場合、英語版が優先されます。
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Opensignalは、独立系モバイル分析会社であり、実際のユーザーエクスペリエンスの測定に基づいて世界のモバイル・ネットワークの実情について理解する為のグローバル・スタンダードとなっています。世界中で1億台以上のデバイスから毎日収集された数十億の測定値を使用して、ワイヤレス業界で最大の規模と頻度で全世界のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスを分析しています。Opensignalは、ネットワークのパフォーマンスをユーザーの視点から直接測定することが、より良いワイヤレス・ネットワークを構築するための鍵であると信じています。 Opensignalのモバイル分析ソリューションは、携帯電話会社、通信規制当局、機器メーカー、アナリストによって業界全体で使用されています。
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