LEGIKA、DNP社「ホンコミ」と連携し、居住マンガ家専用の掲載企画を開始

プロとしてのチャンスづくりをコミックアプリで拡大

LEGIKA

2023年8月1日 17時00分

130名以上のプロマンガ家を輩出してきた「トキワ荘プロジェクト」を運営する特定非営利活動法人LEGIKA（所在地：東京都品川区、理事長：小崎文恵、呼称：レジカ、以下「LEGIKA」）は、大日本印刷株式会社（以下「DNP」）と協力し、DNPが運営するタテヨミ型コミックアプリ「ホンコミ」において、トキワ荘プロジェクトに参加するマンガ家による作品配信を開始します。

本連携の一環として、参加マンガ家の作品をフィーチャーする「未来の人気マンガ家を応援！キャンペーン＜トキワ荘プロジェクト＞」が、本日2023年8月1日より「ホンコミ」内にて開始されます。

LEGIKAは、トキワ荘プロジェクトを通じて、マンガ作家が中長期的に活躍できるエコシステム（経済圏）の実現に取り組んでいます。本連携では、商業作品の掲載経験のないクリエイターであっても、実際のコミックアプリに作品が掲載され、プロアマを問わず多くの読者に触れる機会となります。参加マンガ家の職業機会と職業能力づくりの拡大・進展により、エコシステムづくりを目に見える形で進めていきます。

また、参加マンガ家による魅力的な作品の提供により、「ホンコミ」全体の価値向上に向けて、今後も協力していきます。

◆LEGIKA・DNP社「ホンコミ」連携の詳細

（トキワ荘プロジェクト詳細）

トキワ荘プロジェクトは、中長期的にプロとして活動していくことを目指すクリエイターに対して、住まいのコミュニティを通じて育成・支援するプログラムです。2006年8月からスタートした同プロジェクトにはこれまでに600名以上が参加し、130名以上が参加後にプロデビューしています。最大拠点となる「多摩トキワソウ団地」（東京都日野市）は、53室という大きな規模の住まいとなっています。

多摩トキワソウ団地外観

（取り組みの背景）

トキワ荘プロジェクトは、サービス開始から17年が経過し、参加時点で受賞歴を持つなどの潜在的に高い実力を持つクリエイターが増えています。同時にマンガ市場全体も大きな転換期を迎えており、クリエイターが目指すマンガ家像も多種多様になってきました。

このような時代背景に合わせてLEGIKAでは、マンガ制作プロダクション「レジカスタジオ」を設立し、マンガ家人材のネットワークを生かしたタテヨミ型コミック（Webtoon）作品の制作事業にも取り組んでいます。プロジェクト参加マンガ家の多様なゴールに合わせ、LEGIKAの取り組む事業全体で創作実践力を高め、中長期的にプロのマンガ家として活躍できる仕組みづくりを進めています。

レジカスタジオ・サービスイメージ

レジカスタジオサービスロゴ

（取り組みの詳細）

今回、「ホンコミ」への作品掲載協力を通じて、参加マンガ家における創作の実践機会を強化するとともに、キャンペーン実施期間中の「お気に入り数」や「閲覧数」などの仕組みにより、作家としてのモチベーション向上を図ります。プロの編集者を含む多くの読者の目に触れることで、プロ作家としてデビューするチャンスに巡り会うことも期待しています。

また、「ホンコミ」と連携するサービスであるハイブリッド型総合書店「honto」、本の通販ストアの「オンデマンドブック」による紙のコミック化も視野に入れ、DNPと連携を行っていきます。

LEGIKAと「ホンコミ」では、本連携を機に、プロとしての第一線に近づきつつあるクリエイターの後押しをし、マンガ業界全体を盛り上げる活動を推進していく予定です。

◆タテヨミ型コミックアプリ「ホンコミ」概要