【口コミを信じてがっかりしたことランキング】男女500人アンケート調査
口コミを信じてがっかりしたことに関する意識調査
株式会社マイスタースタジオ(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:妹尾優)は、全国の男女500人を対象に「口コミを信じてがっかりしたことに関する意識調査」を実施しました。
口コミはネットショッピングや飲食店選びの際に大きな判断材料となります。しかし実際には「口コミを信じてがっかりした」「失敗した」という経験をもつ人も少なくありません。
そこで今回、気になる口コミ探索サービス「みん評」( https://minhyo.jp/ )を運営する株式会社マイスタースタジオ( https://www.meisterstudio.jp/ )は、全国の男女500人を対象に「口コミを信じてがっかりしたことに関する意識調査」を実施しました。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「みん評」の公式サイトURL( https://minhyo.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:全国の男女
調査期間:2025年4月12日~17日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性348人/男性152人)
回答者の年代:10代 0.8%/20代 21.0%/30代 37.6%/40代 23.4%/50代 13.2%/60代以上 4.0%
【調査結果サマリー】
・口コミを信じてがっかりした経験がある人は89.4%
・口コミを信じてがっかりしたこと1位は「効果がなかった」
・口コミを信じてがっかりしたときの感情は「人それぞれだから仕方ない」
・信じたくなる口コミの特徴は「マイナスの意見もある」
口コミを信じてがっかりした経験がある人は89.4%

全国の男女500人に、口コミを信じてがっかりした経験があるか聞いたところ、「よくある(14.0%)」「たまにある(75.4%)」が合わせて89.4%にのぼりました。
商品やサービスを購入する際や飲食店などを選ぶ際に、口コミを参考にする人はたくさんいます。一方で、口コミと実際とのギャップに不満を感じる人も多いとわかりました。
口コミを信じてがっかりしたこと1位は「効果がなかった」

「口コミを信じてがっかりしたこと」の1位は「効果がなかった(23.6%)」でした。2位「味がよくなかった(15.8%)」、3位「質感がよくなかっった(10.4%)」が続きます。
口コミと実際の効果や使用感が違う場合にがっかりする人が多数。「使ってみたものの効果がない」「食べてみたらおいしくなかった」など、感じ方や効果の個人差が理由になっているケースも。
外見やスペックなどの情報だけで判断しづらいものは、購入後の失望を招きやすい傾向にあるようです。
<1位 効果がなかった>
・ネットショッピングの際、「毛穴のクレンジング効果が高い」と口コミで書かれていた商品を購入しましたが、私には効果がありませんでした(40代 女性)
・「安いのにとても評価が高い」と多くの人がいい口コミを書いていたので、通販でマットレスを購入。しかし私はすぐに腰が痛くなり、眠りも浅くなって体調を崩しました(50代 女性)
具体的には「健康」「美容」「寝具」「バス・洗面用品」への口コミに対する不満が多くなっています。
上記のような商品は、実際に使用しないと効果が判断できない点が特徴です。口コミでは高評価だったものの、個人差などにより効果を実感できずがっかりするケースが目立ちました。
<2位 味がよくなかった>
・「とても濃厚で美味しい!」「1度は食べてみて!」と紹介されていたチーズケーキが、そんなに美味しくなかった(40代 女性)
・「美味しい」という口コミを頼りに初めてのラーメン屋さんに行ったが、お世辞にも美味しいとは言えないような店だった(50代 男性)
飲食店やお取り寄せグルメの口コミについては、「高評価だったけど、試してみたら味がよくなかった」という体験談も多数。
味に関してはどうしても主観的な評価となります。しかし口コミの評価が高いことで期待が膨らむので、実際に自分が食べて「イマイチ」と感じたときには、がっかりしやすくなります。
<3位 質感がよくなかった>
・お洋服を買ったときに「値段の割に生地がしっかりしてる」という口コミがあったのに、届いて見てみるとあまりいい生地ではなかった(20代 女性)
・「高見え」と書かれていたから購入したのに、生地がペラペラで、ものすごく安っぽく見えました(30代 女性)
質感の口コミに関するがっかり体験は、主にアパレル商品で見られました。
「高見えする素材感」や「生地がしっかりしている」という口コミを信じて購入したものの、実際は安っぽく感じられたというコメントが多数。アパレル商品では商品画像が豊富に用意されていることが多いものの、質感の見え方は照明やカメラによって変わります。
高級感を期待していたのに安っぽかった場合には、失望が大きくなるようです。
<4位 接客が悪かった>
・「スタッフの接客が丁寧」と書かれていたのに、愛想がなく、失礼な態度での接客だった(40代 女性)
・飲食店で「子ども連れでもいい対応をしてくれる」と書いていたので子連れで行ったが、嫌な目に会った(50代 男性)
「接客がいい」という口コミがあったものの、実際にはスタッフの接客態度が悪くてがっかりした人も。理由としては「褒められていたスタッフと、自分の担当者が違う」「繁忙期などで、スタッフに余裕がない」などが考えられます。
飲食・サービス業では、スタッフの態度が満足度を大きく左右します。そのため高いレベルの接客サービスを期待して利用し、がっかりしてしまう人も多くなりました。
<5位 すぐに壊れた>
・日傘を買った際に、「骨組みが意外としっかりしていて風に強そう」と書いてあったが、実際はひょろひょろですぐ折れてしまった(20代 女性)
・「品質がいい」「コスパがいい」「しっかりしている」という口コミを信じて購入しましたが、値段相応の商品ですぐに壊れたことがあります(40代 男性)
耐久性や品質に関する期待を裏切られてしまった人も。具体的な商品としては、家具・家電・日用品などが挙がりました。
そもそも耐久性を重視して購入する場合には、長期間使うことが想定されます。長く使いたかったのにすぐ壊れてしまうと、不満を抱くのは当然です。
<6位 サイズが合わなかった>
・通販で服を購入する際、同じぐらいの身長・体重の人の口コミを参考に購入したけど、まったく合わなかった(20代 男性)
・「普通のサイズより小さめなので、大きめサイズがいい」と書いてあったが、いつものサイズでよかったなと思った(40代 女性)
主に通販でのアパレル商品購入に多く見られる体験談です。
サイズ感に関する口コミを参考にしたけれども、自分には合わなかったというケースも多く見られました。同じ身長や体重を参考にしても、体型や「締め付け」などの感覚はそれぞれだからです。
アパレル通販だと試着はできないので、失敗してがっかりした人も多いとわかります。
<7位 使いにくかった>
・「取り扱いが手軽で簡単」と言われていたのに、結構難しかった(40代 男性)
・ペットの水飲みの給水器で「使い勝手がよく清潔」と書かれていたのですが、意外にも掃除するのに手間がかかって大変でした(40代 女性)
使いやすいとの口コミを信じたものの、実際には手間がかかったり直感的に操作できなかったりといった不満を抱いた人も多くなりました。
日常的に使う商品の場合には、使いにくさがストレスとして蓄積しやすくなります。
口コミを信じてがっかりしたときの感情は「人それぞれだから仕方ない」

「口コミを信じてがっかりしたとき、どのような感情になるか」を聞いたところ、1位は「人それぞれだから仕方ない(21.4%)」でした。2位は「もっと調べればよかった(15.4%)」、3位は「信じた自分が悪い(15.0%)」となっています。
基本的には「仕方ない」と諦めて割り切る人が多くなっています。また「もっと調べておけば」「信じた自分が悪い」など、全体として内省する人が多く、口コミ投稿者に怒りを向けるタイプはランクインしませんでした。
<1位 人それぞれだから仕方ない>
・化粧品の場合、人によって使用感が変わるので仕方ないと思う(20代 女性)
・味覚が合わないのは仕方ないか…と思って諦める(40代 女性)
最も多かったのは、仕方ないと受け入れる声でした。仕方ないと思える理由は「そもそも口コミは主観的な意見であり、商品・サービスの使い方やもそれぞれだから」というものです。
とくに、化粧品の使用感や食べ物の味については個人差が大きいので、「人それぞれだよな」と諦めがつきやすいと推測できます。
<2位 もっと調べればよかった>
・もうちょっと口コミを調べるなど、精査できなかったかな?と考えます(30代 女性)
・もっと他の口コミもしっかりと読んでみたらよかった(40代 女性)
自分の情報収集不足を反省し、もっと調べればよかったと考える人も。調べる方法は「他の口コミを見る」「他サイトの情報を見る」「実店舗で現物を見る」などです。
一度失敗してもっと調べればよかったと感じると、次回購入時には慎重になれますね。
<3位 信じた自分が悪い>
・「誰もが」という文言に惹かれて買ってしまったのは安直だった、と反省してます(40代 男性)
・写真添付のある口コミを信じ切っていたものの、相手の状況や環境などがわからない以上、信じ切ってしまった自分も悪いと感じた(50代 女性)
口コミを信じてしまった自分が悪いと感じる人も多くなりました。つまり「口コミに期待しすぎたことへの後悔」や「自分の判断の甘さに対する内省」です。
根底には「口コミには一定数のヤラセや、自分とは違う状況の感想が含まれている」という考え方があります。
<4位 今後は信じないようにしよう>
・口コミを信用したらダメという気持ち(30代 男性)
・口コミをすべて信じてはいけないと痛感しました(40代 女性)
口コミへの信頼感が低下し、口コミに依存する商品・サービス選びを見直す人もいます。口コミに騙されたような気持ちや裏切られたような感覚をもってしまうからですね。
ただネット口コミが浸透し、どんな商品・サービスを選ぶにも口コミが重要視されている以上、まったく口コミを参考にしないことは難しいかもしれません。そのため完全に信じなくなる人だけではなく、「嘘や古い情報もあるから、すべてを信じてはいけない」という人も多くなりました。
<5位 とにかく残念>
・日用品や家電は気軽に買い換えられるものではないので、とても落ち込みます(30代 女性)
・「え…これがあの絶賛されてたやつ?」というがっかり感。まず最初に来るのは、静かなショックと残念な気持ち(50代 男性)
「とにかく残念」は、口コミと実際の体験のギャップに強いショックを受けた場合の反応です。
大型家電や高額商品など気軽に買い替えられない商品の場合には、失望が長引くと考えられます。
<6位 サクラだったのかもしれない>
・口コミの投稿者がメーカーの関係者だったのかと勘ぐってしまった(40代 女性)
・「やっぱりサクラってあるんだな」と思いました(50代 女性)
口コミを信じて失敗すると、口コミそのものの信頼性に疑念をもってしまう人も。口コミと商品・サービスの乖離が「感じ方は人それぞれだから、仕方ないよな」というレベルを超えていた場合には、サクラが疑われやすくなります。
根底には、騙された・裏切られたという感情が感じられます。
<7位 もったいない>
・お金と時間を失い、喪失感に襲われます(30代 女性)
・がっかりしてお金の無駄遣いをした気分になる(40代 女性)
とくに費用対効果など、お金に対するもったいなさが多く挙がりました。
例えば「高かったのに美味しくなかった」「いい宿に泊まったのに、嫌な思いをした」などの場合は、お金を無駄遣いしてしまったように感じるのですね。
信じたくなる口コミの特徴は「マイナスの意見もある」

最後に「信じたくなる口コミの特徴」を聞きました。
その結果、1位は「マイナスの意見もある(27.8%)」、僅差の2位は「記述が具体的(25.4%)」でした。3位には「口コミの数が多い(19.2%)」が続きます。
大きくわけて「内容の信頼性」と「口コミ欄全体のバランス」に注目している人が多くなりました。
個々の内容については、記述が具体的で写真などが添付されており、マイナス要素も盛り込まれている内容を信じる人が多数。また「全体の数」や「同じ意見の口コミが多いこと」という意見からは、口コミの全体的な傾向で信頼性を測る人も多いことが読み取れます。
<1位 マイナスの意見もある>
・ポジティブな面とネガティブな面、両方が書かれている口コミ(20代 男性)
・いい口コミばかりだと怪しいので、低評価や普通の評価もある程度混じってるほうが信じやすいかも。いいものばかりだと「サクラか?」と疑ってしまう(30代 女性)
褒めてばかりの口コミを怪しいと感じ、改善してほしい点や合わなかった点などのマイナス意見を重視する人も。商品・サービスのメリット・デメリットを客観的に伝えることで、バランスの取れた評価として信頼されやすいのですね。
褒めるだけのレビューはサクラや広告の可能性があるという認識をもつユーザーが多いことが背景にあります。
<2位 記述が具体的>
・具体的な口コミ。洋服なら「年齢」「身長」「体重」「体型タイプ」など詳しく記入してあるもの。メイクなら肌のタイプなど(30代 女性)
・使用感やデメリットも含めて、具体的に書かれている口コミを信じます(50代 男性)
詳細で具体的な情報が書かれた口コミは、「実際に購入した人の体験に基づいているのだろう」と感じやすく、信頼性が増します。
また、投稿者の体型・肌質・使用シーンなどの具体的記述があると、自分に合うかどうかも判断しやすくなり、参考にもなります。
具体的な口コミは信頼されやすいのと同時に、判断材料になりやすいといった点もメリットです。
<3位 口コミの数が多い>
・評価数が多いと、「たくさんの人が利用しているのかな」と感じ、信用してしまいます(30代 女性)
・口コミの数が多いと信じる。逆に1個か2個しか口コミがないと、もしかするとヤラセかもしれないと疑う(60代以上 男性)
多数の口コミが集まっている商品やサービスは、一定数の利用実績があると判断されます。
また口コミの母数が多いと、全体的な傾向や平均的な評価も把握しやすいので、偏った情報に騙される可能性を抑えられるのもメリットです。
<4位 写真がある>
・なるべく写真付きのレビューを参考にするようにしています。商品紹介の写真は、モデルさんが着ていてよく見えたり、加工されていたりするので、実際の色とイメージが違うこともあります。でもレビュー写真はありのままが見られて、失敗することも少なくなりました(40代 女性)
・写真や動画付きの口コミは信じます(50代 男性)
写真付きであることで「実体験に基づく口コミである」という信頼感が増します。
また、口コミの写真はプロによる撮影ではなく、商品を着用・使用しているのも一般ユーザーです。そのため、販売サイトに掲載されている写真とのギャップによる失望を防ぎやすくなります。
<5位 信頼できる人が書いている>
・口コミを書いている人の信頼性が高い。「他のお店に対しても評価している」「数年前から利用している」など(30代 女性)
・有名なインフルエンサーによるコメント(30代 男性)
・グルメな人の口コミを信じるようにしています。口コミ投稿者が普段どんなお店で飲食していて、どのお店を評価しているかなどを参考にしています(50代 女性)
信頼できる人とは「自分が信頼している芸能人やインフルエンサー」や「口コミ投稿が豊富な人」などです。
口コミサイトや通販サイトでは、ユーザーが口コミを「参考になったボタン」などで評価できるようになっています。「誰が書いているか」も重要だとわかります。
<6位 口コミの評価が高い>
・最低評価をしている人がほぼおらず、最高または普通以上の評価をしている人が多い(20代 男性)
・最低評価が少なく、また最高評価ばかりに偏ってもいないもの(30代 女性)
高評価が多い商品は、実際に満足している人が多いと考えられるため安心感があります。
ただし「高評価が過度に集中しすぎていない」「低評価や中間的な評価とのバランスが自然」などをチェックしている人もいました。
自分が購入を検討している商品の評価が高いと安心はしますが、絶賛レビューばかりの場合は少し疑ってみるなど、冷静な判断が求められます。
<7位 同じ意見の口コミが多い>
・他に同じようなコメントがあったとき(40代 男性)
・同じ意見が多いと、「それが真実かも」と思う(60代以上 女性)
複数の口コミで同じような内容が書かれていると、内容の信ぴょう性が高まります。例えば「音がうるさい」「サイズが小さめ」などの指摘が共通していると、「ちょっと音に注意したほうがよさそう」「サイズは大きめを買うか」と考える人が多いのではないでしょうか。
たくさん同じ意見があると、個人の感想ではなく全体的な傾向、あるいは「商品・サービスの特徴」として受け止められやすくなります。
まとめ
口コミを信じてがっかりした体験としては、「美容アイテムの効果がなかった」「思ったより美味しくなかった」などが多く挙がりました。文章や写真だけではわかりにくい要素が期待以下で、がっかりした人が多いとわかります。
ただ口コミを信じて失敗しても、よほど悪質だったり経済的損失が大きくなかったりする場合には、「感覚は人それぞれだから仕方ない」と割り切る人が多数。また口コミを上手に活用するために、「口コミの内容や口コミ欄のバランス」「具体的で写真付きの口コミ」などを重視する人も多くなりました。
がっかりした経験から多くの人が学んでいるように、信頼できそうな口コミでも参考に留め、冷静に情報を集めて読み解く姿勢が重要です。
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