長期休暇で“心の知能指数”がUP?!全国の中学・高校生の夏休み前後の「非認知能力」をEdv Pathで分析
■Edv Pathでできること
Edv Pathは、非認知能力の把握、探究学習の効果測定などを行うためのツールとして、日本全国の多数の学校で導入されています。生徒は独自のアセスメントにアンケート形式で回答していき、その結果を「SEL/EQ」「GRIT」「周辺環境」「自己肯定感」の4カテゴリに分類されたグラフで確認することが可能です。
今回の調査では、学生にとって特別なイベントである長期休暇・夏休み前後の「非認知能力」の変化について調査・分析しました。
【TOPIC①】”心の知能指数”がUP!中高生の夏休み前後の「非認知能力」を分析
<調査概要>
調査名 : 夏休み前後の生徒の「非認知能力」調査
対 象 : Edv Pathを利用している全国の中学生・高校生
対象期間 :【夏休み前】2023年7月1日〜7月25日 / 【夏休み後】2023年8月20日〜9月10日
調査方法 :Edv Path
<SEL/EQ>
※夏休み前=青線グラフ、夏休み後=オレンジ線グラフ
全国の中学生、高校生の夏休み前後のアセスメント結果を比較すると、「SEL/EQ(心の知能指数)」のカテゴリにおいては「自己理解」「社会/他者理解」「責任ある意思決定」の項目で、夏休み前よりも夏休み後に成長が見られました。長期休暇中には独立した時間が多く、自分自身について考える時間・機会が作りやすいこと、また自分自身で1日のスケジュールや行動を決める点などから、「自己理解」「責任ある意思決定」に伸びが見られたと推測します。また、学校外・外部でのアクティビティなどに参加することで「社会/他者理解」が身に付いた方もいると考えられます。
<GRIT>
※夏休み前=青線グラフ、夏休み後=オレンジ線グラフ
やり抜く力を指す「GRIT」のカテゴリでは、中学生・高校生ともにいずれの項目も大きな成長は見られませんでした。普段、学業や部活動で忙しい学生にとって、貴重な長期休暇を使用し、何か新しいチャレンジを行うことで「GRIT」の成長も期待できると考えます。
<周辺環境>
※夏休み前=青線グラフ、夏休み後=オレンジ線グラフ
「周辺環境」のカテゴリでは、中学生・高校生ともに、通学期間と休み期間に応じた対人関係の違いが顕著に出ています。学外でのコミュニケーションが増え、家族・保護者や友人との関係性に伸びが見られました。
<自己肯定感>
※夏休み前=青線グラフ、夏休み後=オレンジ線グラフ
「自己肯定感」のカテゴリでは、高校生の結果からは夏休み前後であまり差は生まれず、一方で中学生は「充実感」「自己実現的態度」「自己受容」に成長が見られました。「充実感」が増した要因として、保護者・友人関係の数値からもみて取れるように、家族や友人と過ごす時間と中身の質が濃かったことが推測できます。また「自己受容」「自己実現的態度」においては、SEL/EQの自己理解・社会他者理解向上の相関からみて取れるように、自由な時間の中で自分の興味関心があることに時間を割くことができたためと考察します。
夏休み前よりも後で落ち込んでいる「被評価意義対人緊張」は、過度に人からの見られ方を気にするか否かを示す項目です。1学期の成績が出た後、かつ教師との関係性が下がった背景もあり、このような結果に繋がったと考えられます。また「被評価意義対人緊張」は、責任ある立場・上級生になると、今までよりも他者から見られている意識が強くなるため下がる傾向にあります。
これらの結果を踏まえると、夏休みをはじめとする学生の長期休暇は、特に「SEL/EQ(心の知能指数)」で成長が出やすいことからも、非認知能力の向上に重要な期間だと言えます。また、新しいチャレンジや非日常体験など、長期休暇中に何かを遂行する計画を立てておくことで、「GRIT」の成長も期待ができます。
【TOPIC②】10/21(土)未来の先生フォーラム「教育DX時代の探究学習」オンライン開催!〜「非認知能力」の育成を可視化し、探究学習をより充実させる〜
未来の先生フォーラム主催、Edv Future共催のオンラインイベント「探究学習2.0を構想・実現する-教育DX時代における探究学習×ICTの意義・実践・評価とは-」を、10月21日(土)に開催します。
本プログラムでは、探究学習の本質に立ち返りながら、具体的な指導から評価まで、探究学習がデジタル化やICTの導入によってどのように変わるのか、その意義と未来を構想しながら具体的な実践について考えることで、教育DX時代における探究学習-探究学習2.0-を描くことを目指します。
◼︎概要
講演名:探究学習2.0を構想・実現する-教育DX時代における探究学習×ICTの意義・実践・評価とは-
開催日時:10月21日(土)13:30 – 15:20
開催場所:オンライン
主催:未来の先生フォーラム
共催:Edv Future株式会社
スケジュール:
・13:30-14:10
特別招待講演:「教育DX時代の探究学習とは何か-探究学習のアップデートに必要なこと-」
稲垣忠 先生(東北学院大学文学部教授・学長特別補佐)
・14:10-14:30
講演:「事例から考える探究学習×ICTの実践と評価の要点とは何か」
三浦亮 先生(十文字中学・高等学校 自己発信コース担当教諭)
・14:40-15:20
鼎談:探究学習2.0を構想・実現する-教育DX時代における探究学習×ICTの意義・実践・評価とは-
稲垣忠 先生 × 三浦亮 先生 × 橋本竜平 様(Edv Future株式会社 取締役 COO)
モデレーター:宮田純也(一般社団法人未来の先生フォーラム代表理事)
詳細URL:https://tankyu20.peatix.com/
※当日リアルタイムでの視聴が難しいという場合も、イベント当日までにPeatixにてチケット申し込みを完了いただくことで、後日アーカイブ視聴のURLを共有いたします。
◼︎「未来の先生フォーラム」について
未来の先生フォーラムは、社会の動向を理解し、自ら学び、専門性を向上させたいと願う先生たちをはじめ、教育業界の関係者が参加し、熱心に学ぶ日本最大級の教育イベントです。2017年から毎年開催しており、教育界の方々が日本全国から参加しています。
Edv Path(エデュパス)概要
生きる力を育む成長型支援サービス「Edv Path(エデュパス)」は、「非認知能力(ポテンシャリティー)」に着目し、主体的な学びと自律的な進路選択を実現するため、生徒一人ひとりの非認知能力を可視化・数値化し、データとして蓄積することで、生徒の成長支援を行い、最適なカリキュラムとコーチングを提案するアカデミックアドバイスソフトウェアです。
非認知能力とは、学力以外のスキルの総称であり、「目標に向かい頑張る力(グリット力)」、「コミュニケーション能力」、「前向きにとらえる力」、「行動力」、「感情をコントロールする力」など、テストなどで測定できない力のことを指します。2020年の教育改革では「非認知能力」は最も重要とされる能力であり、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンによれば、「非認知能力が高いと、将来幸せや経済的な安定につながる可能性が高い」とされています。
「Edv Path(エデュパス)」では、数値化した生徒の非認知能力を基に、その成長支援を行うための環境作りやカリキュラムを提供いたします。
Edv Path(エデュパス)公式サイト:https://lp.edvpath.jp
会社概要
教育×テクノロジー企業として2019年に創業。「未来ある子供たちの情報格差をなくして、自ら意思決定できる人を増やす」をミッションに、子供たち一人ひとりの新たな可能性を広げるため、EdTech事業を展開しています。
会社名:Edv Future株式会社
代表者:代表取締役 山崎 泰正 取締役 橋本 竜平
設立:2019年12月2日
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿2-11-7 第33宮庭ビル5階
事業内容:
└ 生きる力を育む成長型支援サービス「Edv Path(エデュパス)」の運営(https://lp.edvpath.jp/)
└ 高校生むけWebメディアの運営「Edv Magazine」の運営(https://edvmagazine.jp/)
企業サイトURL:https://edufuture.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/Edvfuture
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