ESR尼崎ディストリビューションセンター、照明学会『2022年照明施設賞』を受賞
ESR株式会社(本社:東京都港区虎ノ門 代表取締役:スチュアート・ギブソン 以下、ESR)は「ESR尼崎ディストリビューションセンター」が『2022年照明施設賞』(主催:一般社団法人照明学会)を受賞いたしましたことをお知らせいたします。
このたび「ESR尼崎ディストリビューションセンター」(以下、尼崎DC)は「殺風景になりがちな物流施設において、建築計画と照明計画がコンセプトから器具形状、建築ディテールにまで、融合がよくできており、温かみのある空間演出をし、照明エネルギーの35%削減も達成した」点を評価いただき、一般社団法人照明学会による「2022年照明施設賞」を受賞いたしました。
尚、全国49施設の受賞施設の内、物流施設は尼崎DCのみです。
「照明施設賞」は、国内各地域における照明利用の水準を高め,照明技術の発展と普及に貢献し得る優秀な業績を顕彰するもので、住宅・事務所・店舗などの建築、公共・交通施設、景観や行事の演出など屋内外を問わず広範囲を対象としています。
尼崎DCは兵庫県尼崎市末広町に2020年6月30日に竣工した、日本のみならずアジア太平洋地域でも建物単体として最大※1の延床面積388,570㎡(117,542坪)を誇る6階建て・マルチテナント型物流施設です。阪神工業地帯中核エリアの陸海空の結節点にあり、関西圏の消費地へのエリア配送及び日本全国への広域配送が可能で、世界各国との輸出入サービスも提供できる関西圏屈指の物流拠点で、現在満床稼働しております。
尼崎DCは三方を海に囲まれ、かつて大型火力発電所があった場所に所在しており、近代産業発展の記憶を残すために「大地の記憶を継承する」をコンセプトに建築計画を立てました。
ESRの基本理念である「HUMAN CENTRIC DESIGN.」に基づき、ラウンジ、ショップ、託児所、緑豊かな憩いの空間を創出し、施設利用者にとって快適で五感を刺激する魅力的な空間となるよう細部にわたって照明計画もしております。
2021年には施設利用者の増加にともない、1階倉庫の一部を改修し、新しいラウンジを増設いたしました。
また、全館LED照明およびに 事務所に⼈検知センサーを設置し⼈の在/不在を感知しゾーン単位で明るさを⾃動制御することでエネルギー消費を最⼩化し最適化を実現するエネルギー制御システムを導入するなど、環境配慮型照明システムを全館に導⼊しております。今回のエネルギー制御システムがなかった、通常のLED照明の場合と比較して35%の照明エネルギーを削減することができ、この点も評価いただきました。
他、年間出⼒量2MW規模の太陽光発電システム、電気トラック・自動車向けの高速充電ステーションなど環境配慮型の設備を多数導入しており、その評価としてCASBEE A ランク※2認証を取得しております。さらに、敷地内にビオトープエリアを設け、ABINC※3認証も2020年に取得しており、自然と共生する物流施設の実現にも取り組んでいます。
■ESR株式会社 代表取締役 スチュアート・ギブソン(Stuart Gibson) コメント
「当社は新たな技術を導入し、新しい価値観を生み出し物流施設を進化させられるよう、物件毎に様々なチャレンジを行っていますが、尼崎DCは日本およびアジア最大の延床面積を誇り、世界から見ても物流施設のランドマークの一つとなっています。尼崎DCでは施設を利用する方にとって快適な環境を演出する照明計画、テナント企業のコスト削減にも繋がる省エネルギーの調光システムを導入しましたが、このたび我々のチャレンジを評価いただき、照明施設賞という伝統ある賞を受賞し、大変嬉しく光栄に存じています。 この受賞を励みに、今後も照明技術の発展にも寄与できるよう邁進してまいりたいと思っております。」
< ESR尼崎ディストリビューションセンター 施設概要>
□所在地:兵庫県尼崎市末広町1-5-1
□敷地面積:194,428㎡(58,815坪)
□延床面積:388,570㎡(117,542坪)
□構造:地上6階建 RC+S造 耐震構造
□用途地域:工業専用地域
□企画設計・マスタープラン:ESR株式会社(スチュアート・ギブソン、武田 諭、落合亮太)
□設計:大成建設一級建築士事務所 <ラウンジ・託児所デザイン>タカトタマガミデザイン <ランドスケープデザイン>a+L/渡辺美緒デザイン事務所
□施工:大成・長谷工・錢高・ノバック・神鋼興産建設特定建設工事共同企業体
<一般社団法人照明学会について> www.ieij.or.jp
1916年(大正5年)11月29日に創立され、照明に関する学理及びその応用に関する研究調査やその成果・知識の交換を行い、学術や技術、文化、関連事業の振興と社会の発展に寄与することを目的とした、日本の学術研究団体。研究・調査活動、規格・基準の策定など種々の活動を行っており、照明の学術および技術の進歩発達や普及に貢献された方々を毎年表彰しています。
<ESRについて> www.esr.com/jp (日本語サイト)
ESRは先進的物流施設・データセンターを軸としたニューエコノミー不動産プラットフォームを形成するアジア太平洋地域(APAC)最大の不動産アセットマネジメント会社です。
2006年にレッドウッド・グループとしてその歩みを始め、2016年イーシャンとの経営統合により設立、日本法人レッドウッド・グループ・ジャパン株式会社は現・ESR株式会社に社名変更。2019年11月1日に香港証券取引所に上場。2022年1月20日にARAアセットマネジメントの買収を完了し、APAC最大、上場企業として世界第3位の不動産アセットマネジメント会社になりました。現在、香港にグループ本社を置き、日本・中国・韓国・シンガポール・インド・オーストラリア・ニュージーランド・インドネシア・ベトナムで事業を展開し、欧米にも拠点を拡大しています。
開発においては『HUMAN CENTRIC DESIGN.』を基本理念に、弊社施設で働く方を第一に考えた快適で環境にも配慮した先進的物流施設の創出に力を入れています。日本では三大都市圏(首都圏・関西圏・中部圏)と九州を中心に物流施設・データセンターを開発しており、アジア最大の延床面積を誇る「ESR尼崎ディストリビューションセンター」他27の物流施設を竣工させ、物流施設・11棟、データセンター・2プロジェクトを開発中。
ESRはデジタル時代を支えるインフラである先進的物流施設・データセンター開発を通じ、お客様のビジネス拡大をサポートし、投資家の皆様にはニューエコノミー不動産セクターへのダイナミックな投資機会・ソリューションを提供してまいります。
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