新型コロナウイルスで中止していた「モナコ日本芸術祭」が4年ぶりに再開。

株式会社麗人社

2024年10月23日 14時00分

海外の大規模な美術展運営をひとつの事業とする株式会社麗人社（大阪本社：大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第3ビル28階/代表取締役：野口和男）が、開催27年の歴史を持つ「モナコ日本芸術祭(Rencontre Artistique Monaco-Japon)」を再び開催します。

【モナコ日本芸術祭(Rencontre Artistique Monaco-Japon)とは】

世界の各地で日本の文化を紹介するイベントは多数開かれていますが、モナコでは1997年にエールフランス航空とモナコ政府観光会議局が主催した「モナコ日本文化フェスティバル（Le Japon a Monaco）」が、日本の芸術や伝統文化を総合的に紹介するイベントとしては最初のものでした。株式会社麗人社はその第1回より美術展部門を担い、やがて本イベントはモナコと日本のアーティストによる交流美術展として「モナコ日本芸術祭(Rencontre Artistique Monaco-Japon)」に生まれ変わりました。日本側は株式会社麗人社が日本のアーティストを取りまとめ、モナコ側は国家元首であるアルベール二世が名誉会長を務めるモナコの美術団体、ユネスコ公認国際美術連盟モナコ公国委員会（A.I.A.P.）がそれを担っています。

本美術展の主催はモナコ政府側の文化庁、観光会議局、およびAssociation Monaco Friends of Japan＝AMFJ（名誉会長/在モナコ日本国名誉総領事:エリック・ベンチモル氏）で、在モナコ日本大使館が後援しています。主たる運営は株式会社麗人社とユネスコ公認国際美術連盟モナコ公国委員会が行っていますが、モナコ政府主催のイベントという位置づけになるため、民間行事の美術展よりも公的な色合いが強い美術展で、オープニングセレモニーは第1回モナコ日本文化フェスティバルのアルベール皇太子（当時）をはじめ、モナコでは首相にあたる国務大臣や内務大臣など主要な王室や政府の方々が参列。特に今回は4年ぶりという事もあり、国家君主であるアルベールⅡ世大公が本美術展の公式図録に巻頭言を執筆しています。

在モナコ日本国名誉総領事、Association Monaco Friends of Japan会長エリック・ベンチモル氏

主だった参列者の記録（抜粋）は以下の通り。※役職はいずれも当時のもの

・1997～1998 アルベール皇太子（現大公）

・2000 駐フランス日本国特命全権大使小倉和夫氏

・2000~2003 在モナコ日本国名誉総領事エドモンド・パストゥール氏

・2001~2003、2005 モナコ公国政府国務大臣パトリック・ルクレール氏

・2009~2010、2013~2014 モナコ公国政府文化庁長官ジャン・シャルル・キュロ氏

・2013、2015、2017 モナコ公国政府観光会議局長ギョーム・ローズ氏

・2020 在モナコ日本国名誉総領事、Association Monaco Friends of Japan会長エリック・ベンチモル氏

・2020 ステファニー公女の御子息ルイ・デュクリエ氏

【モナコ公国】

公用語はフランス語、面積は2.08㎢でバチカン市国に次いで面積の小さい国ながら、世界のセレブが集まるイメージがある観光立国で、カジノや公道がレースコースになるF-1でも有名。海沿いに建つホテルのテラスからは、ゆるやかな弧を描く地中海の水平線にオレンジ色とピンク色の朝焼け。「夜景サミット2012 in 長崎」で世界新三大夜景のひとつに認定された宝石箱のような夜景。それを眺めながら優雅にシャンパンを楽しむ人が暮らす国…そんなイメージのあるモナコですが、庶民も暮らしており街には市場（マルシェ）やスーパーマーケットもあって、ごく普通の暮らしがあります。人口はわずか約3.6万人で、モネガスクと呼ばれる生粋のモナコ人はその25％。つまり人口の75％はフランスやイタリアを中心とした外国籍。