株式会社GRACEが横浜国立大学と共同研究契約を締結

コーヒー粕をはじめ食品廃棄物由来のセルロースナノファイバーを活用した新製品開発の共同研究を進める

株式会社GRACE

株式会社GRACE(本社:神奈川県横浜市西区、代表取締役:沢村優太、以下GRACE)は、2022年11月1日付で横浜国立大学と共同研究契約を締結。同大学院工学研究院 川村出准教授の研究グループ(以下、川村研)とコーヒー粕をはじめ食品廃棄物由来のセルロースナノファイバー(以下、CNF)を活用した新製品開発の共同研究を進めることで合意いたしました。
  • 共同研究契約を締結した経緯について
川村研が2018年頃より進めていた、使用済みコーヒー粕(Spent Coffee Grounds;SCGs)にTEMPO 酸化法*を適用する研究において、2020年4月にCNFを生成することに成功。この研究結果にGRACEが注目し、同社が展開するカフェ業態「UNI COFFEE ROASTERY」で発生するコーヒー粕の提供、研究支援をすることで、本研究の精度をあげていくと同時に、これらを用いた新製品の開発を進めてまいります。

また、コーヒー粕に限らず、本研究が活用できるほかの廃棄物などでの可能性も探るなど、今後も横浜国立大学、川村研との連携を深めていく意向です。

<TEMPO 酸化法>
TEMPO は 2,2,6,6 テトラメチルピペリジ-1-オキシルと呼ばれる常温常圧で安定な有機ニトロラジカル。
触媒量の TEMPO を含む水溶液中で天然セルロースを反応させ、軽微な解繊処理をすることでセルロースナノファイバーを生成することができる。この技術は、東京大学の磯貝明教授らの研究チームが、2006 年に結晶性のセルロースミクロフィブリルの表面でカルボキシル化反応が起きていることを見出し、静電的な反発によりセルロースをナノ化できることを報告した。
 
  • 共同研究契約の内容について
コーヒー粕をはじめ食品廃棄物由来のセルロースナノファイバーを活用した新製品開発の共同研究
 
  • 横浜国立大学 川村研究室について
生物物理化学・構造生命化学研究室 横浜国立大学 大学院理工学府 化学・生命系理工学専攻 先端化学ユニット理工学部 化学・生命系学科 化学教育プログラム。生体分子が機能する上で必要な構造や運動性などを明らかにし、生体分子の働きを分子レベルで理解すること。また、生体分子の分子設計・構造情報を元に新しい機能性材料の開発を目指している。
 
  • 株式会社GRACEについて
創業10周年を機にReuse、Rebuild、Refreshの3つの再生をテーマに複数の事業を展開する「再生カンパニー」にリブランディング。2022年9月15日には山梨県・大月市と連携協定を締結するなど、近年は地方創生、産官学連携にも力を入れている。

株式会社GRACE
所在地 :神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-5 クイーンズタワーC 8F/16F
代表者 :沢村 優太
事業内容:楽器事業/リユース事業/Webマーケティング事業/システム開発事業
オートモーティブ事業/貿易事業/フードテック事業
従業員数:536名(2022年11月1日現在)
設立  :2012年11月15日
URL  :https://gr1.jp/

本ニュースに関する記事
https://gr1.jp/ynu/

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会社概要

株式会社GRACE

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URL
https://gr1.jp
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市西区みなとみらい クイーンズタワーC16階
電話番号
045-264-9956
代表者名
沢村優太
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
2012年11月