新刊『「地頭力」を鍛える子育て ― 自ら学び、考える力がアップする確かな方法 ―』(大和出版・船津洋 著)10月14日発売
「読めるのに、わからない」現象を、家庭から終わらせるための実践書
テストは解ける、漢字も書ける。しかし本文を根拠に説明できず、登場人物の心情も文脈から掴めない――。教育現場で常態化するギャップを、著者・船津洋(ふなつひろし)(株式会社児童英語研究所 代表取締役・言語学者)は 「音韻符号化(文字の音声化)はできるが、心内表象化(イメージ化)に至っていない状態」つまり、「理解できていない状態」 と捉える。本書は、暗記偏重教育の風潮からの転換を掲げ、認知(分かる力)×非認知(感じる力・倫理観)×メタ認知(気づく力) を家庭で統合的に育てる方法を提示するものである。
※本書は「知識量の増加=学力向上」という等式を否定するものではない。むしろ、知覚→理解(心内表象)→思考→判断 の連鎖を言語で支え、非認知(倫理観やモチベーションなど)を中庸に整え、メタ認知(自らを客観的に見る視点)で運用するという3つの認知モデルを、家庭の日常に落とし込む点に独自性がある。目指すところは、入試をはじめとした学力の向上、生涯学習者としての自律(Will/Skill/Judgment)の両立することである。

「地頭力」とは何か
本書では「地頭力」を 認知(理解力・論理性)×非認知(共感・責任感など)×メタ認知(気づき) の三要素が掛け算的に作用する総合力と定義する。
◼️認知:言語を通じて知覚・理解・論理を鍛える力
◼️非認知:共感や倫理観、自己制御を中庸に整える力
◼️メタ認知:学びや行動を客観的に点検し、修正する力
同書は、この三つを家庭の日常で育む方法を提示している。
本書のポイント
◼️国語力を『学びの要』と位置づけ
言葉を媒介に「理解→思考→判断→表現」のプロセスを育てる。
◼️非認知を“倫理観”で再定義
共感や責任感を「高すぎず、低すぎず」整えることが生きる力の基盤になると説く、古典的かつ新しい視点。
◼️メタ認知が学び方を変える
「順序立て→検証→振り返り→修正」のサイクルが学力と幸福感の双方を高める。
◼️“増やす”より“減らす”家庭実践
塾やプリントを積み重ねるのではなく、家庭での日常の対話や観察から伸ばす姿勢を提案。
さらに、子どもを「the地頭力型」「勉強できる型」「空回り型」「あきらめ型」の4タイプに分類するマトリクスを示し、現状を自己診断し、改善の指針とできる仕組みも紹介している。
著者プロフィール
船津 洋(ふなつ・ひろし)
1965年生まれ。東京都出身。株式会社児童英語研究所代表取締役所長。言語学者。上智大学外国語学部英語学科卒業(言語学専攻)。上智大学院言語学修士。40年以上にわたり、幼児教室や通信教育などの教務を通じて子どもの英語教育と発達研究に携わる。特に、自身が開発した「パルキッズ」は音声を入口にした英語インプット教材として、30年を超えるロングラン教材となっている。現在まで累計で10万組以上の親子に対して、バイリンガルに育てるための指導を行っている。近年では「スローな子育てをしながら賢く育てる」という子育て法をまとめたオンライン講座「地頭力講座」を開講。英語だけでなく、日本語をはじめ言語学全般に指導範囲を広げている。著書にベストセラーとなった『たった「80単語」!読むだけで「英語脳」になる本』(三笠書房)のほか、Amazonランキング1位を獲得した『ローマ字で読むな!』(フォレスト出版)、『子どもの英語「超効率」勉強法』(かんき出版)など、多数。
取材依頼・お問い合わせ
本書や著者への取材・お問い合わせは、下記までお願いいたします。
株式会社児童英語研究所 広報担当
メール:inq@palkids.co.jp
電話:03-3352-6125
お問い合わせフォーム:https://www.palkids.co.jp/s/index.php?main_page=contact
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