やまびこ と i Labo、フォーミュラE 2024 Tokyo E-Prix で水素エンジン発電機による電力供給に成功
10台のフードトラックへ7時間にわたり電力を安定供給 "匂いの無さ" と "環境への貢献" で大好評
株式会社やまびこ(以下、やまびこ)は、i Labo株式会社(以下、i Labo)と水素エンジン発電機の実証機を共同開発し、2024年3月30日 東京都江東区有明で開催されたフォーミュラE 2024 Tokyo E-Prix にて初稼働しました。
今回公開された実証機は、やまびこの100kVA Shindaiwa 発電機をベースに、i Laboが水素燃料で運転可能なエンジンに置換する「水素化コンバージョン」を実施しました。水素燃料を燃焼させて発電を行うため、運転時の CO2排出を限りなくゼロにします。
今回のフォーミュラE イベント会場では、10台のフードトラックへ調理などに不可欠な電力を継続して供給することが要求されておりましたが、当初の予定通り役割を果たし、イベント開始の午前11時からイベント終了の午後6時まで、7時間にわたり安定した連続稼働と電源供給を実現しました。
来場された方々にも、「従来のディーゼル発電機の匂いの無さ」、「排気の綺麗さ」 や 「スムーズな動作音」等が大変好評であり、様々な場面での活用への期待が寄せられました。
今回の実証機による安定稼働は非常に大きなステップであり、今後も水素エンジン発電機に関心のある様々な企業・団体などの皆様を通じて多様な場面での活用を進めることにより、課題である水素インフラ整備の加速の一助になることを期待しております。
やまびこは、2024年2月21日に、建設現場などのカーボンニュートラルに貢献するShindaiwa発電機・溶接機19機種のバイオ燃料(RD)対応を発表するなど、今後も企業活動を通じて、カーボンニュートラル実現に向けた貢献を加速していきます。
【株式会社やまびこについて】
KIORITZ, Shindaiwa, ECHOの3つのブランドを有するやまびこは、小型屋外作業機械(刈払機、チェンソーなど)、農業用管理機械(防除機、畦草刈機など)、一般産業用機械(発電機、溶接機など)の3事業における各種製品の開発・製造・販売をグローバルに展開しています。また、省人・省力化や再生可能エネルギー、カーボンニュートラル対応など、市場が抱える課題解決に寄与するために、高い安全性と作業性、環境技術を備えた製品・システムの開発を推進しているとともに、電力サービスやロボット事業等の新規事業創造にも積極的に取り組んでいます。
■本社:東京都青梅市末広町1-7-2
■代表者:代表取締役社長執行役員 久保 浩
■URL:https://www.yamabiko-corp.co.jp/
【i Labo株式会社について】
水素エンジン研究の実績をもとに、部品交換、制御変更等により既存のディーゼルエンジンを、水素を燃料として運転可能なエンジンに置換する「水素化コンバージョン」の普及によって産業領域における脱炭素化の早期実現を目指しています。
■URL : https://h2ice.co.jp/
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