KGモーターズ、予約ユーザーを対象に開発中の「mibot」を公開・試乗フィードバックを実施

〜開発段階からユーザーの声を反映、共創を軸としたプロセスを推進〜

KGモーターズ

KGモーターズ株式会社(代表取締役CEO:楠 一成、以下「KGモーターズ」)は、2025年4月5日、自社開発中の小型モビリティロボット「mibot」に関するユーザー参加型イベントを、広島県東広島市にある本社・工場「Mibot Core Factory(以下、MCF)」にて開催しました。

このイベントは、mibotの予約ユーザーを対象に、開発現場で試作車両の試乗や技術解説、開発チームとの意見交換を行うことで、製品へのフィードバックを直接反映することを目的としたものです。

KGモーターズではこの取り組みを「開発体験セッション」と位置づけており、開発初期から続けてきた“ユーザーと共につくる”スタンスを、現場レベルで実現する場として位置づけています。

開発体験セッション 当日の様子

日常移動の“過剰”を見直す、mibotの開発背景 

出典:国土交通省における超小型モビリティの取組について(国土交通省)

人口減少や公共交通の縮小が進む中、日本では地方を中心に「車がなければ暮らせない」地域が広がりつつあります。一方で、日常の移動の多くは1人での短距離利用にとどまるため、軽自動車ですら過剰なスペックになりがちです。その結果、維持費や燃料費といった家計負担や、環境負荷の増加といった課題が顕在化しています。

mibot事業の全体像

 mibotは、このような“日常移動の最適化”を目指して開発された電動一人乗りモビリティです。エアコンやドアを備え、快適性を妥協せずに維持コストやエネルギー消費を大幅に抑えることを可能にしています。

予約ユーザーと“つくりながら磨く”開発のかたち 

mibotのモノコックボディ構造について解説

KGモーターズは、2023年1月のコンセプトモデル発表以降、定期的なユーザーインタビューを通じてユーザーの声を製品に反映してきました。今回の開発体験セッションはその延長線上にあり、量産前のフェーズにおいてさらに深い対話とフィードバックを得るために設計されたものです。

【開発体験セッションプログラム】 

  • mibot試作車両の試乗体験

  • 車体開発リーダーによる1対1ヒアリング

  • MCF工場内見学および技術構造の解説

  • CEOとの少人数セッション

「走り」「操作性」の高評価と共に、改良点への具体的な声も

車体開発リーダーによる1対1ヒアリングの様子

参加者からは、「加速が良く大きな道でも問題なさそう」「回生ブレーキは予想以上によく効く、ほぼワンペダルで運転可能」「狭い駐車スペースでもスムーズ」「運転不慣れだが小さく運転しやすい」といったポジティブな意見が多数寄せられました。一方で「ハンドルの重さが気になる」「坂道発進時に後退してしまう。ヒルアシストが欲しい」といった改善が必要な意見も確認することができました。

セッション後のアンケート

セッション後のアンケートでは、84.6%が「とても満足」、15.4%が「満足」と回答し、参加者全員が肯定的な評価を示しました。また、84.6%が「mibotへの期待が高まった」と回答しており、体験を通じて製品への関与と信頼感が一層強まった結果となりました。

開発チームのコメント 

予約ユーザーと対話する車体開発リーダー

車体開発リーダー久保のコメント

「ユーザーの声は普段からマーケティングチームから共有を受けていますが、実際に目の前で使ってもらい、対話を通じて理解が深まると“解釈のズレ”にも気づける。今回のセッションは、単なる確認ではなく、“気づきが生まれる”開発の一部でした。」

CEOセッションの様子

代表取締役CEO楠のコメント

「私たちはmibotを単に“届けるプロダクト”ではなく、“共に育てるプロジェクト”として捉えています。今回のような機会は、量産前の最後の磨き込みだけでなく、今後のサービス設計やサポート体制においても大きなヒントになります。引き続き、“つくる過程をユーザーと共有する”開発を続けていきます。」

今後の展開と取材について 

今回の試乗に使った第二世代の試作車両

今回の開発体験セッションは、今後もMCFにて定期的に開催していく予定です。さらに、2025年7月以降には、今回のフィードバックを反映した第三世代の試作車両を用いた試乗会を、予約ユーザーを対象に順次展開していく計画です。

mibotは、予約制による受注生産モデルとして展開しており、現在も予約を受け付けています。KGモーターズは、今後もユーザーとの対話を重ねながら、一人ひとりに最適なかたちでmibotを届ける開発・生産体制を築いていきます。

【イベント概要】

日時:2025年4月5日(土)
場所:Mibot Core Factory(広島県東広島市)
内容:試乗/1対1ヒアリング/MCF工場内見学/CEOセッション
対象:mibot予約ユーザー(申込・抽選制)
参加者数:15名(+同行者5名)

【mibotについて】

mibotは、1人乗りの小型電気自動車で、持続可能な移動を実現するために生まれました。誰もが楽しく、安全で快適に、手頃な価格で自由に移動できる世界を実現し、「今日より明日が良くなる未来」を創ります。KGモーターズは、持続可能な移動を我慢して達成するのではなく、ワクワクして楽しみながら達成することを目指しています。

【mibotの特徴】

デザイン: レトロでどこか懐かしいデザインと、前後対称の近未来的なスタイルが特徴です。

安全性: 小型で軽量ボディながら、独自の技術で高い安全基準を確保しています。

快適性: ドア・エアコン付きで快適に利用できます。

経済性: 維持コストが低く、日常の移動が経済的に負担なく楽しめます。

環境性能: 小型で軽量のため、エネルギー効率が高く環境に優しいモビリティです。

最大積載量:45kg
航続距離(*1):100km

登坂性能(*2):23%勾配(13°)

最高速度:60km/h
充電AC100V:5時間
乗車定員:1名

(*1)30km/h定地走行テスト値

(*2)乗員の体重、積載物の重さ、路面状況、装備オプションにより変動

※開発時点での値となり、量産モデルでの仕様変更の可能性があります。

mibot詳細:https://kg-m.jp/mibot/

【採用情報】

KGモーターズでは、車体開発エンジニア、ソフトウェアエンジニアのほか、様々なポジションで採用を強化しております。一緒にミッションの実現に向けて取り組んでくれる仲間を募集しております。

https://kg-m.jp/recruitment/

【会社概要】

社名:KGモーターズ株式会社
本社所在地:広島県東広島市志和町七条椛坂 1698-1
代表取締役CEO:楠一成
事業内容: 小型モビリティロボットの製造・販売、MaaS事業
設立: 2022年7月
HP:https://kg-m.jp/

開催概要説明の様子

【本件に関するお問い合わせ】
KGモーターズ株式会社

広報責任者 取締役COO 横山文洋
Mail:f.yokoyama@kg-m.jp

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会社概要

KGモーターズ株式会社

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URL
https://kg-m.jp/
業種
製造業
本社所在地
広島県東広島市西大沢2丁目2-9
電話番号
-
代表者名
楠一成
上場
未上場
資本金
1億1000万円
設立
2022年07月