レノボ、迅速でシンプルなAI導入を加速するTruScale GPU-as-a-ServiceとAI駆動の管理システムを発表

       

  • Lenovo TruScale GPUaaS:従量課金制でスケーラブルなGPUリソースを提供

  • Lenovo XClarity One:単一プラットフォームでAIとシステム管理を統合

  • Lenovo Power and Cooling Services:高度な液体冷却技術でAIコンピューティングを最適化

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:多田直哉、以下レノボ)は本日、あらゆる企業が利用しやすいプライベートAIを実現し、AIトランスフォーメーションを加速させる最新のサービス とソリューション スイートを発表しました。この新サービスはレノボの「Smarter AI for All」 ビジョンへの道を切り開くものであり、クラウドの枠を超え、オンデマンドのAIを顧客に提供します。これにより、あらゆる企業は自社内オンプレミスの専有データを利用し、生成AIを構築、拡張、進化できるようになります。また、新しいソリューションにより、企業はオンデマンドのGPUリソース、AI駆動のシステム管理、高度な液体冷却サービスにより、プライベートAIの構築、拡張、進化をより迅速に実現できます。

生成AIは今や企業の投資の最優先事項*1となっています。レノボの統合型ソリューションは、各業界のイノベーションに必要なITテクノロジーの調達、導入、管理を支援します。これは、企業はAIを迅速に活用することで、タスクの自動化、顧客サービスの強化、オペレーションの合理化を実現すると同時に、生産性、セキュリティ、俊敏性を強化します。

レノボ インフラストラクチャー ソリューションズ グループ(ISG)アジア太平洋地域担当 代表取締役社長のスミア バティアは、次のように述べています。「レノボでは、AIがすべての人にとって利用しやすくなり、企業が自社の条件でAIの潜在能力を活用できるような未来を創造しています。今回の新サービスは、As-a-Serviceモデルと高度なインフラストラクチャにより、AIの合理的な採用を可能にし、企業全体でAI戦略を簡素化して、持続可能性を向上できます。」

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社の多田直哉代表取締役社長は、次のように述べています。「当社の最近の調査によると、日本のCIOの89%はAIが競争上の優位性をもたらすと確信しており、41%は自社のゲームチェンジャーになると考えています。AIへの信頼度で日本は他国を上回っているものの、AIテクノロジーに関する明確なビジネスケースの作成や、AIツールの適切なトレーニングの保証など、課題は残されています。GPU-as-a-Service(GPUaaS)などのレノボの新サービス スイートは、AIの導入を簡素化し、アクセシビリティを強化することで、こうした懸念に直接対応するものです。AIへの投資を継続することで、レノボは、日本企業がAIの可能性を最大限に活用し、イノベーションを推進し、急速に進化する市場で優位に立ち続けることができるよう支援していきます。」

TruScale GPUaaSで、AIの導入と拡張をより迅速に

AIと機械学習のワークロードには、モデルの開発や推論のためのデータ処理を高速化するためのGPUが必要ですが、この方法は一般的にコストが高く調達が困難です。Lenovo TruScale GPUaaSにより、As-a-Serviceモデルをより高度な水準へと引き上げ、超高速のGPU処理能力をシンプルかつスケーラブルな従量課金制モデルにより、オンデマンドで提供します。本サービスはLenovo TruScale for HPCソリューションの拡張機能として提供されるもので、企業はコストや複雑性といった従来の障壁を取り除きながら、重要なAIおよびHPCテクノロジーを即座かつにスケーラブルに活用できます。

Lenovo TruScale GPUaaSは、Lenovo Intelligent Computing Orchestration(LiCO)テクノロジーにより、NVIDIA GPUのリソースの従量制提供とオーケストレーションをワークロードの管理とスケージューリングを提供します。これにより、個々のワークロードごとに消費量とコストを管理することが可能となり、複数の異なる組織がGPUリソースを効果的に共有することが可能となります。Lenovo TruScale GPUaaSは、NVIDIA H100/NVIDIA L40SなどのNVIDIA Tensor Core GPUの広範なオプションに対応する予定です。

Lenovo TruScale GPUaaSは、企業のニーズに応じてオンプレミスにもコロケーションにも対応できます。これにより、NVIDIA GPUの可用性が向上し、実環境での迅速なイノベーションを実現し、企業におけるAIユースケースが利用しやすくなります。

新時代のAI駆動のシステム管理

レノボは、AIを活用した統合システム管理のさらなる進化により、インテリジェント オペレーションに革新をもたらし、ITインフラストラクチャを変革することで、企業のAI需要への対応を支援します。企業は、AI搭載の新たなシステム管理により、信頼性、セキュリティ、拡張性を強化しながらオペレーションを効率化することで、イノベーションを促進できます。Lenovo XClarity Oneは、AIを活用したSmarter Supportへの専用アクセスを提供し、自己最適型インフラストラクチャの構築を大幅に前進させます。

このプラットフォームは、レノボの新しいAIOpsシステム管理エンジンを採用し、ITの運用、管理機能を単一のソリューションに統合することで、IT部門の推測作業を排除します。このシステム管理プラットフォームは、AIを活用した全く新しい予測型の障害分析機能を採用しており、3種類の予測エンジンを活用して迅速かつ正確な障害検知を行います。この機能により、手動でのシステム管理よりも迅速に、潜在的な障害と現在の障害の両方をITチームに通知することができます。さらに、予測分析により、故障したコンポーネントの代わりに機能部品を交換する際に発生する、高コストの潜在的な出費を回避することができます。

XClarity Oneもまた、ユーザーフレンドリーな単一のインターフェイスを介して、データセンターからエッジに至るすべてのコネクテッドデバイスを合理的に管理することで、設置場所に関わらず、Lenovoサーバーのライフサイクル全体を包括的に制御します。セキュリティを最優先に一から開発されたこのテクノロジーは、国際的なセキュリティ規格に準拠し、ビジネスの成長に合わせて拡張できる業界初の新たなハイブリッドクラウド アーキテクチャを提供します。また、最新のデータセンターとエッジの処理要件に柔軟に対応し、潜在的なセキュリティの攻撃対象領域を最小限に抑えます。本プラットフォームはOTP認証と役割ベースのアクセス制御を備えたゼロトラスト アーキテクチャを採用し、セキュリティと柔軟性を強化します。

先進的な冷却サービスでAI導入を加速

Lenovo Power and Cooling Servicesにより、リアルタイムでエネルギー効率を監視できる業界最高水準の冷却機能を基盤としながら、生成AIに対応する計算能力の高速化*2を図ることができます。

Lenovo Neptuneは、直接水冷*3方式を活用することで電力消費を最大40%削減し、10年以上にわたってより高密度のコンピューティングを実現してきました。Lenovo Power and Cooling Servicesにより、業界をリードする冷却技術が利用しやすくなることで、顧客は高負荷のAIワークロードを最適化できるだけでなく、サステナビリティ(持続可能性)の目標にも対応することができます。エンド ツー エンドのアドバイザリー サービスは、ハードウェアと設備サービスをシームレスに統合しながら、顧客企業の統合プロセスのあらゆる工程に対応します。これにより、顧客企業のコンピューティング分野の持続可能目標をサポートしながら、効率化とイノベーションを実現します。

AI需要に対応しながら主要指標の改善に取り組む企業にとって、効果的な持続可能性戦略の実施は最優先事項となっています。As-a-Serviceモデルは、AIに対応したコンピューティングへのアクセスを提供しながら、コスト指標を改善し、複雑な実装作業を軽減することで、持続可能なIT運用を支援します(1)。この新サービスは、ハードウェアと設備サービスをエンド ツー エンドのサービスにシームレスに統合することで、AI時代における競争と成功に必要な演算能力を提供しながら、組織の卓越した効率性とイノベーションを実現します。

Lenovo Power and Cooling Servicesの一環として、詳細な現場調査を実施し、データセンターの電力使用量、冷却ニーズ、エネルギー効率を把握し、顧客にデータに基づいたインサイトを提供します。効率改善の分野を特定し、改善することで、企業は未使用の冷却能力を再利用し、コストを先送りすることができます。データセンターの電源および冷却システムを積極的に管理することで、信頼性を向上させ、既存の設備やインフラストラクチャを最大限に活用できます。

レノボは、あらゆる業界の企業を対象に、AIのより迅速な構築・拡張を支援しています。詳細については、https://www.lenovo.com/jp/ja/servers-storage/ai-economics-performance/ をご覧ください。

(1) レノボのスポンサーシップに基づくInfoBrief (IDC #US51468523)、2023年12月

*1 https://www.lenovo.com/jp/ja/servers-storage/alliance/nvidia/

*2 https://www.lenovo.com/jp/ja/servers-storage/solutions/customer-stories/dreamworks/

*3 https://news.lenovo.com/the-most-unexpected-innovation-in-the-era-of-ai-is-water/

Lenovo、TrueScale、XClarityは、Lenovoの商標です。NVIDIAは、NVIDIA Corporationの商標です。その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

<レノボ・ジャパン ホームページ>

トップページ :https://www.lenovo.com/jp/ja/

プレスリリース :https://www.lenovo.com/jp/ja/news/

<レノボについて>
レノボ(HKSE:992/ADR:LNVGY)は、売上高570億米ドルの世界的なテクノロジー企業であり、Fortune Global 500の248位にランクされています。180市場で毎日数百万人の顧客にサービスを提供しています。レノボは、すべての人にスマートなテクノロジーを提供するというビジョン「Smarter Technology for All」を掲げ、AI対応、AI-readyかつ最適化AIであるフルスタックのポートフォリオ(PC、ワークステーション、スマートフォン、タブレット)、インフラ(サーバー、ストレージ、エッジ、HPC、ソフトウェア、ソフトウェア定義型インフラストラクチャ)、ソフトウェア、ソリューション、サービスの発展を促進する世界最大のPCメーカーとしての成功を収めてきました。世界を変えるイノベーションへの継続的な投資により、レノボはあらゆる場所のすべての人にとって、より公平で信頼できるよりスマートな未来を創出します。詳しくは、 https://www.lenovo.com/jp/ja/ でご覧いただけます。 

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会社概要

URL
http://www.lenovo.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区外神田4丁目14−1 秋葉原UDXビル 10階
電話番号
-
代表者名
多田直哉
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年05月