オムロン、深圳工場でCNAS認証を取得
品質担保強化と評価試験簡略化で、商品の提供スピードを加速
オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 辻永順太)は、デバイス&モジュールソリューションズカンパニー傘下のオムロン深圳工場(以下、深圳工場)が、国際的な試験所認定規格である、「China National Accreditation Service for Conformity Assessment(以下、CNAS)」の認証を2023年6月26日に取得しましたので、お知らせいたします。CNASは、国際試験所認定協力機構(ILAC)と同等の国際標準化機構(ISO)及び国際電気標準会議(IEC)が定めた要求事項を満たした試験事業者として認定される制度です。深圳工場は、生産する製品の信頼性を担保するための耐久性・耐熱性をはじめとした性能評価試験設備と、それぞれ独立した実験室を構築し、品質マネジメントの信頼性、試験評価技術力の高さが認められ、オムロングループとして初めて認証を取得しました。
CNASを取得した、深圳工場内の主な実験施設(左から測定室、耐久性試験室、環境試験室)
深圳工場では、デバイス&モジュールソリューションズカンパニーが掲げるビジョン、「我々の“繋ぐ・切る”技術で、顧客と共に社会の課題を解決する」のもと、新たな提供価値として定めたSpeedを軸に、中国国内で事業が注力する4つのドメイン向けソリューション創出を加速させています。2022年度には、新たに開発部を設立し、深圳工場内での開発体制を強化するとともに、コンカレント体制でよりスピーディに試作品を製作し、顧客に提案するなど、中国国内での自律的な活動を実現しています。今回の認証取得によって、深圳工場は、試験結果の信頼性の証であるILAC/CNASロゴマークを付けた試験報告書を提供でき、中国国内で広くその品質を証明することができるとともに、 お客様側での評価試験簡略化で、より早く市場にソリューションを提供できるようになります。
今回の認証取得にあたって、深圳工場の松岡総経理は以下のように、コメントしています。
「オムロン深圳工場では、デバイスの生産を通じた価値提供にとどまらず、中国国内での新たなソリューション創出をチームメンバーが一丸となってコンカレントでスピーディに取り組む、“Team China”活動に取り組んでいます。今回の取得によって、品質強化だけではなく、社会・お客様に対してより早く商品を提供することで、より早く価値を創出することにこだわり、新たなチャレンジで、中国での自律的成長を実現していきます。」
オムロンは、今後もより早く社会課題の解決を実現するデバイス&モジュールを軸としたソリューションをグローバルに創出することで、カーボンニュートラル、デジタル化社会の実現に貢献します。
CNAS認定証明書(左から英語版、中国語版)
CNASについて
中国名:中国合格評定国家認可委員会の略称。国際試験所認定協力機構(ILAC)と同等の国際標準化機構(ISO)及び国際電気標準会議(IEC)が定めた試験所に関する基準(ISO/IEC 17025)の要求事項に適合しているかどうかを中国合格評定国家認可委員会が審査を行い試験事業者として認定される制度です。
https://www.cnas.org.cn/english/
オムロン深圳工場について
オムロン深圳工場は、デバイス&モジュールソリューションズカンパニー傘下の会社として、オムロンの企業理念を実践し、リレー・スイッチ・センサー・コネクターなどのデバイスを通じてお客様の課題を解決し、社会の発展に貢献することを存在価値としています。新エネルギー機器の普及、高周波化対応など、社会のニーズに応えるリレー・スイッチ・センサー・コネクターをグローバルに提供することで、人々の豊かな暮らしに貢献しています。
<オムロン株式会社について>
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品など多岐にわたる事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約30,000名の社員を擁し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。詳細については、https://www.omron.com/jp/ja/をご参照ください。
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