proovy、選択的開示によるプライバシーに配慮したデータ共有機能を提供開始【日本初】
ユーザーが所有するデータを項目単位で事業者に開示することが可能となり、よりプライバシーに配慮したデータ連携を実現。サービス事業者は必要なデータのみを取得するゼロ知識証明が可能に。
DID/VC技術を専門に扱うベンチャー企業、株式会社Recept(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中瀬 将健)は提供アプリ「proovy」にて選択的開示機能の提供を開始しました。
選択的開示による項目単位での提供データ選択をVerifialbe Credentials(VC)によって実現した商用サービスは国内初となります。*1
背景
インターネット上の個人のアイデンティティ、属性管理、認証を行う技術要素として標準化が進められているのがVC(Verifialbe Credentials)と呼ばれるデジタル証明書の技術です。
ユーザーは保有するVCを提示することで第三者に対して自身の属性を提示することができ、モバイル運転免許証やコロナワクチン接種証明書にも利用される技術です。
VCが標準化技術として採用される大きな理由の1つとして、選択的開示機能が挙げられます。
選択的開示とは、VCに含まれるユーザー情報の中からユーザーが選択した項目だけを開示することができる機能のことを指します。
これにより、ユーザーのプライバシーを高度に保護した形でシステム間のデータ連携が可能となります。
proovy選択的開示機能について
proovyにはデジタル学生証、デジタル資格証明書等を管理する機能が備わっており、これらの資格を外部サービスに提示することができます。
ユーザーは外部サービスに自身の情報を連携する際に、例えば「〇〇という資格を持っている」「年齢が20歳以上である」と、証明書に含まれる全ての情報をサービス事業者に渡すことなく、サービス提供に必要な情報のみを連携することができます。
これにより、サービス事業者はユーザーのプライバシーにより配慮したサービス提供が可能になります。
操作画面イメージ
【選択的開示ユースケース】
・年齢確認時に生年月日のみを提示。旧来の身分証の提出方式に比べ、住所や氏名などの無関係なデータ提供を回避できる。
・学割や社員割、チケット入場、会員証のように、個人情報の取得は不要でユーザー属性のみを確認したいサービスで必要最低限の情報のみを受け取る仕組みを実装。
・ユーザーの属性情報を用いたアクセス管理
・サプライーチェーンの透明性を保つために、企業秘密を秘匿したデータを流通させる共通規格として。
お問い合わせに関して
当社サービスの導入や詳細に関して、以下事業者向けページから問合せを受付けております。
会社概要
株式会社Recept
代表取締役:中瀬将健
本社住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F-C
URL:https://recept.earth
※1:当社調査による
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