アサンテがクビアカツヤカミキリの駆除施工をした桜の名所埼玉県営さきたま古墳公園より感謝状をいただきました

アサンテ「木の文化継承プロジェクト」活動報告

株式会社アサンテ

2025年6月25日 11時00分

シロアリ対策をはじめとした総合ハウスメンテナンスサービスを提供する株式会社アサンテ（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：宮内征）（以下アサンテ）は、「木の文化継承プロジェクト」の一環として2025年2月4日に埼玉県と「県営さきたま古墳公園内の桜保全事業に関する協定書」を締結し、2月26日、27日に埼玉県営さきたま古墳公園の桜の木に対してクビアカツヤカミキリ駆除施工を行いました。これに対し、6月24日に同公園を所管する埼玉県教育委員会より感謝状をいただきました。アサンテでは今後もさきたま古墳公園でのクビアカツヤカミキリの被害拡大を防ぐべく、埼玉県立さきたま史跡の博物館と連携し、経過観察等の活動を続けてまいります。

（左）株式会社アサンテ代表取締役社長宮内征、（右）埼玉県立さきたま史跡の博物館館長野中仁様

埼玉県立さきたま史跡の博物館　館長　野中　仁様　コメント

さきたま古墳公園は、5世紀後半から7世紀始めころまでに造られた9基の大型古墳が群集している公園です。園内には約200本の桜が植えられており、毎年桜のシーズンには地域の皆様をはじめ、遠方から観光バスで訪れる方もいる埼玉県有数の桜の名所です。平成３０年に園内で初めてクビアカツヤカミキリが発見されて以来、被害に悩まされており、今回アサンテさんからご提案を受けて駆除施工を実施する運びとなりました。私どもは、古墳群の保護を最優先としつつ、公園としての景観の保全や倒木などの安全管理が重要であると考えています。しかし国の特別史跡のため、指定地内での新たな桜の植樹はできません。そのため今ある桜をまずは守っていくことが課題となっています。これからもアサンテさんと協働してさきたま古墳公園の桜の木を守ると同時に古墳群の適切な保存と皆様の憩いの場となる公園づくりを進めてまいります。

株式会社アサンテ　代表取締役社長　宮内征コメント

この度は当社の取り組みに対して感謝状を賜り大変光栄に存じます。「木の文化継承プロジェクト」は歴史的木造建築物や桜の名所を保全する取り組みです。近年急速に被害エリアが広がるクビアカツヤカミキリから桜の木を守り、人々が大切にしてきた桜を楽しむ文化を未来に残したいとの思いで保全活動に取り組んでおります。今後も埼玉県営さきたま古墳公園での継続的な活動をはじめとして、各地の桜の名所を積極的に守っていくと同時に、「木の文化継承プロジェクト」をという社会貢献を通して企業価値向上に取り組んでまいります。

クビアカツヤカミキリとは

桜やモモなどのバラ科の樹木に寄生し、幼虫が樹木内部を食べて枯らしてしまう外来種のカミキリムシです。日本では2012年に愛知県で最初の被害が確認されました。その後は埼玉県、徳島県、群馬県など13都府県（2023年1月現在）で桜並木や果樹園などに大きな被害が報告されており、2018年1月に「特定外来生物」に指定されました。

アサンテでは、クビアカツヤカミキリの幼虫の活動期前である冬季に薬剤を樹木に注入し、薬剤を含んだ木質部分を幼虫が食べることで駆除をする「樹幹注入剤」を使用して施工をしています。薬剤効果が2年持続することから、施工による樹木へのダメージを軽減することができます。

木の文化継承プロジェクトとは

アサンテが50年にわたり培ってきた技術とノウハウを活かして日本各地の歴史的木造建築や桜の名所を守り、日本の木の文化を未来に継承することを目的としたプロジェクト。同時に、シロアリやその他の虫による被害のリスクと対策の重要性を広く啓発し、巨大地震発生時の家屋倒壊抑制による減災や、家屋の長寿命化による森林資源伐採の抑制や廃棄物削減で地球環境保護に貢献します。

【木の文化継承プロジェクト3つの柱】

【桜保全プロジェクトの特設ページ】

株式会社アサンテ桜保全プロジェクト「守ろう、未来の桜」

https://www.asante.co.jp/company/c04/wood-culture-prj/sakura/

株式会社アサンテについて

アサンテは1970年に三洋消毒社として東京都府中市にて創業し、以降半世紀以上にわたってシロアリ対策をはじめとした総合ハウスメンテナンスサービスを提供する事業会社です。「人と技術を育て、人と家と森を守る」を経営理念として掲げ、お客様の安全と安心、ならびに木造家屋の長寿命化を実現し、ひいては環境保全や我が国の「木の文化」を未来に繋げることを目指しています。