【レポート】島根電工地域の未来を創出するための産学連携プロジェクトとして、島根大学生対象の授業で代表の野津が登壇。学生ベンチャー「ストラテジーAI」と、「島根で働く意義」を学生に語りました

代表の野津は「失敗を恐れずに挑戦できる環境を作るのが我々の役目。島根には人を大切にし、挑戦を応援する企業があることを知ってほしい」と語る

島根電工株式会社

2025年12月15日 16時53分

『あたりまえの毎日をつくる』をスローガンに掲げる島根電工株式会社（本社：島根県松江市、代表取締役社長：野津廣一、以下島根電工）は、2025年12月3日（水）、島根大学（島根県松江市）にて、同大学発の学生ベンチャー企業である株式会社ストラテジーAI（本社：島根県松江市、代表取締役社長：中尾香達氏）と共に、島根大学の学生を対象に、特別対談授業「TOP TALK」を開催し、70名を超える学生が参加し、「島根の可能性」について耳を傾けました。

本イベントは、島根大学の教養教育科目「アントレプレナーシップ入門セミナー」の正規授業として実施され、約70名の学生が出席しました。「若者の県外流出」が地域課題となる中、地元企業の経営者と現役学生起業家が「地方でのキャリア」や「起業のリアル」を本音で語り合いました。

■開催の背景と狙い

島根電工は、地域の未来を担う「人」の育成を経営の重要テーマとして掲げています。その一環として、本社ビル1階に株式会社ストラテジーAIの拠点を誘致するなど、学生ベンチャーの育成・支援を積極的に行ってまいりました。今回の「TOP TALK」は、こうした産学連携の動きを教育現場へ還元し、学生たちに「地方でも世界レベルの挑戦は可能である」という実例を肌で感じてもらうことを目的に企画されました。

■当日のハイライト：世代を超えた「挑戦」の共鳴

会場となった島根大学教養講義棟の教室には、これからのキャリアを模索する約70名の学生が集まりました。

1. 【対談】地元企業経営者 vs 学生起業家

当社代表の野津と、現役島根大生でありながらAI開発企業を経営する中尾氏が登壇しました。中尾氏は「環境を言い訳にせず、あえて厳しい道を選ぶことが成長への近道」と、学生起業家ならではの視点で熱弁。対して野津は「失敗を恐れずに挑戦できる環境を作るのが我々の役目。島根には人を大切にし、挑戦を応援する島根電工という企業があることを知ってほしい」と応じました。立場や世代は違えど、「挑戦するマインド」で共鳴する二人の姿に、学生たちが真剣に聞き入る様子が見られました。

2. 【メッセージ】地方で働く意義とは

●島根電工野津：「過度な競争よりも『人を本気で大切にすること』を追求できる環境こそが島根にある」と、地方で働くことの真の価値について言及。「この場の質疑応答で手を挙げるだけでも、それは『厳しい環境に身を置く』ことになる。まずは受けて立つという意識が成長の第一歩」と学生の背中を押しました。

●株式会社ストラテジーAI 中尾氏： 自身の海外での経験や起業の経緯を振り返り、「環境がすべて。あえて厳しい環境を選ぶことが成長につながる」「人生は一度きり。他人の目を気にせず、自分の責任で行動するマインドが大切」と力強く語りました。

3. 【質疑応答】キャリアへの不安と期待

対談後の質疑応答では、「地方で起業することのメリット・デメリットは？」「組織の中で個人のやりたいことをどう実現すればいいか」など、核心を突く質問が多数寄せられました。予定時間を超えて続く活発な議論は、多くの学生が「卒業後の進路」として、県外大手企業だけでなく「地域での挑戦」を新たな選択肢として認識し始めたことを示唆するものでした。