食から始まる健康づくり! 演劇で学ぶ医療・介護と「食」のつながり
神戸学院大学総合リハビリテーション学部、栄養学部、薬学部が参画する「食改善」をテーマにした演劇が11月30日(日)に行われます


医療・介護と“食”をテーマに演劇を上演 多職種連携で届ける地域発の健康プロジェクト
2025年11月30日(日)、神戸学院大学栄養学部および薬学部の学生と、薬学部の白川晶一教授が、神戸市垂水区のレバンテホールにて上演する演劇「裕次郎さんの食改善!」に出演します。
この演劇は、医療・介護・福祉・行政(警察・消防を含む)にかかわる方々が多職種連携によって制作するもので、市民の皆さまに医療・介護の現場での取り組みや地域の健康課題を、親しみやすい形で伝えます。
本企画には、2つの大きな目的があります。ひとつは、市民の皆さまに医療・介護の現状や課題をわかりやすく伝え、理解を深めていただくこと。もうひとつは、演劇制作を通じて多職種間での「顔の見える関係」を築き、地域での連携体制をさらに強化していくことです。
この劇の脚本を担当したのは、総合リハビリテーション学部でソーシャルワーク演習を担当している非常勤講師の木村和弘氏です。同氏は地域の多職種間の「つながり」を作る実践的な脚本制作に尽力し、大学や学生たちの力も加わればという思いを込めています。
栄養学部からは、中川輪央助教の指導・助言のもと2年次生3人と他大学の2年次生2人が協働し、幼児から高齢者まで幅広い世代がおいしく食べられる「減塩カレー」を考案しました。このレシピは、当日来場者に配布する予定です。
白川教授は、薬が適切に使用されているか、副作用は出ていないかといったフィジカルアセスメントを研究のテーマとしていますが、今回は健診の結果から、市民の皆様に「食改善」の重要性を伝えます。薬学部4年次生は、身体の筋肉細胞を演じ元気な状態を表現します。
今年の演劇テーマは「医療・介護の食支援」
神戸市垂水区では高血圧や脳血管疾患の罹患率が神戸市内の他区に比べて高い傾向があり、減塩を含む食生活の改善が重要な課題となっています。そこで始まったのが、減塩を楽しく・おいしく・無理なく進める「たるみ SIO6(シオロク)プロジェクト」です。
このプロジェクトでは「1日あたりの塩分摂取量を6g以下にしよう!」を合言葉に、地域全体で健康寿命の延伸を目指す取り組みが進められています。
演劇の制作・上演を担うのは、NPO法人エナガの会。
医師、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、介護士、ケアマネジャー、社会福祉士など、医療・介護・福祉の専門職がメンバーとして参加しており、日頃から地域住民に向けた情報提供や相談、研修活動などを行っています。
今回の演劇も、地域住民の皆さまが「食と健康」について自然に考えるきっかけとなるよう、丁寧に描かれています。特にメイン場面でのレシピ作成・紹介を栄養学部の学生たちが考えたことで、演劇の内容がぐっと深まりました。世代を問わず楽しめる内容となっておりますので、ぜひ会場にお越しください。
<開催概要>
日時:2025年11月30日(日)14時~16時
場所:レバンテホール(神戸市垂水区日向1-5-1レバンテ垂水2番館3階)
定員:先着500名(申込不要)入場無料
<参考リンク>
<メディア関連の方>
本件に関する取材をご希望の場合は、下記お問合せまでご連絡をお願いいたします。
<本件に関する問合せ先>
神戸学院大学薬学部 白川晶一教授
TEL: 078-974-1551
MAIL:shirasho@pharm.kobegakuin.ac.jp
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