新しいトリプル四重極質量分析計 を2種発表 感度、堅牢性、使いやすさを大幅に向上
Thermo Scientific TSQ Quantiva LC-MS はアトグラムの感度の壁を突破、TSQ Endura LC-MS は高感度、究極の稼働率を実現
市神奈川区守屋町、分析機器・理化学機器・医療器具・ラボ用ソフトウェア・研究用試薬の輸入販
売およびサービス)は、米国ミネアポリスで開催された第61回アメリカ質量分析学会(ASMS)年次会
議( 2013年6 月 9 日~13日)で新しく極めて高い感度、生産性、精度、使いやすさで定量分析を変
革するために設計された、新世代のLC-MS 「Thermo Scientific™ Quantiva™(クアンティバ) トリプ
ル四重極質量分析計」と「Thermo Scientific™ Endura™(エンデュラ) トリプル四重極質量分析計」を
発表し、日本でも発売を開始しました。
サーモフィッシャーサイエンティフィックのクロマトグラフィー質量分析部門の研究開発担当 VP、Iain
Mylchreest は次のように述べています。「アプリケーションの進化によって、装置の性能の限界は
塗り替えられていきます。私達は、究極の感度と稼働率を実現するため、一から開発されたまったく
新しい装置プラットフォームを創りあげました。 これと同じように重要なのは優れたユーザーエクス
ペリエンス、簡単なメソッド作成、使いやすいデータ分析およびレビューです。 この製品が現在市場
で最も性能が高く、最も使いやすいトリプル四重極分析計であると思っています。」
TSQ Quantiva トリプル四重極質量分析計は、イオンの生成およびイオン源から検出器への透過効
率を最適化し、超高感度を実現するアクティブイオンマネージメントシステム (AIM) を採用していま
す。これまでの当社製 トリプル四重極質量分析計と比べて、ペプチド定量、メタボロミクス、および
バイオ医薬品の QA/QC を大幅に向上させます。実際の分析例としてオンカラムで 70 アトグラム
の血漿中ベラパミルを高い精度で測定し、かつてないパフォーマンスを実現します。
TSQ Quantiva トリプル四重極質量分析計 は生産性も極めて高く、1 秒あたり 500 チャンネルの
SRM 分析を実行し、シグナルロスなしに 20 ミリ秒で正負の極性切り替えを行えます。 新しいイオ
ンビームガイドとニュートラルブロッカーがアナライザーを汚染から守り、ユーザー側でメンテナンス
が必要な場合も簡単に済むため、生産性が向上します。血清モデルのテストサンプルを使用して保
守が必要になるまでの稼働時間を計測した結果、以前の最高クラスのシステムと比べて約 3 倍に
伸び、シグナルロスはありませんでした。
TSQ Endura トリプル四重極質量分析計は、TSQ Quantiva の先進技術の多くを共有していますが、
上市されているどのトリプル四重極質量分析計よりも高い稼働率を実現できるように設計されてい
ます。 食品検査、環境分析、製薬 QA/QC など、トレースレベルの定量分析が必要な主力アプリケ
ーション向けに設計されています。
共通のイオン源とソフトウェア
TSQ Quantiva トリプル四重極質量分析計 は、同じく ASMS で発表された新製品、Thermo
Scientific™ Orbitrap™ Fusion™ Tribrid™(オービトラップフュージョントライブリッド)質量分析計と同
じイオン源ハウジングを使用しています。 両方とも、ガス配管および電気回路は、イオン源の取り
付け時に自動的に接続され、ESI、APCI、ナノスプレーの各ハウジングとプローブをシステムが自動
的に認識します。ESI、APCIプローブは差し込むだけで交換できる設計です。
この新しいトリプル四重極質量分析計は、Orbitrap Fusion 質量分析計とソフトウェアを共有してい
るため、トレーニング時間を削減でき、簡単に使用することができます。メソッドトランスファーも簡単
で、両質量分析計を使用する創薬および開発研究をサポートします。
Ian Mylchreest はこうも述べています。「使いやすさの改善が今回の新製品開発プロジェクトの重要
な目的でした。私達は多くのお客様が当社のハイブリッドおよびトリプル四重極テクノロジーの両方
を使用していることを知っています。そして、同じラボ内でできるだけ簡単に両システムを活用でき
るような環境を創り上げました。」
サーモフィッシャーサイエンティフィックの新しい質量分析装置の製品の詳しい情報は、下記からご
覧ください。
●Quantiva トリプル四重極質量分析計とEndura トリプル四重極質量分析計についてご興味のある
方は、こちらのウェブサイトからご確認ください。(英語)
http://event1.thermoscientific.com/content/CMD_Transform2013_Overview
●Quantiva トリプル四重極質量分析計とEndura トリプル四重極質量分析計の製品お問い合わせ
はこちらで受け付けております。(日本語)
http://www.thermoscientific.jp/contact/bunseki-contact.html
米国 Thermo Fisher Scientific について
Thermo Fisher Scientific Inc. (NYSE:TMO) は、世界をリードする科学サービス企業です。私たちの
ミッションは、私たちの住む世界を「より健康で、より清潔な、より安全な場所」にするために、お客
様へ製品・サービスを提供することです。130 億ドル近くの収益と 39,000 人の従業員を誇り、医薬・
バイオ企業、病院、臨床診断ラボ、大学、研究機関、公共機関のほか、環境分野・プロセス管理分
野のお客様に貢献します。当社の3 つの強力なブランド、Thermo Scientific、Fisher Scientific、
Unity™ Lab Services は、大切なお客様のために価値を生み出し、常に技術開発を行い、お客様に
選択の幅と利便性、ラボ管理のシングルソリューションを提供しています。当社の製品とサービスは、
お客様の分析に関わる問題を解決し、臨床診断の向上に貢献し、ラボの生産性を向上するお手伝
いをします。
URL: www.thermofisher.com
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社(日本法人)について
米国Thermo Fisher Scientific Inc の日本法人である、サーモフィッシャーサイエンティフィック株式
会社は、総合システム分析機器およびバイオ関連機器、研究用試薬などの販売会社です。日本国
内では横浜、東京、大阪、福岡に拠点を持ち、質量分析計をはじめとする各種分析機器、各種バイ
オ関連機器、計測器、医療機器、ラボ用ソフトウェア、研究用試薬を取り扱っています。
本社:神奈川県横浜市神奈川区守屋町3-9 C-2F 代表取締役社長:イアン・マイケル・スミス
URL: www.thermofisher.co.jp
このリリース内容に関するお問い合わせ先
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社
マーケティングコミュニケーションズ部
電話 045-453-9212
URL: http://www.thermoscientific.jp/
Email: analyze.jp@thermofisher.com
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