ASEAN諸国のための石油セキュリティ構築支援研修を実施
~人材育成により、ASEAN諸国の備蓄体制整備に貢献~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、6月15日(月)から6月19日(金)の期間で、経済産業省資源エネルギー庁と協力し、ASEAN諸国の石油政策を担当する局長級幹部7名を招聘し、「ASEAN諸国のための石油セキュリティ構築支援研修」を初めて実施しました。
ASEAN諸国の石油需要は今後も増加を続けることが見込まれています。こうした状況を踏まえ、ASEAN各国は、石油備蓄体制の強化等を含む石油セキュリティの構築に向けた努力を進めています。
世界的な石油供給途絶時を想定した場合、日本を含むアジア地域全体のエネルギーセキュリティを向上させるためには、ASEAN諸国の石油備蓄体制の強化等を含めた石油セキュリティを構築することが重要であることから、JOGMECはASEAN諸国の石油備蓄体制整備等に対して協力、働きかけを行っています。本研修は、こうした協力の一環として初めて実施したものです。
本研修では、ASEAN各国から参加した石油政策を担当する局長級幹部7名に対し、日本の石油政策、石油分野における対ASEAN協力事業などについての研修や国家石油備蓄基地、製油所等の現地視察の受入れを行いました。また、国際エネルギー機関(IEA)、ASEAN Center for Energy(ACE:石油備蓄等ASEANエネルギー協力の事務局)、ASEAN Council on Petroleum(ASCOPE:石油供給途絶時におけるASEANの緊急時対応事務局)の参加を得て、ASEANにおける石油備蓄のあり方や石油供給途絶時の対応などについて現状の課題や今後の協力の方向性についての意見交換等を行いました。
JOGMECは、今後もこうした研修等を通じ、ASEAN 諸国の備蓄体制整備への協力、働きかけの推進等により、日本を含むアジア地域のエネルギーセキュリティの向上に貢献してまいります。
■ 研修の概要
名称 | ASEAN諸国のための石油セキュリティ構築支援研修 |
実施期間 | 6月15日(月)~ 6月19日(金) |
参加者 | ASEAN各国の石油政策を担当する局長級幹部7名(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムの計7か国)、IEA、ACE、ASCOPE |
場所 | JOGMEC、経済産業省等 |
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