戸板女子短大×変なホテル~デッドスペースをZ世代の力で新たな「宝の山」に変える~実践型産学連携プロジェクト開始!
日本の未来を担うZ世代が創る、ホテル完結型「手ぶら着物体験」で急増するインバウンド需要を掴む

■Z世代のアイデアで、ホテルの課題を解決。実践型産学連携プロジェクトが始動

戸板女子短期大学(所在地:東京都港区、学長:白川はるひ)の学生10名が、2025年7月1日、HISグループ(本社:東京都港区)が運営する「変なホテルプレミア東京 浅草田原町」に対し、館内のデッドスペースを活用し、年商約6,000万円の売上を見込む新たなビジネスを提案した。本プロジェクトはアイデア提案に留まらず、すでに新たなビジネスに賛同する運営会社への提案も終わり、今秋の実現を目指して具体的に内容を進めています。
■背景:両者の成長戦略が一致。新たな価値を共創する産学連携
HISグループが運営する「変なホテル」は、高い稼働率で国内外から多くの旅行者を魅了する一方、館内資産のポテンシャルを最大限に引き出し、宿泊体験の価値をさらに高める新たなサービス展開を模索していました。特に、急増するインバウンド需要を背景に、宿泊事業に加えた新しい収益の柱を構築することが、次の成長に向けた重要なテーマとなっていました。
時を同じくして、戸板女子短期大学では「個性を磨き、社会で輝く女性」の育成を掲げ、社会のリアルな課題解決に学生が挑戦する実践的な教育へと改革を進めていました。ビジネスの最前線で主体的に学ぶ機会こそが、社会で即戦力となる人材を育む上で不可欠だと考えていたのです。
新たな事業で成長を目指す企業と、実践的な学びで学生を成長させたい大学。両者のビジョンがまさに一致し、今回の価値共創プロジェクトが始動するに至りました。
■提案内容:デッドスペースから生まれる、新しい「手ぶら着物体験」


提案の舞台は、これまで有効活用されていなかった約150㎡の待合スペースです。
入口は和風で雰囲気があるものの、テーブルと椅子、マンガコーナーやクレーンゲーム機が置かれているお客様用のフリースペースでした。この「デッドスペース」を、収益を生む「宝の山」へと変えるのが、今回のビジネスプランです。
圧倒的な「手ぶら」体験と利便性
卓越したロケーションを誇る「変なホテルプレミア東京 浅草田原町」内で、着付け、ヘアメイク、プロによる写真撮影までをワンストップで提供。 観光客は移動の手間なく、すぐ着物姿で浅草観光に出かけることができます。 さらに、着用後の着物はホテルで返却可能なため、時間を気にせず心ゆくまで観光を楽しめるという、徹底した「手ぶら」と利便性を実現します。
プロが提供する「本物」のおもてなし
経験豊富なプロの着付け師とヘアメイクアップアーティストが、本格的な着物姿をプロデュースします。 さらに、プロの写真家がホテル内の特設セットや浅草の象徴的なロケーションで撮影を行い、旅の思い出を高品質な形で残します。
継続的な成長を見込む持続可能なビジネスモデル
この取り組みは一過性のイベントではなく、継続的に収益を上げるビジネスモデルとして設計。まずは秋の実施に向けた計画を進めており、収支が見込めた場合は継続的なホテル内コンテンツとして展開を目指します。戸板女子短期大学では、将来的には週 2〜3 回の定期開催や、宿泊客以外へのサービス提供、日本文化体験など追加コンテンツも視野に入れ、事業の拡大を図ります。
■企業のメリットを最大化する、新しい産学連携の形

本プロジェクトは、「自分を変えたい」と強く願い、自ら手を挙げた選抜学生10名のみが参加できる特別な授業「プロジェクト演習」の一環です。特徴的なのは、学生がアイデアを出すだけでなく、企業交渉や予算管理、プロモーション戦略まで主体的に担っている点です。
さらに、株式会社マイナビで事業推進部責任者を務めた吉田氏が指導役として参画。これにより、Z世代の斬新な感性と、ビジネスの第一線で培われた実務家の視点が融合し、アイデアの品質を担保しています。企業にとっては、Z世代向けのリアルなアイデアと、事業化を見据えた具体的な提案を同時に得られるという大きなメリットがあります。

本プロジェクトは、学生の成長と企業の発展を両立させる、新しい産学連携の形を提示しています。
■戸板女子短期大学について
戸板女子短期大学は、東京都港区に位置し、「個性を磨き、社会で輝く女性」の育成を目指しています。 専門分野の学びはもちろん、PBL型授業を多く導入し、学生が主体的に学び、社会で活躍できる人材育成に注力。 浅草地域との連携も深め、今後も地域貢献と学生の成長を両立させる取り組みを推進します。
■変なホテルについて
HISグループ が展開する、先進技術を導入したホテル。 「変」は「変わり続ける」という意志を表し、一つの型に囚われず時代やニーズに応じて進化を続けることを約束しています。現在、国内外で展開し、ワクワクと感動に満ちた滞在を提供しています。
■TOITA PBL(戸板プロジェクト演習)とは
戸板女子短期大学の「TOITAプロジェクト演習」は、年間30を超える企業と連携し、学生がリアルなビジネス課題に挑む実践型の教育プログラムです。カッパ寿司とのスイーツ開発や、日東紅茶の新パッケージ提案、空き物件を活用したテイクアウトスイーツ店舗の立ち上げなど、学生たちは企業の現場で「考え、提案し、実行する」体験を積み重ねています。
授業は専任教員に加え、現役ビジネスパーソンも講師として参画。Z世代ならではの感性やSNS世代の発信力が、企業にとっても新たな価値創出の源となっています。学生は単なる“学習者”ではなく、“共創者”として企業と社会に関わる実践の場がここにはあります。
この取り組みは、教育とビジネスの境界を越え、地域や社会を巻き込みながら、未来を切り拓くモデルケースです。企業にとっても若者の生の声に耳を傾け、新たなブランド戦略や商品開発の起点を見出す貴重な機会となっています。
■お問い合わせ先
戸板女子短期大学 広報担当
📧 Mail:info@toita.ac.jp
📞 TEL:03-3452-4161
🌐 公式サイト:https://www.toita.ac.jp/
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