180mL日本酒アルミ缶『KURA ONE』 - 海外試飲会来場者の3人に1人が事前購入予約に登録
8月3日11時より応援購入Makuakeにて国内向け先行予約特別販売を開始
地域産品の魅力を世界に届けるアイディーテンジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:澤田且成)は、2023年1月販売開始予定の180mLアルミ缶の日本酒ブランド「KURA ONE」の海外テストマーケティングを、2022年7月2日〜15日にわたって、フランス、ドイツ、マケドニアで実施し、来場者の3人に1人が事前購入予約に登録する結果となりました。
■KURA ONEとKURA ONEコレクションが届ける日本酒体験
KURA ONEは、「新しい日本酒体験を届ける」をビジョンにかかげ、”届かない”を”届ける”に変えることに挑戦する、180mL日本酒アルミ缶ブランドです。日本酒の楽しみ方・驚きの体験をストーリーとして言語化し、そのストーリーが体験できる日本酒を180mLでお届けします。
「届かないを届ける」とは、これまでロジスティクスが未整備で届かなかった世界の小さなニーズに届けること、そして、国内外を含め日本酒を体験していない若い世代に、日本酒の驚きの体験を届けることを意味します。KURA ONEは、この「届かないを届ける」をコンセプトにしたブランドムービーを公開しました。
KURA ONEは国内外で受賞歴のある酒蔵が醸す日本酒から厳選し、「KURA ONEコレクション」として商品化します。KURA ONEの目的は、日本酒の世界市場におけるブランド化、そして、小さな酒蔵のファンを世界中で発掘し、酒蔵と消費者が直接つながる世界です。そのため、酒蔵承認のもと市場流通している720mLのお酒を同じ酒質のまま180mL缶に充填し、KURA ONEとして一貫したデザインレイアウトの中に、個々の銘柄を連想させるラベルデザインを取り入れています。KURA ONEコレクションは、酒蔵公認の180mLアルミ缶なのです。
KURA ONEは、同社が提供する「Japanpage:Delivery」サービスを利用して配送します。実証実験では、世界50カ国への配送を行い、独自開発の梱包材によって、常温では一本の破損もありませんでした。KURA ONEは、配送実績のある50カ国 (*)だけでなく、合計100カ国以上への配送を可能にする諸条件を満たしています。つまり、国内47都道府県はもちろん、世界100カ国以上 (*) から注文することが可能です。
* BtoC向けの場合
■KURA ONEコレクションが届けるストーリーと日本酒
KURA ONEコレクションは6テーマ21銘柄から開始します。2023年1月からは、1ヶ月に1テーマのセットをお届けするサブスクリプションサービスとしての販売を予定しています。今後、日本酒の新しい体験に相応しいストーリーを追加しながら、具体的な体験を可能にする銘柄を発掘し追加していく予定です。
[KURA ONEコレクション]
a. 米種類の違いから味わいの個性を楽しむ
- 臥龍梅 五百万石 純米吟醸 /三和酒造株式会社 (静岡)
- 臥龍梅 山田錦 純米吟醸/三和酒造株式会社 (静岡)
- 臥龍梅 誉富士 純米吟醸/三和酒造株式会社 (静岡)
- 臥龍梅 美山錦 純米吟醸/三和酒造株式会社 (静岡)
b. 原酒の濃厚な日本酒を楽しむ
- 霞城寿 雪女神 純米大吟醸 原酒/寿虎屋酒造株式会社 (山形)
- 七冠馬 特別純米 原酒/簸上清酒合名会社 (島根)
- 千福 純米大吟醸 無濾過原酒/株式会社三宅本店 (広島)
c. バナナやリンゴといった新感覚の香りを楽しむ
- ZAO 純米吟醸 K /蔵王酒造株式会社 (福島)
- 千代むすび 五百万石 純米/千代むすび酒造株式会社 (鳥取)
- 百春 美濃錦 純米吟醸/株式会社小坂酒造場 (岐阜)
d. 花酵母の日本酒を楽しむ
- 天吹 雄町 純米 山廃 マリーゴールド酵母/天吹酒造合資会社 (佐賀)
- 天吹 雄町 純米大吟醸 生もと しゃくなげ酵母/天吹酒造合資会社 (佐賀)
- 天吹 雄町 純米吟醸 いちご酵母/天吹酒造合資会社 (佐賀)
- 天吹 純米大吟醸 りんご酵母/天吹酒造合資会社 (佐賀)
e. 新感覚の日本酒の辛口を楽しむ
- 春鹿 超辛口 純米/株式会社今西清兵衛商店 (奈良)
- 米鶴 超辛 純米/米鶴酒造株式会社 (山形)
- 幸姫 辛口 純米/幸姫酒造株式会社 (佐賀)
- 千代むすび じゅんから 純米辛口/千代むすび酒造株式会社 (鳥取)
f. Champion Sake受賞日本酒を楽しむ
- 南部美人 特別純米/株式会社南部美人 (岩手)
- 勝山 献 純米吟醸/仙台伊澤家勝山酒造株式会社 (宮城)
- 山吹 熟成古酒 ゴールド/金紋秋田酒造株式会社 (秋田)
■KURA ONEコレクションが届けるアソートボックス
KURA ONEコレクションは、サブスクリプションのほか、特定のテーマによってキュレーションされた商品群をアソートボックスとして販売します。まずは、酒器と合わせる「日本酒 × 伝統工芸」からスタート。その後、「日本酒 × GI (地理的表示)」「日本酒 × テロワール」「日本酒 × 飲むシーン」「日本酒 × 届ける目的」などをテーマとしたセットを展開予定です。
g.酒器の形状が変わると味も変わるを楽しむ
国内外のミシュランスターレストランでも採用される木本硝子の日本酒専用グラス酒器4種
- 華 (華やかな香りの大吟醸に合う esStem01 160mL)
- 爽 (すっきりと喉越しのよい純米吟醸や発泡清酒に合う esSlim01 120mL)
- 醇 (ふくよかな味わいの古酒や原酒と合う esRock01 100mL)
- 和 (応用シーンが広い万能グラス Mai3small 110mL)
h. 酒器の素材が変わると味も変わるを楽しむ
日本の伝統工芸に技術によってつくられた異なる素材の酒器3種
- 錫(能作 90cc)
- 陶器(信楽焼 90cc)
- 磁器(九谷焼 70cc)
i.お酒を注ぐと桜が咲く酒器を楽しむ
世界中のメディアで大注目されている丸モ高木陶器の温度でデザインが変化する酒器
- 冷感桜 平盃ペアセット(70cc)
*杯に冷たい飲み物を注ぐと桜の花が鮮やかに色づきます。杯が17℃以下になると色が変化し、常温になると元に戻るため繰り返し変化を楽しむことができます
■デジタルツールと連携するKURA ONE
KURA ONEは、同社が近日公開するベータ版スマートフォンアプリ (Japanpage:Picks) と連携し、日本酒を軸にした世界中のユーザーとのソーシャルコミュニティの形成を推進していきます。KURA ONEのアルミ缶容器には、i) 商品詳細 / 酒蔵情報 / ニュースやお知らせ、ii) 720mLを購入できるショップ一覧、iii) KURA ONE ブランドページのストーリー、へリンクするQRコードが印刷されます。商品詳細 / 酒蔵情報 / ニュースやお知らせには、「いいね」「シェア」「コメント投稿」といったソーシャル機能が搭載されています。
■海外3カ国の試飲会およびオンラインマーケティングの結果、486人が事前登録
KURA ONEの販売開始は2023年1月を予定しています。先行して2022年7月2日〜15日に、フランス、ドイツ、マケドニアの3カ国で試飲会イベントを実施し、受容性・需要性を確認したところ、3人に1人の参加者が事前購入予約に登録する結果となりました。また、海外市場ではオンラインでの告知も行い、2022年8月1日朝の時点で、試飲会参加者およびオンラインユーザー8,610人のユニークユーザーに対して486名 (5.6%)が事前予約購入希望リストに登録を済ませるといった結果となりました。
フランス、ドイツ、マケドニアで開催された試飲会の概要と来場者からのコメントは次の通りです。
[フランス]
7月2日〜4日の3日間、パリ郊外で日本の夏祭りをテーマにしたイベント「MATSURI」に出展。テーブル訪問者226名、登録者数26名程度 (*)。パッケージデザインが高評価で、「モダン」「かわいい」「かっこいい」という反響が多く集まり、SNSに写真の投稿する様子がたくさん見られました。
*登録者数は来場者の会場および会場以外からの登録も含めた推定値
敷居が高くなりがちな日本酒ですが、アルミ缶入りの日本酒は「気軽に手が出せそう」というコメントも。また、容器からそのまま飲むことができるため、「何を飲んでいるのかわかりやすいのがいい」という感想もありました。
[ドイツ]
KURA ONE試飲会イベントをベルリンで3回にわたり開催。来場者160名、登録者数86名程度。日本酒を初めて飲むという人が多く集まりました。サイズが手ごろながらも、きちんとそれぞれのお酒のストーリーを知ることができたほか、国内外の品評会で受賞した日本酒のみを扱っているというクオリティの高さが評価されました。EUの他国の事業者からも問い合わせが相次いでおり、ドイツに留まらない展開が期待されます。
[マケドニア]
KURA ONE試飲会イベントをスコピエで開催。来場者150名、登録者数67名程度。日本酒に関心のある一般消費者やさまざまな事業の創業者が参加しました。日本酒の種類、製造方法、味わいの違いなどの説明を受け、日本から直送されたさまざまな種類の日本酒を試すことができたことが、記憶に残る体験になったようです。日本酒に関わる専門家も参加されましたが、日本酒の幅広さと情報を提供できたイベントとして高い評価を受けました。また一貫したラベルデザインは、飲むシーンや体験を提供する意味で必須とのコメントもありました。
■180mi日本酒アルミ缶ブランド「KURA ONE」はなぜ生まれたのか?
これまで、アイディーテンジャパン株式会社は、世界市場で日本の地域産品の魅力を磨き、評価する「Japanpage:プロジェクト」を実行してきました。地域産品の代表格の1つである日本産酒類は、日本ならではの風土と職人の技術の結晶であり、世界に誇るブランドになりえる存在だと信じています。しかし、ブランドとは、届いて、手にして、経験しなければ、根付いたブランドになりません。
1. 軽量化
そこで、ロジスティクスのボトルネックをリサーチし、日本酒を一本から世界中に届けられる越境EC&小口空輸配送サービス「Japanpage:Sake」をソフトリリースしました。日々の配送作業に取り組む中で見えてきたのは、空輸配送の料金算出項目である「総重量」の課題です。720mLの総重量は1200g、お酒が720gに対して容器は480g、つまり40%が容器の重量となります。180mLの小瓶だと総重量は360gとなり、50%を容器が占めることになってしまいます。
2. 少量化
ユーザーへのヒヤリングからは、「720mLでは大きすぎる」といった声も多くありました。720mLサイズの瓶は、開封後、飲みきりまで時間がかかり、空気に触れる時間が長くなるため劣化が進んでしまう課題もあります。日本酒のユーザー層を広げる場合、サイズそのものを検討する必要がありました。
4. 紫外線カット
また透明なガラス容器の場合、蛍光灯や日光からの紫外線に触れてしまうと、劣化臭が生まれますが、日本酒の適切な保存方法を知らない場合、取扱方法を伝えることが課題となります。
5. 複数本配送
そこで生まれたのが、180mL日本酒アルミ缶ブランド「KURA ONE」です。180mLの場合、アルミ缶の重さ (19g) はガラス瓶の10分の1。サイズではなく重量で配送料が決まる国際便にとっては、価格を抑えるための大きなアドバンテージとなります。例えば、重量の上限2kgの安価な郵送サービスの場合、梱包材の重量を考慮すると、四合瓶では1本しか送れませんが、180mLのアルミ缶なら4本送ることができます。これから日本酒を始まる方にとっても、また銘酒を飲み比べる方にとっても、これまでにはなかった“日本酒のある日”が可能になるのです。
6. 国内/海外仕様ラベル
KURA ONEの目的は、既存の四合瓶商品の「先発部隊」となること。KURA ONEコレクションのラベルデザインは国内/海外仕様になっています。また四合瓶の既存商品を連想できるように設計されています。KURA ONEコレクションからお酒のファンになり、720mlを見たときにブランド名や商品名を覚えられなくても、ひと目で同じお酒であることがわかります。
7. 市場流通商品への誘導
また、缶に印刷されたQRコードを読み込むと、その四合瓶商品を取り扱っているレストランやショップのリストが表示されます。このように、「小容量から試して、気に入ったら四合瓶を購入する」という導線を作ることができるのがKURA ONEというブランドなのです。
■国内向けに8月3日11時から応援購入Makuakeにおいて先行予約特別販売を開始
KURA ONEは2023年1月から正式販売を開始します。先立って、海外では事前予約購入希望者の募集を開始しています。
国内市場向けには応援購入Makuakeに参加し、8月3日11時より先行予約特別販売を開始します。Makuakeでは、販売枠に制限があるリターンなど、Makuake特別版が提供されます。詳細はKURA ONEページをご覧ください。
KURA ONEページ
https://sake.japanpage.jp/pages/kuraone-makuake
▶︎KURA ONE
KURA ONEは、「新しい日本酒体験を届ける」をビジョンにかかげ、”届かない”を”届ける”に変える挑戦をする、180mL日本酒アルミ缶ブランドです。日本酒の楽しみ方・驚きの体験をストーリーとして言語化し、そのストーリーが体験できる日本酒を、国内外で受賞歴のある酒蔵が醸す市場流通商品から厳選し、KURA ONEコレクションとして商品化します。
容器に印刷されたQRコードを読み取ると、商品 / 酒蔵の詳細や、商品へのコメントが閲覧できるスマートフォンアプリと連動しています。180mLなのに196gしかない軽量、アルミ素材のため、日本酒の天敵「蛍光灯」「日光」を遮断するので安心して保管できます。
KURA ONEは、日本酒の世界市場におけるブランド化、そして、小さな酒蔵のファンを世界中で発掘し、酒蔵と消費者が直接つながる世界を目指しています。そのため、KURA ONEとしての一貫したデザインレイアウトに、個々の720mL日本酒を連想するラベルデザインを取り入れたデザイン設計を行なっています。
▶︎アイディーテンジャパン株式会社
会社名:アイディーテンジャパン株式会社
住所:東京都目黒区上目黒1-5-10 中目黒マンション405
設立:2008年10月
代表:澤田且成
URL:https://id10.jp/
事業内容:1) 日本酒・茶・伝統工芸のPR / 販売促進企画、買取型越境ECサイト「Japanpage:Sake ( https://sake.japanpage.jp/ )」運営、日本酒アプリ「Japanpage:Picks ( https://sake.japanpage.jp/pages/picks )」運営、2) ブランディングに関するコンサルティング・講演
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